遺伝子近傍の多型性を利用したMVR-PCR法による微量混合斑痕からのアリル分析
遺伝子近傍の多型性を利用したMVR-PCR法による微量混合斑痕からのアリル分析
批准号:
06670455
负责人:
玉木 敬二
金额:
$1.28万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
财政年份:
1994
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1994 至 --
中文摘要
DNAフィンガープリント法に始まるミニサテライトDNAを用いた検査法は個人識別などの法医学領域で広く利用されているが、現在のところ個々のミニサテライトの長さの差のみを情報として使用している。ところが、ミニサテライトの内部の変異をマッピングするMVP-PCR法の開発により、さらに多くの情報が得られるようになった。また、ミニサテライト近傍(フランキング領域)の多型性を利用することにより、ゲノムDNAから個人のアリルをタイプできるようになった。我々はこれらの方法を用いて日本人のMS32アリルを数多く調査し、血痕や精液班などの微量な法医資料の分析にも応用し検討した。また、これらの研究結果をもとに、実際の法医資料の分析に応用した。全身に火傷を覆い腐敗も進んだ身元不詳の嬰児が分離された胎盤とともに焼却炉内で発見されたが、この2つの法医資料よりどれだけ個人識別に有用な情報が得られるかを検討した。まず、比較のために従来のDNA検査(SLP、AmpFLP、HLA-DQA1、STR)をおこなったが、HLA検査を除く3つの検査では胎盤だけに存在するアリルを検出されず、嬰児のDNA型のみがタイピングされた。また、HLA検査では3つ以上のアリルの混合が示唆されたが、それぞれ実際のDQA1型を決定できなかった。それに対し、通常のMVR-PCRでは嬰児DNAからは明確なdiploidコードを読み取ることができ、2つのアリルを分離してhaploidコードを読むことも可能であった。また、胎盤組織では3つ以上のアリルが混合していることがわかり、上記3つのフランキング(近傍)領域の多型性をタイピングしたところ、嬰児DNAと胎児DNAで異なっていたため、アリル特異的MVR-PCRにより、胎盤に含まれる微量な母親由来のアリルのタイピングに成功した。これらのアリルをデータベース内にある今までにタイピングされたアリルと比較したところ、ホモロジーの高いアリルは日本人のアリルだけであった。このため、嬰児や母親は日本人である可能性が強く示唆された。このように、混合斑痕などの3つ以上のアリルの混ざった資料からでも、フランキング多型を用いることによりアリルの分離及びマッピングが可能となり、MVR-PCR法は極めて個人識別能の高い検査であることが示された。
英文摘要
DNAフィンガープリント法に始まるミニサテライトDNAを用いた検査法は個人識別などの法医学領域で広く利用されているが、現在のところ個々のミニサテライトの長さの差のみを情報として使用している。ところが、ミニサテライトの内部の変異をマッピングするMVP-PCR法の開発により、さらに多くの情報が得られるようになった。また、ミニサテライト近傍(フランキング領域)の多型性を利用することにより、ゲノムDNAから個人のアリルをタイプできるようになった。我々はこれらの方法を用いて日本人のMS32アリルを数多く調査し、血痕や精液班などの微量な法医資料の分析にも応用し検討した。また、これらの研究結果をもとに、実際の法医資料の分析に応用した。全身に火傷を覆い腐敗も進んだ身元不詳の嬰児が分離された胎盤とともに焼却炉内で発見されたが、この2つの法医資料よりどれだけ個人識別に有用な情報が得られるかを検討した。まず、比較のために従来のDNA検査(SLP、AmpFLP、HLA-DQA1、STR)をおこなったが、HLA検査を除く3つの検査では胎盤だけに存在するアリルを検出されず、嬰児のDNA型のみがタイピングされた。また、HLA検査では3つ以上のアリルの混合が示唆されたが、それぞれ実際のDQA1型を決定できなかった。それに対し、通常のMVR-PCRでは嬰児DNAからは明確なdiploidコードを読み取ることができ、2つのアリルを分離してhaploidコードを読むことも可能であった。また、胎盤組織では3つ以上のアリルが混合していることがわかり、上記3つのフランキング(近傍)領域の多型性をタイピングしたところ、嬰児DNAと胎児DNAで異なっていたため、アリル特異的MVR-PCRにより、胎盤に含まれる微量な母親由来のアリルのタイピングに成功した。これらのアリルをデータベース内にある今までにタイピングされたアリルと比較したところ、ホモロジーの高いアリルは日本人のアリルだけであった。このため、嬰児や母親は日本人である可能性が強く示唆された。このように、混合斑痕などの3つ以上のアリルの混ざった資料からでも、フランキング多型を用いることによりアリルの分離及びマッピングが可能となり、MVR-PCR法は極めて個人識別能の高い検査であることが示された。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Keiji Tamaki: "Applications of minisatellite variant repeat(MVR)mapping for maternal identification from remains of an infant and placenta." Journal of Fovensic Sciences. (in press). (1995)
Keiji Tamaki:“应用小卫星变异重复 (MVR) 作图从婴儿和胎盘残骸中识别母体。”
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
高識別遺伝マーカーと法数学推計値による混合試料からの新しい情報抽出法の検討
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批准号:21659174
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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资助金额:$1.98万
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财政年份:2009
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负责人:玉木 敬二
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依托单位:
突然死の法医診断と心臓突然死予防策の確立を目指したDNA指標の分子法医学的研究
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批准号:18659193
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$2.11万
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财政年份:2006
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负责人:玉木 敬二
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依托单位:
アリル進化の痕跡から個人特異性と集団近縁性を同時解析するDNA検査法の開発
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批准号:16659169
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$2.18万
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财政年份:2004
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负责人:玉木 敬二
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依托单位:
新しい自動マルチローカスMVR−PCR法による高排除率親子鑑定法の開発
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批准号:10670386
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$1.28万
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财政年份:1998
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负责人:玉木 敬二
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依托单位:
MVR-PCR分析による民族特異的アリルの同定とその系統進化に関する研究
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批准号:07670486
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$1.22万
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财政年份:1995
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负责人:玉木 敬二
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依托单位:
DNA多型を利用した各種体液からの個人識別法の確立
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批准号:02770309
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1990
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负责人:玉木 敬二
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依托单位:
海外基金