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微生物の活動が考古学資料のC-14年代に及ぼす影響

微生物活性对考古材料C-14年龄的影响

基本信息

批准号：
16652057
负责人：
中村俊夫
金额：
$ 2.11万
依托单位：
Nagoya University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份：
2004
资助国家：
日本
起止时间：
2004 至 2005
项目状态：
已结题

项目摘要

ミカンの皮にカビ発生させ、ミカンの皮とカビにおける炭素同位体組成の変化を調べる研究を行った.ミカンから繊維状のカビを採取した.また同様にミカンの皮を採取して比較に用いた.12mgから25mgのカビを線状酸化銅の助燃剤と共にバイコール管に入れて真空封管しこれを900℃に加熱してカビを燃焼して二酸化炭素に変えた.二酸化炭素は4-9mgが回収され、今回回収したカビには、重量比で35%程度の炭素が含まれていることが明らかとなった.一方、ミカンの皮については、40%の炭素収率が得られた.次にカビおよびミカンの皮から回収した二酸化炭素をグラファイトに変え、タンデトロン加速器質量分析計を用いて、炭素同位体(12C,13C,14C)の測定を行った.13C/12C比についてみると、カビはミカンの皮より大きな13C/12C比を示した.この結果から、カビの発生・成長における炭素取り込みに炭素同位体分別の影響が考えられる.また、14C濃度は、カビとミカンの皮とで誤差範囲内で一致した.以上のことから、カビが発生し成長するための炭素はミカンの炭素が使われたと考えられる.また、お茶に生えたカビについても、同様な実験を行い、カビとお茶の葉の炭素同位体組成はよく一致した.この結果は、上記の結論を支持する.今回の研究から、カビとカビが生える基質の14C濃度が誤差範囲内で一致するが示された.このことから、文化財資料に発生するカビは、その資料自身に含まれる炭素を吸収して発生・成長することが示唆される.従って、カビの炭素は、基質の炭素と同じ14C年代を示すはずである.14C年代測定では、文化財資料に生えたカビは、もちろん取り除いた方がよいが、完全に取り除くことをそれほど厳密に行う必要はないことが示された.

A study on the evolution and modulation of carbon isotope composition was carried out.ミカンから繊维状のカビを采取した. For the same purpose, the copper oxide layer was heated to 900℃ for combustion. Diacidified carbon 4-9mg carbon, carbon. One side,, 40%. The measurement of carbon isotopes (12C, 13C, 14C) was carried out by accelerator mass analyzer. The ratio of 13C/12C was determined. The ratio of 13C/12C was determined. The results show that carbon isotopes have different effects on carbon evolution and growth. 14C concentration, The carbon dioxide is produced and grown. The carbon isotope composition of tea leaves is consistent. The results support the conclusions of the previous report. The 14C concentration in the matrix was consistent within the error range. The data itself contains carbon absorption and growth. 14 C dating, cultural property data, selection, selection, selection.

项目成果

期刊论文数量（12）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

世界のAMS炭素14年代測定の現状

全球AMS碳14测年现状

DOI：
发表时间：
2004
期刊：
季刊考古学特集弥生時代のはじまり第88号
影响因子：
0
作者：
Nakajima;H.;Yonemura;S.;Murata;M.;Nakamura;N.;Piwnica-Worms;H. and Nishida;E.;中村俊夫
通讯作者：
中村俊夫

Carbon and nitrogen isotope fractionation in bone collagen during chemical treatment.

化学处理过程中骨胶原中的碳和氮同位素分馏。

DOI：
发表时间：
2005
期刊：
Chemical Geology 222
影响因子：
0
作者：
Masayo Minami;Toshio Nakamura
通讯作者：
Toshio Nakamura

Carbon contents in the manufacturing process of modern black pottery at San Nikolas, northern Luzon, the Philippines

菲律宾吕宋岛北部圣尼古拉斯现代黑陶制造过程中的碳含量

DOI：
发表时间：
2006
期刊：
名古屋大学加速器質量分析計業績報告書 17
影响因子：
0
作者：
Shozo MIHARA;Toshio NAKAMURA;Hiroko KOIKE
通讯作者：
Hiroko KOIKE

High precision 14C measurement with the HVEE Tandtron AMS system at Nagoya University

使用名古屋大学的 HVEE Tandtron AMS 系统进行高精度 14C 测量

DOI：
发表时间：
2004
期刊：
Nucl.Instru. and Meth. in Phys.Res. B223-224
影响因子：
0
作者：
Toshio Nakamura;Etsuko Niu 他
通讯作者：
Etsuko Niu 他

名古屋大学タンデトロン2号機の現状と利用

名古屋大学Tandetron No.2的现状及使用

DOI：
发表时间：
2005
期刊：
名古屋大学加速器質量分析計業績報告書 XVI
影响因子：
0
作者：
中村俊夫;丹生越子;小田寛貴ほか
通讯作者：
小田寛貴ほか

DOI：
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中澤高清

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作者：
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通讯作者：
中村俊夫