チンパンジーとヒト幼児における類似性知覚と象徴化能力の比較

黑猩猩和人类婴儿相似感知和符号化能力的比较

• 批准号: 12710037
• 负责人: 田中 正之
• 金额: $ 1.41万
• 依托单位: Kyoto University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 2000
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2000 至 2001
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-12710037/
• 关键词: アイコン; 絵; チンパンジー; シンボル; 自然物概念; 類似性; チンポンジー; 象徴化

平成13年度は、平成12年度におこなったチンパンジー4個体を対象とした「花」「木」「草」の自然物カテゴリーの弁別とカテゴリー化に関する論文をAnimal Cognition誌に公表した。さらに13年度は、チンパンジー2個体を対象として、12枚提示された写真の中から「花」の写真を選ぶことを訓練し、その般化について調べた。その結果、訓練には使用していない新奇な花であっても、また写真を白黒やぼかし等さまざまに加工して情報量を減らした刺激であっても、期待値よりも有意に高い水準で選択できることがわかった。この研究成果は、現在投稿中である。また、上記研究と同じ課題を用い、チンパンジー3個体を対照して、刺激として写真の代わりに色付きの「絵」を用いたテストをおこなった。「絵」刺激は、図鑑に用いられている実物を正確に描写したものと、カット集などに用いられている現実には存在しない、部分的に強調された絵を用いた。テストの結果、2個体のチンパンジーの成績は、期待値と差がなかった。被験体はいずれも写真を用いた般化テストでは高い成績を示しており、彼らが「写真」は自然物の表象として知覚しても、「絵」はそのように知覚していないことが示唆された。一方、1個体はいずれのタイプの絵でも写真とほとんど変わりない高い成績を示した。この結果を受けて、さらに白黒の線画を用いたテストと、統制条件として「漢字」を用いたテストをおこなった。被験体はいずれも用いた漢字について何の経験ももっていなかった。線画のテスト結果は、色付きの絵を用いたテストの結果と同様で、2個体はほぼ期待値と変わりない成績であったが、色付きの絵で高い成績を示した個体は、線画でも同様に高い成績を示した。一方、「漢字」を用いたテストの成績は、3個体とも期待値との間に差が見られなかった。これらの結果から、ヒトが使用している絵画的表象様式(=絵)を、すべてのチンパンジーが訓練なしに認識できるわけではないことがわかった。このことは、ヒトの絵画の認識能力がチンパンジーとの共通祖先との分岐以降に進化したものだということを示唆している。また、1個体のみ絵が認識できた個体は、幼児期より「言語」訓練の経験をもつ個体であり、シンボル使用と絵の認識との間に何らかの関連があることも示唆された。この成果は、日本心理学会(平成13年11月、筑波)と、国際比較認知科学シンポジウム(平成14年2月、犬山)で発表され、現在投稿準備中である。

In 2013 and 2012, four papers were published on Animal Cognition. In 2013, there were 12 tips for selecting flowers from photos, training and generalization. The results, training, and novelty of the use of flowers, black and white photos, etc., reduce the amount of information processing, stimulation, expectations, and intentionally high standards of selection. The results of this research are now being submitted. In addition to the above, the study also includes the following topics: The word "stimulus" is used to describe the object correctly. The result of the test, the result of the test. The body is in the middle of the picture, the general picture is in the middle of the picture, the high picture is in the middle of the picture, the natural picture is in the picture. One side, one body, one side, one The result is that the white line is used to control the Chinese character. The Chinese characters are used in the Chinese language. The result of the line drawing is the same as the result of the line drawing. The result of the line drawing is the same as the result of the line drawing. A square,"Chinese characters" in the middle of the test results, 3 individual expectations between the difference between the two see. The result of this is that the representation formula (=) used in the drawing is used in the training. The cognitive ability of this kind of painting is different from that of the common ancestor, and it is different from that of the common ancestor. 1. Individual knowledge, child training, language training, individual use, knowledge, relationship, etc. The results of this research were published by the Japanese Psychological Society (Tsukuba, November 2013) and International Comparative Cognitive Science (Inuyama, February 2014).

项目成果

Masayuki TANAKA: "Discrimination and categorization of photographs of natural object by chimpanzees(Pan troglodytes)"Animal Cognition. 4・3-4. 201-211 (2001)

Masayuki TANAKA：“黑猩猩（Pan troglodytes）对自然物体照片的辨别和分类”动物认知201-211。

田中 正之: "チンパンジーの子育て・人間の子育て-子どもを育てる環境-"言語. 30・13. 8-9 (2001)

田中雅之：“黑猩猩育儿/人类育儿-育儿环境-”语言30・13（2001）。

田中 正之: "チンパンジーの子育て・人間の子育て-子育てを支えるもの-"言語. 31・3. 78-85 (2002)

田中雅之：“黑猩猩育儿/人类育儿-什么支持育儿”语言31・3（2002）。

田中 正之: "チンパンジーの子育て・人間の子育て-待つ親・待てない親-"言語. 30・12. 8-9 (2001)

田中雅之：“黑猩猩育儿/人类育儿 - 等待的父母和不能等待的父母 -”语言 30・12（2001）。

田中 正之: "チンパンジーの子育て・人間の子育て-子どもから親への働きかけ-"言語. 30・11. 8-9 (2001)

田中雅之：“黑猩猩育儿/人类育儿——孩子对父母——”语言30・11 8-9。