非ステロイド系抗炎症薬の肝毒性の評価とその発現機序に関する研究
非ステロイド系抗炎症薬の肝毒性の評価とその発現機序に関する研究
批准号:
09771964
负责人:
桝渕 泰宏
金额:
$1.6万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1997
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1997 至 1998
中文摘要
非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)による肝障害発現機序の解明を目的として、ラット遊離肝細胞を用いて、肝細胞障害発現に伴う生化学的パラメータの変動を調べた結果、障害発現の原因物質と発現要因に関して以下の知見を得た。1) ジクロフェナック(DCF)の肝細胞障害性における活性代謝物の関与: DCFから生じ、生体高分子と共有結合する化学的に反応性に富んだ代謝物としてアシルグルクロニドとキノン体が報告されている。これら活性代謝物の生成酵素であるUDP-グルクロン酸抱合酵素およびシトクロムP450の阻害下においてもDCFの肝細胞障害性が認められたことから、既知の活性代謝物ではなく、親化合物自体が毒性を発現することが明らかになった。2) NSAIDのATP減少作用と肝細胞障害性との関連: これまでに18種類のNSAIDを用いて肝細胞障害性を検討し、化学構造との関係を明らかにしたが、さらにこれらNSAIDの細胞内ATP含量に及ぼす影響を検討した結果、障害性を有するNSAIDは肝細胞内ATPを顕著に減少させることが判明した。また、このATP枯渇作用の機構を調べるため、ラット肝単離ミトコンドリア画分を用いて呼吸活性に及ぼすNSAIDの影響を調べたところ、ATP枯渇作用を示したNSAIDやジフェニルアミンは濃度依存的にstate3呼吸を抑制し、state4呼吸を促進した。即ち、これらの化合物はミトコンドリアの酸化的リン酸化と電子伝達を脱共役することが示された。さらに、ATPの加水分解を阻害した条件下、解糖系の基質であるフルクトースを添加することによって細胞内ATP含量を回復させたところ、肝細胞障害は防御されたことから、脱共役作用に基づく肝細胞内ATPの減少は肝細胞障害の直接的な要因となることが明らかになった。
英文摘要
非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)による肝障害発現機序の解明を目的として、ラット遊離肝細胞を用いて、肝細胞障害発現に伴う生化学的パラメータの変動を調べた結果、障害発現の原因物質と発現要因に関して以下の知見を得た。1) ジクロフェナック(DCF)の肝細胞障害性における活性代謝物の関与: DCFから生じ、生体高分子と共有結合する化学的に反応性に富んだ代謝物としてアシルグルクロニドとキノン体が報告されている。これら活性代謝物の生成酵素であるUDP-グルクロン酸抱合酵素およびシトクロムP450の阻害下においてもDCFの肝細胞障害性が認められたことから、既知の活性代謝物ではなく、親化合物自体が毒性を発現することが明らかになった。2) NSAIDのATP減少作用と肝細胞障害性との関連: これまでに18種類のNSAIDを用いて肝細胞障害性を検討し、化学構造との関係を明らかにしたが、さらにこれらNSAIDの細胞内ATP含量に及ぼす影響を検討した結果、障害性を有するNSAIDは肝細胞内ATPを顕著に減少させることが判明した。また、このATP枯渇作用の機構を調べるため、ラット肝単離ミトコンドリア画分を用いて呼吸活性に及ぼすNSAIDの影響を調べたところ、ATP枯渇作用を示したNSAIDやジフェニルアミンは濃度依存的にstate3呼吸を抑制し、state4呼吸を促進した。即ち、これらの化合物はミトコンドリアの酸化的リン酸化と電子伝達を脱共役することが示された。さらに、ATPの加水分解を阻害した条件下、解糖系の基質であるフルクトースを添加することによって細胞内ATP含量を回復させたところ、肝細胞障害は防御されたことから、脱共役作用に基づく肝細胞内ATPの減少は肝細胞障害の直接的な要因となることが明らかになった。
期刊论文(6)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Yasuhiro Masubuchi: "Structural requirements for the hepatotoxicity of nonsteroidal anti-inflammatory drugs in isolated rat hepatocytes" Journal of Pharmacology and Experimental Therapeutics. 287,1. 208-213 (1998)
Yasuhiro Masubuchi:“非甾体抗炎药在离体大鼠肝细胞中的肝毒性的结构要求”药理学和实验治疗学杂志。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Yasuhiro Masubuchi: "Diphenylamine as an important structure of non-steroidal anti-Inflammatory drugs to uncouple mitochondrial oxidative phosphorylation" Biochemical Pharmacology. (印刷中). (1999)
Yasuhiro Masubuchi:“二苯胺作为非甾体抗炎药物的重要结构,可解开线粒体氧化磷酸化”《生物化学药理学》(1999 年出版)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Yasuhiro Masubuchi: "Dihydralazine-induced inactivation of cytochrome P450 enzumes in rat liver microsomes" Drug Metabolism and Disposition. 26・4(印刷中). (1998)
Yasuhiro Masubuchi:“二肼苯达嗪诱导的大鼠肝微粒体中细胞色素 P450 酶的失活”药物代谢和处置(Drug Metabolism and Disposition)(1998 年)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
The roles and regulation of damage-associated molecular pattern in drug-induced liver injury
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批准号:22K06749
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2022
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负责人:桝渕 泰宏
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依托单位:
薬剤によるアレルギー性肝障害におけるシトクロムP450の役割に関する研究
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批准号:11771422
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.34万
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财政年份:1999
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负责人:桝渕 泰宏
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依托单位:
β遮断薬のシトクロムP450自殺基質としての作用機構と肝初回通過代謝における意義
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批准号:06772125
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1994
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负责人:桝渕 泰宏
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依托单位:
パーキンソン病と肝異物代謝能の関連に関する研究
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批准号:03857322
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1991
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负责人:桝渕 泰宏
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依托单位:
海外基金