喫煙によるCOPD患者とその家族の呼吸機能検査について
喫煙によるCOPD患者とその家族の呼吸機能検査について
批准号:
23931032
负责人:
根路銘 国政
金额:
$0.26万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2011
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2011 至 --
中文摘要
【研究目的】喫煙によってCOPD(慢性閉塞性肺疾患)や肺がんの発生率の増加が懸念されている。一方、受動喫煙の健康被害の重要性も強調されているが、その健康被害の実態についての報告は少ない。特に、COPD患者の家族が受けた影響に関して調査検討した報告はほとんどない。そこで、本研究はCOPD患者の家族が受動喫煙として受けた影響を呼吸機能検査によって客観的に評価することを目的とする。【研究方法】琉球大学医学部附属病院に通院中のCOPDの患者で本研究参加に同意した本人、および喫煙をしないその家族(妻等)を対象とした。調査項目は(1)COPD質問票、(2)一酸化炭素ガス濃度分析、(3)呼吸機能検査による肺活量(VC)、一秒量(FEV1.0)、V25、残気率(RV/TLC)、肺拡散能力(DLco)の測定。測定値は、年齢、性別、身長から求められる予測値に対する比率で評価した。COPD群と家族群に分け、カイ2乗検定、t-検定を用いて統計学的に解析した。【研究成果と考察】対象者は16組32名。COPD群が男性16名、家族群が女性16名、平均年齢±標準偏差は、COPD群70.5±7.5、女性68.6±7.3歳。COPD質問票では、COPD群24.5±4.8点、家族群8.5±4.8点であった(p<0.0001)。肺機能検査は、一秒量(FEV1.0)、残気率(RV/TLC)、肺拡散能力(DLco)はいずれも家族群は正常範囲内で、COPD群との間に有意差が確認された(p<0.0001、p<0.0114、p<0.0001)。しかし、末梢気道障害の検出に鋭敏なV25は家族群で予測値に対して50.5±5.0%と低値であった。一酸化炭素ガス濃度は両群低値で、現在も喫煙を続けている者が少なかった結果と考えられる。今後もCOPDの増加する状況で、受動喫煙による健康被害の増加が懸念されるが、今回の研究では、受動喫煙者も少なからず呼吸機能に影響を受けている可能性が明らかにされた。今後、受動喫煙の暴露状況・程度による肺機能障害への影響と相関を評価する必要があると思われる。
英文摘要
【研究目的】喫煙によってCOPD(慢性閉塞性肺疾患)や肺がんの発生率の増加が懸念されている。一方、受動喫煙の健康被害の重要性も強調されているが、その健康被害の実態についての報告は少ない。特に、COPD患者の家族が受けた影響に関して調査検討した報告はほとんどない。そこで、本研究はCOPD患者の家族が受動喫煙として受けた影響を呼吸機能検査によって客観的に評価することを目的とする。【研究方法】琉球大学医学部附属病院に通院中のCOPDの患者で本研究参加に同意した本人、および喫煙をしないその家族(妻等)を対象とした。調査項目は(1)COPD質問票、(2)一酸化炭素ガス濃度分析、(3)呼吸機能検査による肺活量(VC)、一秒量(FEV1.0)、V25、残気率(RV/TLC)、肺拡散能力(DLco)の測定。測定値は、年齢、性別、身長から求められる予測値に対する比率で評価した。COPD群と家族群に分け、カイ2乗検定、t-検定を用いて統計学的に解析した。【研究成果と考察】対象者は16組32名。COPD群が男性16名、家族群が女性16名、平均年齢±標準偏差は、COPD群70.5±7.5、女性68.6±7.3歳。COPD質問票では、COPD群24.5±4.8点、家族群8.5±4.8点であった(p<0.0001)。肺機能検査は、一秒量(FEV1.0)、残気率(RV/TLC)、肺拡散能力(DLco)はいずれも家族群は正常範囲内で、COPD群との間に有意差が確認された(p<0.0001、p<0.0114、p<0.0001)。しかし、末梢気道障害の検出に鋭敏なV25は家族群で予測値に対して50.5±5.0%と低値であった。一酸化炭素ガス濃度は両群低値で、現在も喫煙を続けている者が少なかった結果と考えられる。今後もCOPDの増加する状況で、受動喫煙による健康被害の増加が懸念されるが、今回の研究では、受動喫煙者も少なからず呼吸機能に影響を受けている可能性が明らかにされた。今後、受動喫煙の暴露状況・程度による肺機能障害への影響と相関を評価する必要があると思われる。
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