ドイツ語の副文語順における規範の変遷-コンピュータによる基礎的研究
ドイツ語の副文語順における規範の変遷-コンピュータによる基礎的研究
批准号:
05801067
负责人:
高田 博行
金额:
$0.96万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
财政年份:
1993
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1993 至 --
中文摘要
[高田の研究成果]17世紀の各方言地域から約3200例の用例を収集し分析した結果,次のことが明らかになった.副文での枠構造(定動詞後置)という統語規則はbehandelt werden muBやbehandeln lassen magのような3項からなる述語の場合も時間の経過とともに中部ドイツ語圏と低地ドイツ語圏へも着実に進行し,その結果17世紀の末には上部ドイツという空間的制約から原則的に解き放たれるに至った.しかし,だからといってどの方言地域の著者も17世紀末に同時にこの言語的改新を採用したわけではないことは,個人による差異の大きいことが示している.Grimmelshausenの『阿呆物語』(1668/69年)の改訂者は定動詞語順を変更したが,これは当時の平均的な語感に基づいての改訂と判断される.多項述語の副文語順の変遷は,言語変化において時間と空間と個人の選択という3つの要因が絡み合っていることを例証している.[大矢の研究成果]Grimmelshausenの『阿呆物語』をデータとして,現代ドイツ語における副詞節の位置を統御している原理が17世紀にも当てはまるかを検討した結果,次のことが明らかになった.1)一般に中高ドイツ語から新高ドイツ語にかけて,接続詞の意味が明確化したと言われるが,時間を表すals,理由を表す(die)weil,条件を表すwann/wennはその意味も生起位置もおおむね現代語と同様である.(die)weilは他の初期新高ドイツ語期のテクストでは時間の意味も表すが,『阿呆物語』では理由の意味で用いられることが多く,意味の明確化が進行していることが確認される.2)daは理由でなく場所,damitは目的でなく手段(=mit dem)の意味で用いられることも多く,da-がなお直示的・照応的な性格を保持していることが確認される.
英文摘要
[高田の研究成果]17世紀の各方言地域から約3200例の用例を収集し分析した結果,次のことが明らかになった.副文での枠構造(定動詞後置)という統語規則はbehandelt werden muBやbehandeln lassen magのような3項からなる述語の場合も時間の経過とともに中部ドイツ語圏と低地ドイツ語圏へも着実に進行し,その結果17世紀の末には上部ドイツという空間的制約から原則的に解き放たれるに至った.しかし,だからといってどの方言地域の著者も17世紀末に同時にこの言語的改新を採用したわけではないことは,個人による差異の大きいことが示している.Grimmelshausenの『阿呆物語』(1668/69年)の改訂者は定動詞語順を変更したが,これは当時の平均的な語感に基づいての改訂と判断される.多項述語の副文語順の変遷は,言語変化において時間と空間と個人の選択という3つの要因が絡み合っていることを例証している.[大矢の研究成果]Grimmelshausenの『阿呆物語』をデータとして,現代ドイツ語における副詞節の位置を統御している原理が17世紀にも当てはまるかを検討した結果,次のことが明らかになった.1)一般に中高ドイツ語から新高ドイツ語にかけて,接続詞の意味が明確化したと言われるが,時間を表すals,理由を表す(die)weil,条件を表すwann/wennはその意味も生起位置もおおむね現代語と同様である.(die)weilは他の初期新高ドイツ語期のテクストでは時間の意味も表すが,『阿呆物語』では理由の意味で用いられることが多く,意味の明確化が進行していることが確認される.2)daは理由でなく場所,damitは目的でなく手段(=mit dem)の意味で用いられることも多く,da-がなお直示的・照応的な性格を保持していることが確認される.
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
高田博行: "統語規範の形成と変遷-17世紀における多項述語の副文語順の場合-" 『ドイツ文学』(日本独文学会編). 92. 12-24 (1994)
高田弘之:“句法规范的形成与变化——17世纪多项谓词的副句词序案例——”德国文学(日本德国文学会编)92. 12-24(1994)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
高田博行: "Zur Wortstellung des mehrgliedrigen Verbalkomplexes im Nebensatz im 17.Jahrhundert.Mit einer Beantwortung der Frage,wie und warum die Wortstellung von Grimmelshausens “Simplicissimus" geandert wurde." Zeitschrift fur Germanistische Linguistik.(W.de
Hiroyuki Takada:“Zur Wortstellung des mehrgliedrigen Verbalkoplexes im Nebensatz im 17.Jahrhundert。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
現代ドイツにおける「ナチ語彙」の変容と使用動機―言語学と政治学の協働による研究
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批准号:22K00514
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2022
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负责人:高田 博行
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依托单位:
1550年から1700年に至るルター聖書の諸版における書記法・形態論的変遷-コンピュータによる基礎的研究
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批准号:07801070
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$1.02万
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财政年份:1995
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负责人:高田 博行
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依托单位:
17世紀ドイツにおける普遍文法の思想の文典史的意義
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批准号:02851091
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1990
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负责人:高田 博行
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依托单位:
17世紀の言語規範をめぐる論争におけるG.Ph.Harsdorfferの意義
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批准号:61710278
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1986
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负责人:高田 博行
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依托单位:
海外基金