カメムシ幼若ホルモンの合成・受容機構とその進化過程の解明
カメムシ幼若ホルモンの合成・受容機構とその進化過程の解明
批准号:
22H02361
负责人:
後藤 慎介
金额:
$11.07万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
昆虫類の内分泌系の進化を明らかにすべく,カメムシ類を対象として,幼若ホルモン(Juvenile hormone, JH)の多様性とその合成・受容機構を解析している.これまでの研究により,カメムシ目のアブラムシ類,コナジラミ類,ウンカ類はJH IIIと呼ばれるJHを合成するとされてきた.しかし今年度の研究により,これらのグループの中には,JH IIIのみを合成する種,カメムシ亜目のJHとして知られるJHSB3のみを合成する種,その両方を合成する種が存在することが明らかになった.加えて,カメムシ亜目の中の水生カメムシ類でもJHの多様化が起きており,JHSB3を合成する種から,JH IIIを合成する種が分岐していることが考えられた.このようにカメムシ目の中でJHの多様化が起きていることが明らかになった.また,JHSB3のみを合成するチャバネアオカメムシを対象に,JH合成機構の解析も行った.JH合成内分泌器官であるアラタ体に,JHSB3の中間産物候補として考えられるFarnesoic acid(FA), JH IIIを添加したところ,JHSB3の合成量が高まることがわかった.一方,Methyl Farnesoate (MF)の添加では,合成量は高まらなかった.JHSB3はFA, JH IIIを中間産物とする経路で合成されており,MFを介する経路は用いられていないことが考えられる.また,JH合成に関わる律速酵素であるJHAMTの阻害剤を用いた実験を行った.JHAMTの阻害によりJHSB3の合成量が低下すること,阻害剤添加後にFAを加えても合成量は低下しないことが明らかになった.一方,阻害剤添加後にMFを加えても阻害は解除されなかった.この結果は,中間産物添加実験で挙げられた仮説,すなわち,JHSB3の合成においては,FAが中間産物として用いられている一方でMFは用いられていない,を支持するものである.加えて,ホソヘリカメムシのJHSB3合成の調整に係わる機構に関して原著論文を執筆し,Applied Entomology and Zoology誌で発表した.
英文摘要
昆虫類の内分泌系の進化を明らかにすべく,カメムシ類を対象として,幼若ホルモン(Juvenile hormone, JH)の多様性とその合成・受容機構を解析している.これまでの研究により,カメムシ目のアブラムシ類,コナジラミ類,ウンカ類はJH IIIと呼ばれるJHを合成するとされてきた.しかし今年度の研究により,これらのグループの中には,JH IIIのみを合成する種,カメムシ亜目のJHとして知られるJHSB3のみを合成する種,その両方を合成する種が存在することが明らかになった.加えて,カメムシ亜目の中の水生カメムシ類でもJHの多様化が起きており,JHSB3を合成する種から,JH IIIを合成する種が分岐していることが考えられた.このようにカメムシ目の中でJHの多様化が起きていることが明らかになった.また,JHSB3のみを合成するチャバネアオカメムシを対象に,JH合成機構の解析も行った.JH合成内分泌器官であるアラタ体に,JHSB3の中間産物候補として考えられるFarnesoic acid(FA), JH IIIを添加したところ,JHSB3の合成量が高まることがわかった.一方,Methyl Farnesoate (MF)の添加では,合成量は高まらなかった.JHSB3はFA, JH IIIを中間産物とする経路で合成されており,MFを介する経路は用いられていないことが考えられる.また,JH合成に関わる律速酵素であるJHAMTの阻害剤を用いた実験を行った.JHAMTの阻害によりJHSB3の合成量が低下すること,阻害剤添加後にFAを加えても合成量は低下しないことが明らかになった.一方,阻害剤添加後にMFを加えても阻害は解除されなかった.この結果は,中間産物添加実験で挙げられた仮説,すなわち,JHSB3の合成においては,FAが中間産物として用いられている一方でMFは用いられていない,を支持するものである.加えて,ホソヘリカメムシのJHSB3合成の調整に係わる機構に関して原著論文を執筆し,Applied Entomology and Zoology誌で発表した.
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI:
10.1007/s13355-022-00795-5
发表时间:
2022-08
期刊:
Applied Entomology and Zoology
影响因子:
1.3
作者:
[G. Mano;S. Goto]
通讯作者:
G. Mano;S. Goto
タガメはハエ特有の幼若ホルモンJHB3を合成する
巨龟合成果蝇特有的保幼激素JHB3
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Tavakoli-Kolour Parviz, Sinniger Frederic, Morita Masaya, Harii Saki, 後藤慎介,松本圭司,立花光,門司麻衣子,志賀向子,沼田英治,小滝豊美]
通讯作者:
後藤慎介,松本圭司,立花光,門司麻衣子,志賀向子,沼田英治,小滝豊美
カメムシ幼若ホルモンの合成・受容機構とその進化過程の解明
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批准号:23K23626
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2024
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负责人:後藤 慎介
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依托单位:
昆虫概日時計の分子出力機構の解明
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批准号:19F19737
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$0.7万
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财政年份:2019
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负责人:後藤 慎介
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依托单位:
ハエ目昆虫の光周性に関与する遺伝子の解析
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批准号:15770049
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.3万
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财政年份:2003
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负责人:後藤 慎介
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依托单位:
ショウジョウバエの環境適応におけるヒートショックタンパク質の役割
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批准号:98J02676
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.15万
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财政年份:1998
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负责人:後藤 慎介
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依托单位:
海外基金