中世初期ポー河デルタ近隣における集落間の社会経済的関係の解明
中世初期ポー河デルタ近隣における集落間の社会経済的関係の解明
批准号:
19K01081
负责人:
城戸 照子
金额:
$2.0万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
イタリア史研究会編(2022)『イタリア史のフロンティア』第Ⅰ部 環境・空間・地域-第2章「小都市の持続可能性 - ポー河デルタ地帯のコマッキオ集落」において、アドリア海沿岸の小集落だったコマッキオが、8-9世紀にヴェネツィアと競合しつつ製塩と塩商業でイタリア北東部の流通圏で活動していたことを示した。遠隔地商業の拠点として成長するヴェネツィアとの競合で後れをとったが、排除されるのではなく、コマッキオはポー川流域の在地商業で、商業ネットワークのカテゴリにおいてヴェネツィアと分業するかたちで、一定の役割を果たした。中世世紀以降も政治的な帰属(封建領主・教皇)を変えつつ、アドリア海沿岸の小都市として存続した。現在では第二次世界大戦後の大規模な干拓により中洲の小島が地続きになる一方、内部にラムサール条約による広大な湿地帯を保存して、環境保護を重視する自然公園を維持している。ヴェネツィアになれなかった平凡な小集落と表現されるが、アドリア海沿岸とポー川流域が交差する地域の拠点として、現在に至る独自の地位を維持している。イタリアの都市史において、大都市と有力な領域都市国家だけでなく、在地の下位ネットワークにおける小都市が地域を有機的につなぐ役割をもつ、というモデルを提示した。また、政治的な枠組みをより明確にした地域史を考え、ヴェネツィアとコマッキオという領域と、ラヴェンナとチェルヴィアというふたつの領域を区分することを提示している。特に考古学研究による発掘資料(アンフォラなどの焼き物・容器)を指標として、アドリア海沿岸に、小さな経済領域が複数連なるモデルを想定している。製塩地も、キオッジャ(ヴェネツィア近郊)、コマッキオ、チェルヴィアと点在しているため、複数の塩商業の流通経路の検討につなぐことができる。
英文摘要
イタリア史研究会編(2022)『イタリア史のフロンティア』第Ⅰ部 環境・空間・地域-第2章「小都市の持続可能性 - ポー河デルタ地帯のコマッキオ集落」において、アドリア海沿岸の小集落だったコマッキオが、8-9世紀にヴェネツィアと競合しつつ製塩と塩商業でイタリア北東部の流通圏で活動していたことを示した。遠隔地商業の拠点として成長するヴェネツィアとの競合で後れをとったが、排除されるのではなく、コマッキオはポー川流域の在地商業で、商業ネットワークのカテゴリにおいてヴェネツィアと分業するかたちで、一定の役割を果たした。中世世紀以降も政治的な帰属(封建領主・教皇)を変えつつ、アドリア海沿岸の小都市として存続した。現在では第二次世界大戦後の大規模な干拓により中洲の小島が地続きになる一方、内部にラムサール条約による広大な湿地帯を保存して、環境保護を重視する自然公園を維持している。ヴェネツィアになれなかった平凡な小集落と表現されるが、アドリア海沿岸とポー川流域が交差する地域の拠点として、現在に至る独自の地位を維持している。イタリアの都市史において、大都市と有力な領域都市国家だけでなく、在地の下位ネットワークにおける小都市が地域を有機的につなぐ役割をもつ、というモデルを提示した。また、政治的な枠組みをより明確にした地域史を考え、ヴェネツィアとコマッキオという領域と、ラヴェンナとチェルヴィアというふたつの領域を区分することを提示している。特に考古学研究による発掘資料(アンフォラなどの焼き物・容器)を指標として、アドリア海沿岸に、小さな経済領域が複数連なるモデルを想定している。製塩地も、キオッジャ(ヴェネツィア近郊)、コマッキオ、チェルヴィアと点在しているため、複数の塩商業の流通経路の検討につなぐことができる。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
イタリア史のフロンティア
意大利历史的前沿
DOI:
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发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[イタリア史研究会, 佐藤公美]
通讯作者:
佐藤公美
農地契約分析による8-10世紀イタリアトゥスキア地域の農村構造と変動の解明
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批准号:06730043
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1994
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负责人:城戸 照子
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依托单位:
海外基金