プライバシー保護法制の今後の課題と展望-個人情報保護法制で残された問題
プライバシー保護法制の今後の課題と展望-個人情報保護法制で残された問題
批准号:
17653004
负责人:
棟居 快行
金额:
$1.79万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2005
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2005 至 2007
中文摘要
3年度にわたる研究の最終年度として、本年は、個人情報保護法施行後の新たなプライバシー保護の問題状況に焦点を当てた。具体的には、いわゆる「住基ネット」の運用差止めや離脱を要求する各地の訴訟の資料を収集し、自己情報コントロール権を制度化したものと解されている個人情報保護法制とはいわば逆行する形をとるところの住基ネットとプライバシー保護の整合性について考察を深めた。その一端は、単著「公共空間とプライバシー」(岩波講座憲法2(193-225頁)、2007年8月、岩波書店)に公表する機会を得ている。氏名・住所・生年月日・性別といった「基本4情報」は、本人同定のための基本的な個人情報であり、それ自体の秘匿性が仮に高くないとしても、基本4情報と対応する住民票コードを介して、さまざまの行政活動上得られた個人情報が特定個人ごとに「名寄せ」され、蓄積や分析が容易になる。仮にあらゆる行政機関が保有する個人情報が一元管理されることにでもなれば、個人の内面の全貌を示す「データフォルダ」(個人データの集積場所)が行政側に設けられ、あたかも行政が個人の人格の「ミラーサイト」(個人の内面と同様の内容を反映した行政側の個人データベース)を構築しうるかのような格好になる。これでは、公権力の干渉から免れた個人の自律的領域(私的領域)の確保は、表面的にしか実現されないこととなり、実質的にみて、個人の自律が不可能となる。個人情報保護法が個人識別情報の適正管理を命じている趣旨には、こうした秘匿性の高くない基本4情報であっても、その蓄積が個人の内面に及びうるという懸念が込められていたのであり、行政内部の符号としての住民基本台帳番号の使用であっても、大量の電算処理により、こうした危倶は容易に現実化しうる。本年度は最終年度として、個人情報保護法の理念が住基ネットなどの行政内部での進行により妨げられつつあることを見た。
英文摘要
3年度にわたる研究の最終年度として、本年は、個人情報保護法施行後の新たなプライバシー保護の問題状況に焦点を当てた。具体的には、いわゆる「住基ネット」の運用差止めや離脱を要求する各地の訴訟の資料を収集し、自己情報コントロール権を制度化したものと解されている個人情報保護法制とはいわば逆行する形をとるところの住基ネットとプライバシー保護の整合性について考察を深めた。その一端は、単著「公共空間とプライバシー」(岩波講座憲法2(193-225頁)、2007年8月、岩波書店)に公表する機会を得ている。氏名・住所・生年月日・性別といった「基本4情報」は、本人同定のための基本的な個人情報であり、それ自体の秘匿性が仮に高くないとしても、基本4情報と対応する住民票コードを介して、さまざまの行政活動上得られた個人情報が特定個人ごとに「名寄せ」され、蓄積や分析が容易になる。仮にあらゆる行政機関が保有する個人情報が一元管理されることにでもなれば、個人の内面の全貌を示す「データフォルダ」(個人データの集積場所)が行政側に設けられ、あたかも行政が個人の人格の「ミラーサイト」(個人の内面と同様の内容を反映した行政側の個人データベース)を構築しうるかのような格好になる。これでは、公権力の干渉から免れた個人の自律的領域(私的領域)の確保は、表面的にしか実現されないこととなり、実質的にみて、個人の自律が不可能となる。個人情報保護法が個人識別情報の適正管理を命じている趣旨には、こうした秘匿性の高くない基本4情報であっても、その蓄積が個人の内面に及びうるという懸念が込められていたのであり、行政内部の符号としての住民基本台帳番号の使用であっても、大量の電算処理により、こうした危倶は容易に現実化しうる。本年度は最終年度として、個人情報保護法の理念が住基ネットなどの行政内部での進行により妨げられつつあることを見た。
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講演会参加者リストの提出とプライバシー侵害
提交讲座参加者名单及侵犯隐私
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
ジュリスト 186
影响因子:
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作者:
[森下あおい, 黒川隆夫, 鈴木 文子, 鈴木文子, 棟居 快行, 棟居 快行, 棟居快行]
通讯作者:
棟居快行
人権論の新展開(うち「公共空間とプライバシー」を執筆34)
人权理论的新发展(包括“公共空间和隐私”34)
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[棟居快行ほか5名(棟居, 山野目, 本橋, 木村, 大石), 棟居快行, 棟居 快行, 棟居快行(西原博史他と共著)]
通讯作者:
棟居快行(西原博史他と共著)
プライバシーをめぐる今日的状況とプライバシー理論の現在
隐私现状和当前隐私理论
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
法律時報 78巻4号
影响因子:
--
作者:
[棟居快行ほか5名(棟居, 山野目, 本橋, 木村, 大石)]
通讯作者:
大石)
憲法フィールドノート(第3版)
宪法田野笔记(第三版)
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
影响因子:
--
作者:
[棟居快行ほか5名(棟居, 山野目, 本橋, 木村, 大石), 棟居快行, 棟居 快行, 棟居快行(西原博史他と共著), 村上 武則 編, 棟居快行]
通讯作者:
棟居快行
プライバシー権を理由とするモデル小説の事前差止め-石に泳ぐ魚事件
因隐私权而初步禁止范本小说——石头里的鱼游事件
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
別冊ジュリスト(堀部・長谷部編『メディア判例百選』)(有斐閣) 179号
影响因子:
--
作者:
[棟居快行ほか5名(棟居, 山野目, 本橋, 木村, 大石), 棟居快行]
通讯作者:
棟居快行
共 9 条
情報公開条例における非公開事由の意義と運用
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批准号:04720006
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1992
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负责人:棟居 快行
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依托单位:
土地高騰下における街づくりの新手法-区画整理の可能性と限界-
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批准号:03852003
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1991
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负责人:棟居 快行
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依托单位:
住民訴訟の実証的, および制度論的考察
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批准号:59720009
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1984
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负责人:棟居 快行
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依托单位:
海外基金