分子生物学的手法を用いた環境発がん物質による毒性発現機構の解析

利用分子生物学方法分析环境致癌物的毒性机制

基本信息

批准号：
13877053
负责人：
友国勝麿
金额：
$ 1.22万
依托单位：
佐賀医科大学
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份：
2001
资助国家：
日本
起止时间：
2001 至 2003
项目状态：
已结题

项目摘要

ディーゼルエンジンの排ガスやコークス炉ガス中に含まれる多環芳香族炭化水素(PAH)の多くはヒトに対して発がん性のあることが知られているが,その分子機構並びに量・反応関係に関しては不明の点が多い.本研究では,PAHへの暴露が比較的高いと思われる,某製鉄所のコークス炉作業者(約160名)を対象群に,一般作業者(約60名)をコントロール群に設定し,インフォームドコンセントを得た上で両群より少量の末梢血及びスポット尿を採取した.末梢血からは速やかにリンパ球DNAを抽出し,スポット尿と共に超低温フリーザーに保存した.これらのサンプルを適宜解凍して,PAH暴露によるDNA損傷の程度を2つのBiomarkerを用いて解析した.即ち,PAHの中間代謝物とDNA塩基との共有結合により生じるリンパ球DNA付加体量を32Pポストラベリング法により,酸化的DNA損傷の指標である8-OH d G量をECD-HPLC法により,それぞれ測定し,両者の関係を比較検討した.また,PAH暴露総量の目安として,尿中1-ヒドロキシピレン量を蛍光HPLC法により測定した.その結果,暴露群と対照群の間では,DNA付加体量,8-OH d G量及び尿中1-ヒドロキシピレン量において有意差が認められた.しかし,特に暴露群において,総暴露量の目安である尿中1-ヒドロキシピレン排泄量とリンパ球DNA付加体量との相関関係を解析すると,弱い正の相関しか認められなかった.同様に,リンパ球の8-OH d Gレベルとの間にも弱い相関しか認められなかった.更に,DNA付加体と8-OH d Gの間にも有意の相関は認められなかった.これらの結果から,発がんリスクの解析に最適なDNA損傷のBiomarkerを見出すためには,分析法を含めた更なる検討が必要である,

众所周知，柴油发动机和可乐烤箱气体中包含的大多数多环芳烃（PAH）对人类具有致癌性，但是关于它们的分子机制，数量和反应关系，有许多未知点。在这项研究中，目标组是某个钢铁厂的可口烤箱工人（约160人），并将普通工人（约60人）设置为对照组，并获得了知情同意，并从这两个组中获得了该组。收集少量的外周血和尿液。从外周血快速提取淋巴细胞DNA，并将其储存在超晶体冷冻室中，并与尿液一起尿液。适当解冻这些样品，并使用两个生物标记物分析了PAH暴露引起的DNA损伤程度。也就是说，通过在32p后期标签后获得了PAH和DNA碱基的中间代谢产物产生的淋巴细胞DNA加合物的量，以及8-OH（8-OH），这是识别DNA损伤的指标。 DG量通过ECD-HPLC方法测量，并比较两者之间的关系。此外，作为PAH暴露总量的指南，通过荧光HPLC方法测量了尿液中1-羟基苯乙烯的量。结果，在DNA加合物量，8-OH d g量和尿液中的1-羟基苯乙烯中观察到了暴露组和对照组之间的显着差异。但是，当观察到尿液中1-羟基苯乙烯的总量之间的相关性（这是暴露总量的指南）时，只观察到弱正相关。同样，在8-OH D G水平的淋巴细胞之间仅观察到弱相关性。此外，DNA加合物和8-OH d d在G之间观察到没有显着相关性。从这些结果中，需要进一步的研究，包括分析方法，以找到DNA损伤的最佳生物标志物进行致癌风险分析。