障害者自立生活介助の相互行為分析-介助を伴う日常生活の技法-
障害者自立生活介助の相互行為分析-介助を伴う日常生活の技法-
批准号:
12710121
负责人:
水川 喜文
金额:
$1.41万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
2000
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2000 至 2001
中文摘要
本研究は、障害者の自立生活介助における相互行為をビデオ分析し、自立生活の日常的方法(method)を明らかにすることを目的とした。ここで焦点が当てられたのは、専門家による「介護」ではなく、障害当事者の自立と自己決定のための「介助」である。そのため、障害者の日常生活介助の技法に注目し、障害者と介助者の日常的な場面、自立生活プログラムの場面、さらには「介助を受ける側」の障害当事者が介助者を育成する場面(介助教育)の場面などに注目し、ビデオデータを収集し、H.Sacksらの会話分析やH.Garfinkelらのエスノメソドロジーなどの理論的背景をもとに相互行為分析を行った。これによれば、1)介護の相互行為においては、介護者-障害者というカテゴリー対が構成され、「介護者による問題発見」→「介護」→「感謝」というシークエンス(継起)になるのに対し、2)介助の相互行為においては、介助者-障害者というカテゴリー対が構成され、「障害者による要請」→「介助」→「感謝」というシークエンスとなり、障害者の自己決定による介助の相互行為が行われていることがわかる。そのため、介助の相互行為において「介助」が先行する場合は、なんらかのサンクションがなされることになる。さらに、障害当時者による介助教育の場面では、「導入」(I)→「応答」(R)→「評価」(E)というシークエンスと、先の「介助」のシークエンスを重ね合わせることにより、自立と自己決定のための介助の思想を実践の中で伝えていることが明らかになった。また、これらの介助思想はスウェーデンなど欧米の障害者自立運動においても実践されていることも現地調査により解った。本研究において、障害者の自己決定による介助場面や「介助を受ける側」が介助者の教育を行う場面の相互行為を分析することにより、ともすれば技術偏重で一方的になってしまう障害者や高齢者の介助を、介助する側と受ける側の相互交渉を伴う創造的場面への転換していく介助の「方法(エスノメメソッド)」の一端が解明できたと私は考える。また、この「方法」こそが、「健常者」と障害者の共生する社会を個々の場面で成立させるものなのであり今後さらに解明・例証されるべきものと考える。
英文摘要
本研究は、障害者の自立生活介助における相互行為をビデオ分析し、自立生活の日常的方法(method)を明らかにすることを目的とした。ここで焦点が当てられたのは、専門家による「介護」ではなく、障害当事者の自立と自己決定のための「介助」である。そのため、障害者の日常生活介助の技法に注目し、障害者と介助者の日常的な場面、自立生活プログラムの場面、さらには「介助を受ける側」の障害当事者が介助者を育成する場面(介助教育)の場面などに注目し、ビデオデータを収集し、H.Sacksらの会話分析やH.Garfinkelらのエスノメソドロジーなどの理論的背景をもとに相互行為分析を行った。これによれば、1)介護の相互行為においては、介護者-障害者というカテゴリー対が構成され、「介護者による問題発見」→「介護」→「感謝」というシークエンス(継起)になるのに対し、2)介助の相互行為においては、介助者-障害者というカテゴリー対が構成され、「障害者による要請」→「介助」→「感謝」というシークエンスとなり、障害者の自己決定による介助の相互行為が行われていることがわかる。そのため、介助の相互行為において「介助」が先行する場合は、なんらかのサンクションがなされることになる。さらに、障害当時者による介助教育の場面では、「導入」(I)→「応答」(R)→「評価」(E)というシークエンスと、先の「介助」のシークエンスを重ね合わせることにより、自立と自己決定のための介助の思想を実践の中で伝えていることが明らかになった。また、これらの介助思想はスウェーデンなど欧米の障害者自立運動においても実践されていることも現地調査により解った。本研究において、障害者の自己決定による介助場面や「介助を受ける側」が介助者の教育を行う場面の相互行為を分析することにより、ともすれば技術偏重で一方的になってしまう障害者や高齢者の介助を、介助する側と受ける側の相互交渉を伴う創造的場面への転換していく介助の「方法(エスノメメソッド)」の一端が解明できたと私は考える。また、この「方法」こそが、「健常者」と障害者の共生する社会を個々の場面で成立させるものなのであり今後さらに解明・例証されるべきものと考える。
期刊论文(6)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
水川喜文: "会話分析による録画記録の利用法-トランスクリプト作成の方法論-"北星学園女子短期大学紀要. 37(印刷中).
水川义文:“通过对话分析使用视频记录 - 创建成绩单的方法 -”北星学园女子短期大学公告 37(印刷中)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
水川 喜文: "障害者介護という物語の分析:A.ラツカの視点から見る障害福祉ビデオ"北星学園女子短期大学紀要. 38. 193-203 (2002)
水川芳文:“残疾人关怀故事分析:从A. Ratsuka的角度看残疾人福利视频”《北星学园女子短期大学报》38. 193-203(2002年)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Mizukawa, Yoshifumi: ""Praxiology of interaction between people with disabilities and personal assistants : category use and sequential organization in personal assistance education""IEMCA conference abstracts, 'Orders of Ordinary Action'. 1. 46-46 (2001)
Mizukawa、Yoshifumi:“残疾人与个人助理之间互动的行为学:个人协助教育中的类别使用和顺序组织””IEMCA 会议摘要,“普通行动命令”。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
がんサバイバーに対する集団精神療法のエスノメソドロジー・会話分析研究
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批准号:22K01881
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.5万
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财政年份:2022
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负责人:水川 喜文
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依托单位:
会話分析の発想と技法に関する系統的基礎研究
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批准号:14710164
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$1.92万
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财政年份:2002
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负责人:水川 喜文
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依托单位:
海外基金