プロテインホスファターゼ2Aの74kDa調節サブユニットδの機能解析
プロテインホスファターゼ2Aの74kDa調節サブユニットδの機能解析
批准号:
09770081
负责人:
田邉 修
金额:
$1.22万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1997
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1997 至 1998
中文摘要
1. 研究の背景プロテインホスファターゼ2A(PP2A)は真核生物に広く分布し,代謝調節,細胞周期,DNA複製,細胞骨格の制御など多彩な細胞機能において重要な役割をになう。哺乳類のPP2Aは,触媒サブユニットCと調節サブユニットAとが結合した2量体,あるいはこれに第3のサブユニットが結合した3量体である。第3のサブユニットは複数の分子種からなる調節サブユニットで,B,B',δおよびPR72の各サブユニットが存在する。このうちδとB'とは高い類似性を有しており,一つのファミリー(δ/B'ファミリー)を構成する。δ/B'ファミリーはヒトでは5つの遺伝子にコードされる。これらの調節サブユニットはPP2Aの基質特異性や細胞内局在を制御しており,このようなサブユニット構造の多様性がPP2Aの機能の多様性の基盤となる。2. 研究成果分裂酵母にもδ/B'ホモログの遺伝子が2つ存在することを見いだし,pbp1^+,pbp2^+と命名した。PbP1^+遺伝子産物は548アミノ酸残基,pbp2^+遺伝子産物は627アミノ酸残基からなると推定された。これらとδとは約400アミノ酸残基にわたって,50%以上のアミノ酸が一致していた。pbp1^+遺伝子破壊株では,YPD培地上で低温および高温感受性の増殖障害が認められた。この増殖障害はpbp1^+とpbp2^+の二重破壊株ではより顕著であった。また,pbpl^+破壊株では,隔壁をもつ細胞の増加がみられた。pbp1^+,pbp2^+二重破壊株では,隔壁をもつ細胞がさらに増加し,細胞の伸長と多隔壁化がみられた。この二重破壊株では,細胞の枝分かれや,無核の細胞も認められた。以上の結果から,pbp1^+とpbp2^+は,細胞増殖,細胞質分裂,細胞の極性の制御,有糸分裂における染色体の分離などにおいて,一部重複した機能をはたしていることが明らかになった。pbp1^+破壊株にみられる異常は,ヒトδのcDNAを導入することにより抑圧されたことから,δの機能は進化の過程で高度に保存されていることがわかった。
英文摘要
1. 研究の背景プロテインホスファターゼ2A(PP2A)は真核生物に広く分布し,代謝調節,細胞周期,DNA複製,細胞骨格の制御など多彩な細胞機能において重要な役割をになう。哺乳類のPP2Aは,触媒サブユニットCと調節サブユニットAとが結合した2量体,あるいはこれに第3のサブユニットが結合した3量体である。第3のサブユニットは複数の分子種からなる調節サブユニットで,B,B',δおよびPR72の各サブユニットが存在する。このうちδとB'とは高い類似性を有しており,一つのファミリー(δ/B'ファミリー)を構成する。δ/B'ファミリーはヒトでは5つの遺伝子にコードされる。これらの調節サブユニットはPP2Aの基質特異性や細胞内局在を制御しており,このようなサブユニット構造の多様性がPP2Aの機能の多様性の基盤となる。2. 研究成果分裂酵母にもδ/B'ホモログの遺伝子が2つ存在することを見いだし,pbp1^+,pbp2^+と命名した。PbP1^+遺伝子産物は548アミノ酸残基,pbp2^+遺伝子産物は627アミノ酸残基からなると推定された。これらとδとは約400アミノ酸残基にわたって,50%以上のアミノ酸が一致していた。pbp1^+遺伝子破壊株では,YPD培地上で低温および高温感受性の増殖障害が認められた。この増殖障害はpbp1^+とpbp2^+の二重破壊株ではより顕著であった。また,pbpl^+破壊株では,隔壁をもつ細胞の増加がみられた。pbp1^+,pbp2^+二重破壊株では,隔壁をもつ細胞がさらに増加し,細胞の伸長と多隔壁化がみられた。この二重破壊株では,細胞の枝分かれや,無核の細胞も認められた。以上の結果から,pbp1^+とpbp2^+は,細胞増殖,細胞質分裂,細胞の極性の制御,有糸分裂における染色体の分離などにおいて,一部重複した機能をはたしていることが明らかになった。pbp1^+破壊株にみられる異常は,ヒトδのcDNAを導入することにより抑圧されたことから,δの機能は進化の過程で高度に保存されていることがわかった。
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Yasumasa Nishito: "Direct metal analyses of Mn^<2+>-dependent and -independent protein phosphatase 2A from human erythrocytes detect zinc and iron only in Mn^<2+>-dependent one" FEBS Letters. in press. (1999)
Yasumasa Nishito:“对来自人红细胞的 Mn^2 依赖性和非依赖性蛋白磷酸酶 2A 进行直接金属分析,仅在 Mn^2 依赖性蛋白磷酸酶 2A 中检测到锌和铁” FEBS Letters。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Hirofumi Usui: "Activation of protein phosphatase 2A by cAMP-dependent protein kinase-catalyzed phosphorylation of the 74-kDa B" (δ) regulatory subunit in vitro and identification of the phosphorylation sites" FEBS Letters. 430. 312-316 (1998)
Hirofumi Usui:“cAMP 依赖性蛋白激酶催化的 74-kDa B 磷酸化激活蛋白磷酸酶 2A”(δ) 体外调节亚基和磷酸化位点的鉴定”FEBS Letters. 430. 312-316 (1998)
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发表时间:
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影响因子:
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作者:
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通讯作者:
Osamu Tanabe: "Molecular heterogeneity of the cDNA encoding a 74-kDa regulatory subunit (B″orδ) of human protein phosphatase 2A." FEBS Letters. 408. 52-56 (1997)
Osamu Tanabe:“编码人蛋白磷酸酶 2A 74-kDa 调节亚基(B”或δ)的 cDNA 的分子异质性。FEBS Letters 408. 52-56 (1997)。
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
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通讯作者:
田邉修: "細胞機能におけるプロテインホスファターゼ2Aの意義" 蛋白質 核酸 酵素. 43・8. 1013-1020 (1998)
田边修:“蛋白质磷酸酶 2A 在细胞功能中的意义”蛋白质核酸酶 43・8(1998)。
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发表时间:
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作者:
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通讯作者:
田邊 修: "プロテインホスファターゼ2Aの多様性と意義" 生化学. 69. 1110-1113 (1997)
Osamu Tanabe:“蛋白磷酸酶 2A 的多样性和意义”生物化学 69. 1110-1113 (1997)。
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
共 6 条
Whole-genome sequence analysis of radiation-induced mutations in human hematopoietic stem cells
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批准号:22K12388
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2022
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负责人:田邉 修
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依托单位:
細胞分裂期におけるプロテインホスファターゼ2Aの機能
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批准号:11143210
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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资助金额:$1.22万
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财政年份:1999
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负责人:田邉 修
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依托单位:
プロテインホスファターゼ2Aの74KD調節サブユニットδの一次構造解析
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批准号:07770084
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1995
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负责人:田邉 修
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依托单位:
プロテインホスファターゼ2Aの74KDの調節サブユニットδのcDNAクローニング
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批准号:06770107
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1994
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负责人:田邉 修
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依托单位:
海外基金