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大規模災害に備えた安心社会を実現するための保険制度の基礎研究

应对大规模灾害，实现平安社会的保险制度基础研究

基本信息

批准号：
18653035
负责人：
家森信善
金额：
$ 2.18万
依托单位：
Nagoya University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份：
2006
资助国家：
日本
起止时间：
2006 至 2008
项目状态：
已结题

项目摘要

日本では、大地震が発生した場合に直接政府が被災者に金銭的な支援を行うことは原則としてはない。その代わりに、政府が一定の関与をする地震保険が住宅などの生活基盤の再建のために設けられている。しかし、実際に地震や風水害の被災者の生活再建が必ずしも円滑に進んでおらず、保険制度が十分な役割を果たし切れていないのが実情であり、生活復興を経済的に支える手段をより円滑にかつ低廉に提供できる保険システムを構築する社会的な要請は非常に高い。そこで、本研究では、安心できる社会を築くために、地震保険制度はどうあるべきかを、とくに政府の関与という観点から検討することを主たる目的とした。研究方法としては、第一に欧米の地震保険制度についての検証を通じて日本の地震保険制度の特徴を明らかにすることである。第二に、欧米での災害リスクへの公的関与に関しての理論・実証研究を検証し、わが国の制度の問題点を理解することである。第三に、わが国の地震保険制度について、日本での研究成果、損害保険協会などの開示資料等を利用して、正しく把握することである。第四に制度改正の影響を実証的に検証することである。最後に、これらの議論を踏まえて、日本における地震保険の課題を明らかにする。本年度は、最終年度であり、これまでに進めてきた上記の研究をとりまとめて、研究成果を発表できるところまでに完成させることを目的としてきた。その結果、期間中に、「大規模災害に備えた安心社会を実現するための保険制度の基礎研究」という論文(当初の研究分担者で、本年度の連携研究者である岡田太志氏と小林毅氏との共著)をとりまとめることができ、『損害保険研究』に掲載予定である。また、英語論文についても執筆を進めている。

In Japan, the earthquake occurred in the event of direct government support for the victims of the disaster. The government has a certain relationship with the earthquake protection, and the reconstruction of the living base of the house is in the middle of the design. In fact, the reconstruction of the lives of the victims of earthquakes and disasters must be carried out smoothly, and the protection system must be very effective. In fact, the support means for the reconstruction of life must be very high, and the protection system must be provided at a low price. The purpose of this study is to ensure the safety of society. The research method is the first step to study the characteristics of earthquake protection system in Europe. Second, the relationship between the disaster and the public is related to the theoretical and practical research, and the problems of the national system are understood. Third, the use of the earthquake protection system in China, the research results of Japan, and the disclosure data of the Damage Protection Association Fourth, the impact of system correction is verified. Finally, the discussion of earthquake protection in Japan is clear. This year, the final year, the progress of the research, the research results, the completion of the purpose Results, Period,"Basic Research on Protection System for Large-scale Disaster Preparedness and Social Security" Paper (co-authored by Takeshi Okada and Takashi Kobayashi, research collaborators of this year),"Damage Protection Research"また、英语论文についても执笔を进めている。