植物培養細胞における浸透ストレスを利用した有用物質の大量蓄積機能発現に関する研究
植物培養細胞における浸透ストレスを利用した有用物質の大量蓄積機能発現に関する研究
批准号:
02261216
负责人:
小野 莞爾
金额:
$0.96万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份:
1990
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1990 至 --
中文摘要
本研究では、双子葉植物の7種と塩生植物の3種およびコケ植物の3種の各培養細胞系を用いた。これらの培養細胞をMS培地に種々の濃度のNaClを加えた培地で培養して、それらの成長を比較した。その結果、ほとんどの培養細胞系が0.25%NaClを加えた培地でも成長したが、それ以上の濃度では成長が抑制された。ニンジン培養細胞は比較的にNaClに耐性があり、0.5%まではcontrolとほとんど同じ成長を示し、1%でも成長速度は若干落ちるものの、最終的にはcontrolと同じ成長量に達した。オオホウキゴケ培養細胞もNaClに耐性があり、1%でもcontrolと同様な成長を示した。また、タチゴケ培養細胞は0.25%でもまったく成長が抑制され、NaClにsensitiveであった。塩生植物のウラギク培養細胞は、0.5%NaClまでは耐性を示したが1%では成長が抑制された。このように植物体の状態で耐塩性を示す塩生植物が、培養細胞の状態では必ずしもその性質を保持しているとは限らないことがわかった。次に、ヒゴシャクヤク(Kp86ー2)、ニンジン、フクハラオレンジ、ツルボ、ゼニゴケ(A18)、マルバハネゴケ(Plo)の各培養細胞について、浸透ストレス環境下における細胞中のタンパク質の変動について調ベた。それぞれの培養細胞を、0.08M,0.15MのNaClと0.16M,0.3Mのマンニト-ルで5回以上継代後、HPLCでタンパク質の変動を調べた。その結果、上記のようなストレスをかけると、タンパク質の組成に変動が見られ、それぞれの培養胞系で3つまたは4つの新たなタンパク質のピ-クが現れた。また、controlで存在したタンパク質の中のいくつかは、その量が増加した。Rt.5.1のピ-クは6系統全てに共通してタンパク質の量が増加した。ヒゴシャクヤク(Kp86ー2)に0.2Mまたは0.3Mマンニト-ルでストレスをかけると、いずれの場合もcontrolよりも薬用成分のpaeoniflorin生産量の上がることがわかった。以上の成果をもとに、今後浸透ストレスにより変動するタンパク質やアミノ酸の同定およびこれらに関連する酵素タンパク質を分析し、浸透ストレスに適応する調節機構と遺伝子発現の関係を明かにしたい。
英文摘要
本研究では、双子葉植物の7種と塩生植物の3種およびコケ植物の3種の各培養細胞系を用いた。これらの培養細胞をMS培地に種々の濃度のNaClを加えた培地で培養して、それらの成長を比較した。その結果、ほとんどの培養細胞系が0.25%NaClを加えた培地でも成長したが、それ以上の濃度では成長が抑制された。ニンジン培養細胞は比較的にNaClに耐性があり、0.5%まではcontrolとほとんど同じ成長を示し、1%でも成長速度は若干落ちるものの、最終的にはcontrolと同じ成長量に達した。オオホウキゴケ培養細胞もNaClに耐性があり、1%でもcontrolと同様な成長を示した。また、タチゴケ培養細胞は0.25%でもまったく成長が抑制され、NaClにsensitiveであった。塩生植物のウラギク培養細胞は、0.5%NaClまでは耐性を示したが1%では成長が抑制された。このように植物体の状態で耐塩性を示す塩生植物が、培養細胞の状態では必ずしもその性質を保持しているとは限らないことがわかった。次に、ヒゴシャクヤク(Kp86ー2)、ニンジン、フクハラオレンジ、ツルボ、ゼニゴケ(A18)、マルバハネゴケ(Plo)の各培養細胞について、浸透ストレス環境下における細胞中のタンパク質の変動について調ベた。それぞれの培養細胞を、0.08M,0.15MのNaClと0.16M,0.3Mのマンニト-ルで5回以上継代後、HPLCでタンパク質の変動を調べた。その結果、上記のようなストレスをかけると、タンパク質の組成に変動が見られ、それぞれの培養胞系で3つまたは4つの新たなタンパク質のピ-クが現れた。また、controlで存在したタンパク質の中のいくつかは、その量が増加した。Rt.5.1のピ-クは6系統全てに共通してタンパク質の量が増加した。ヒゴシャクヤク(Kp86ー2)に0.2Mまたは0.3Mマンニト-ルでストレスをかけると、いずれの場合もcontrolよりも薬用成分のpaeoniflorin生産量の上がることがわかった。以上の成果をもとに、今後浸透ストレスにより変動するタンパク質やアミノ酸の同定およびこれらに関連する酵素タンパク質を分析し、浸透ストレスに適応する調節機構と遺伝子発現の関係を明かにしたい。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Kanji Ono,Mie Sakamoto,Osamu Fujimaru and Akio Ishida: "Accumulation and variation of low molecular weigt compounds in plant cultured cells under osmotic stress." Plant and Cell Physiology.
Kanji Ono、Mie Sakamoto、Osamu Fujimaru 和 Akio Ishida:“渗透胁迫下植物培养细胞中低分子量化合物的积累和变化。”
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Shuichi Harashima and Kanji Ono: "Physiological characteristics and morphogenetic potential of longーterm cultured cell lines in bryophytes" Journal of Hattori Botanical Laboratory. 69. 171-184 (1991)
Shuichi Harashima 和 Kanji Ono:“苔藓植物长期培养细胞系的生理特征和形态发生潜力”《服部植物实验室杂志》69. 171-184 (1991)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
単数体培養細胞系の確立と変異株の単離
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批准号:60540411
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$0.77万
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财政年份:1985
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负责人:小野 莞爾
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依托单位:
半数性植物培養細胞の実験細胞学的・遺伝学的研究
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批准号:58540407
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$1.15万
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财政年份:1983
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负责人:小野 莞爾
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依托单位:
蘚苔類プロトプラストの実験細胞学的・遺伝学的研究
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批准号:X00090----554199
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$1.41万
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财政年份:1980
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负责人:小野 莞爾
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依托单位:
コケ植物カルスの培養と分化に関する実験細胞学的研究
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批准号:X00095----164180
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (D)
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资助金额:$0.24万
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财政年份:1976
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负责人:小野 莞爾
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依托单位:
コケ植物単相細胞の培養と分化に関する実験形態学・細胞学的研究
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批准号:X00095----064163
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (D)
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资助金额:$0.2万
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财政年份:1975
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负责人:小野 莞爾
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依托单位:
蘚苔類異質染色質の実験細胞学的研究
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批准号:X00210----774178
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.14万
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财政年份:1972
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负责人:小野 莞爾
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依托单位:
蘚苔類異質染色質の実験細胞学的研究
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批准号:X46210------4167
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.13万
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财政年份:1971
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负责人:小野 莞爾
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依托单位:
海外基金