行政法学から見た「法律上の争訟」概念の比較法的再検討:行政訴訟制度改革のために

行政法视角下“法律纠纷”概念的比较法学再审视：为行政诉讼制度改革

• 批准号: 11720009
• 负责人: 中川 丈久
• 金额: $ 1.47万
• 依托单位: Kobe University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 1999
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1999 至 2000
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-11720009/
• 关键词: 司法権; 法律上の争訟; 処分性; 原告適格; 訴えの利益; 行政事件訴訟法; 立法権; 行政権; 行政手続; 実質的証拠; 情報公開; 法律解釈; アメリカ行政法; 立法者意図

1.まず、「法律上の争訟」概念の背景にある憲法論の整理を行った。米国については、権力分立における「立法権」「行政権」「司法権」の捉え方が、「能力創設的」で、相互に重複可能な権能として理解されていることを明らかにした。これは、日本国憲法の解釈とまったく異なるところである。日本国憲法については、標準的見解における「立法権」「行政権」「司法権」の解釈論に、条文との不整合性があることを指摘し、明治憲法の大枠を維持している現在の標準的見解を、根本的に見直すべきことを提唱した。米国憲法と共通の、「能力創出的」な権力分立観よりすると、「立法権」「行政権」「司法権」は、それぞれ中核部分をもちつつも、その外延部分を伸縮させることで、ダイナミックな権力分立の関係を創り出すというイメージで理解することとなる。これにより、客観訴訟や実質的証拠法則など、これまでわが国でうまく説明ができなかった制度を、明確に憲法論的に位置付けることができる。(研究論文として、2001年6月公表予定。)2.新たな権力分立観を背景にすると、裁判所法三条の「法律上の争訟」概念は、一定の立法政策上の選択であって、憲法「司法権」の限界を示したものという一般的解釈は、必ずしも根拠のないものとなる。いわゆる住民訴訟なども、行政活動のガバナンスとして理解しつつ、かつそれは「司法権」の範囲内として理解される(その一部を、研究論文として、2000年9月公表済。)3.「法律上の争訟」概念をテコに、わが国の判例理論(事件性、原告適格、処分性、狭義の訴えの利益)を整理すると、「司法権」の中核領域および外延領域における伸縮、という1で示した権力分立観によってこそ判例理論をうまく説明することができることを指摘した。(2000年10月の公法学会報告。2001年10月発行の公法研究に所収予定。)

1. The background of the concept of "legal dispute" is the reorganization of constitutional theory. In the United States, the separation of power is "legislative","administrative","judicial","ability creation", mutual duplication,"ability" and "understanding". The Constitution of Japan is amended accordingly. The Japanese Constitution is based on the standard of "legislation,""administration," and "judicial," and its provisions are not integrated. The Meiji Constitution is based on the standard of the present. The Constitution of the United States, the "ability to create", the separation of forces, the "legislative", the "administrative", the "judicial", the "central part", the extension of the "extension", the relationship between the separation of forces, the creation of the "middle", the understanding of the " The law of proof of the nature of the lawsuit, the explanation of the system, the clarification of the position of the constitutional theory (Research paper, published June 2001.) 2. The concept of "legal dispute" in the three articles of the new judicial law, the election of certain legislative policies, the limitation of "judicial dispute" in the constitution, and the general solution of "legal dispute" in the three articles of the judicial law. A research paper published in September 2000. 3. The concept of "litigation in law" is divided into two parts: case theory (event, plaintiff qualification, disposition, narrow litigation interest), case theory (case theory), case theory (case theory), case theory (case theory). (2000 Report of the public law society in october. The findings of the Public Law Study launched in October 2001.)

项目成果

中川丈久: "「行政事件訴訟法改正-その前提として公法学的営為-」"公法研究(日本公法学会機関誌). 63号(編集作業中未定). (2001)

中川武久：“‘行政案件诉讼法的修订——以公法研究为前提’”《公法研究》（日本公法学会杂志）第63期（编辑待定）。

中川丈久: "個人情報"法学セミナー. 538. 12-14 (1999)

中川武久：“个人信息”法律研讨会。538. 12-14 (1999)

中川丈久: "米国法における政府組織の外延とその隣接領域(金子宏先生古稀祝賀「公法学の法と政策(下)」所収)"有斐閣. 24 (2000)

Takehisa Nakakawa：“美国法律下政府组织及其邻近领域的扩展（包含在 Hiroshi Kaneko 教授罕见的庆祝活动“公法和政策（第 2 部分）”中）”Yuhikaku 24 (2000)。

中川丈久: "行政手続と行政指導-日米比較研究-"有斐閣. 360 (2000)

中川竹久：“行政程序和行政指导 - 日本和美国的比较研究 -”Yuhikaku 360 (2000)。

中川丈久: "「新しい権力分立観のシミュレーション-客観訴訟、実質的証拠、法律上の争訟などの位置付け-」"神戸法学雑誌. 51-1(編集作業中未定). (2001)

Takehisa Nakakawa：“新权力分立的模拟 - 客观诉讼、实质性证据、法律纠纷等的定位”神户法律杂志 51-1（编辑待定）。