20世紀英詩におけるアジアの表象-W.B.イェイツを中心に-
20世紀英詩におけるアジアの表象-W.B.イェイツを中心に-
批准号:
05610390
负责人:
山崎 弘行
金额:
$0.51万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
财政年份:
1993
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1993 至 --
中文摘要
今年度の研究の目的は、アングロアイリッシュの詩人イェイツ(1865-1939)のアジア観を、サイードのオリエンタリズム批判の観点から検討することであった。この研究目的のために、(1)イェイツのアジア関連の文献を収集し、(2)そこに見られるアジア(日本、中国、インド、およびアラブ・イスラム圏)観を分析・解釈することを計画した。その結果、研究は,ほぼ計画通り進行し、次のような知見が得られた。1.イェイツのアジア関連のテクストの大部分には、、イェイツが愛読したヘーゲルに由来するアジアは自然で、ヨーロッパは精神であるという世界認識が潜んでいること。2.サイードの指摘するように、ヘーゲルが19世紀の代表的なオリエンタリストである以上、イェイツもオリエンタリストであることを断定せざるを得ないこと。3.日本、中国、インド、およびアラブ・イスラム圏に関係したイェイツのテクストには、ほとんど例外なく、超越紳と自然への自己放棄を拒否し、あくまでも人間主体を重視する姿勢がみられること。換言すれば、アジア各地の芸術や宗教などへの彼の関心と興味は、結局、彼にとって、ヨーロッパ人としての自己の顔を映す鏡に過ぎないこと。マックス・ミューラーのいう「東洋の英知」に興味を抱きながらも、そこに潜む自己放棄の哲学には断固として一線を画していること。4.以上のような世界観に基づき、アジア化が進行する現代のヨーロッパを嫌悪したこと。今後は、イェイツのアジア観とアングロインデアンの文学者キップリングのそれを比較検討する予定である。
英文摘要
今年度の研究の目的は、アングロアイリッシュの詩人イェイツ(1865-1939)のアジア観を、サイードのオリエンタリズム批判の観点から検討することであった。この研究目的のために、(1)イェイツのアジア関連の文献を収集し、(2)そこに見られるアジア(日本、中国、インド、およびアラブ・イスラム圏)観を分析・解釈することを計画した。その結果、研究は,ほぼ計画通り進行し、次のような知見が得られた。1.イェイツのアジア関連のテクストの大部分には、、イェイツが愛読したヘーゲルに由来するアジアは自然で、ヨーロッパは精神であるという世界認識が潜んでいること。2.サイードの指摘するように、ヘーゲルが19世紀の代表的なオリエンタリストである以上、イェイツもオリエンタリストであることを断定せざるを得ないこと。3.日本、中国、インド、およびアラブ・イスラム圏に関係したイェイツのテクストには、ほとんど例外なく、超越紳と自然への自己放棄を拒否し、あくまでも人間主体を重視する姿勢がみられること。換言すれば、アジア各地の芸術や宗教などへの彼の関心と興味は、結局、彼にとって、ヨーロッパ人としての自己の顔を映す鏡に過ぎないこと。マックス・ミューラーのいう「東洋の英知」に興味を抱きながらも、そこに潜む自己放棄の哲学には断固として一線を画していること。4.以上のような世界観に基づき、アジア化が進行する現代のヨーロッパを嫌悪したこと。今後は、イェイツのアジア観とアングロインデアンの文学者キップリングのそれを比較検討する予定である。
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
山崎弘行: "イェイツと脱アジア-能楽の受容をめぐって-" イェイツ研究. No.24. 21-32 (1993)
山崎宏之:“叶芝和去亚洲主义——论能乐的接受”叶芝研究,第 24 期。21-32(1993)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
山崎弘行: "イェイツとヘーゲル-歴史観とアジア観をめぐって-" 兵庫教育大学研究紀要. 第14巻. 79-92 (1994)
山崎宏之:“叶芝和黑格尔 - 关于历史观点和亚洲观点”兵库教育大学通报第 14 卷 79-92 (1994)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
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