軸不斉化合物を合成素子とする不斉合成法の開発
軸不斉化合物を合成素子とする不斉合成法の開発
批准号:
16073210
负责人:
松本 隆司
金额:
$12.1万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份:
2004
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2004 至 2007
中文摘要
合成法の確立された光学活性化合物を合成素子として用いるアプローチは,天然有有機化合物の不斉合成において重要な位置を占める。本研究では,新しいタイプのキラル合成素子として軸性不斉化合物に着目し,これらを活用する合成方法論を開発してきた。本年度の主な成果は以下の通りである。(1)本研究ではこれまでに、酵素触媒によるエナンチオ選択的非対称化反応が,光学活性オルト四置換軸不斉ビフェニルを合成するための優れた手法となることを明らかにしてきた。本年度の研究では,天然物合成への展開を図り,キサントン骨格とアントラキノン骨格がビアリール型に結合した構造をもつEuxanmodinBの全合成を検討した。その結果,ビフェニル化合物の各芳香環に環構造を融着し,アントラキノン骨格およびキサントン骨格を形成する方法を開発することに成功し,標的化合物の全合成の最終工程を検討する段階まで至った。これにより本アプローチが,多環芳香環同士がビアリール結合した天然物を合成するための手法として有効であることを示すことができた。(2)エリスリナアルカロイドは,ヒドロインドール環とテトラヒドロイソキノリン環がスピロ型不斉中心を共有して縮環した特徴的な四環骨格をもっ。古くから合成化学の標的化合物とされてきたが,不斉合成の例はきわめて限られている。これまでの研究で開発してきた,ビフェニル化合物の脱芳香化反応を基盤とするアプローチを駆使することにより,これまでに全合成例のない,C11位が酸素官能基化された類縁体を含めて5種の天然エリスリナアルカロイドの全合成に成功し、方法論としての有用性を示すことができた。
英文摘要
合成法の確立された光学活性化合物を合成素子として用いるアプローチは,天然有有機化合物の不斉合成において重要な位置を占める。本研究では,新しいタイプのキラル合成素子として軸性不斉化合物に着目し,これらを活用する合成方法論を開発してきた。本年度の主な成果は以下の通りである。(1)本研究ではこれまでに、酵素触媒によるエナンチオ選択的非対称化反応が,光学活性オルト四置換軸不斉ビフェニルを合成するための優れた手法となることを明らかにしてきた。本年度の研究では,天然物合成への展開を図り,キサントン骨格とアントラキノン骨格がビアリール型に結合した構造をもつEuxanmodinBの全合成を検討した。その結果,ビフェニル化合物の各芳香環に環構造を融着し,アントラキノン骨格およびキサントン骨格を形成する方法を開発することに成功し,標的化合物の全合成の最終工程を検討する段階まで至った。これにより本アプローチが,多環芳香環同士がビアリール結合した天然物を合成するための手法として有効であることを示すことができた。(2)エリスリナアルカロイドは,ヒドロインドール環とテトラヒドロイソキノリン環がスピロ型不斉中心を共有して縮環した特徴的な四環骨格をもっ。古くから合成化学の標的化合物とされてきたが,不斉合成の例はきわめて限られている。これまでの研究で開発してきた,ビフェニル化合物の脱芳香化反応を基盤とするアプローチを駆使することにより,これまでに全合成例のない,C11位が酸素官能基化された類縁体を含めて5種の天然エリスリナアルカロイドの全合成に成功し、方法論としての有用性を示すことができた。
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Enantioselective Synthesis of Axially Chiral Tetra-Orto-Substituted Biphenyls by Enzymatic Desymmetrization
酶法去对称对映选择性合成轴向手性四邻取代联苯
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[川端 健志, 井川 和宣, 友岡 克彦, 上田満(木越英夫), 近藤敏啓(分担執筆), 松本隆司]
通讯作者:
松本隆司
キノール中間体を経る軸不斉ビフェニルの新変換法
通过对苯二酚中间体转化轴向手性联苯的新方法
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[上原 和浩, 鈴木 征希, 井川 和宣, 友岡 克彦, Tohru Fukuyama, 松本隆司]
通讯作者:
松本隆司
酵素触媒を用い非対称化反応による軸不斉ビフェニルのエナンチオ選択的合成法(1):適用範囲に関する検討
酶催化去对称反应对映选择性合成轴向手性联苯(一):适用范围研究
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[岡本 真梨子, 井川 和宣, 友岡 克彦, 村瀬裕彦・米原奈美・鹿内大輔・秦猛志・占部弘和, 松本隆司]
通讯作者:
松本隆司
Enantioselective Synthesis of Axially Chiral Tetra-Ortho-Substituted Biphenyls by Enzymatic Desymmetrization and Its Application
酶法去对称对映选择性合成轴向手性四邻位取代联苯及其应用
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takemoto, et. al., 松本隆司]
通讯作者:
松本隆司
Convergence in [2+2+2] Synthesis of β-Phenylnaphthalene Motif in Polyaromatic Natural Product
聚芳烃天然产物中β-苯基萘基序[2+2+2]合成的收敛性
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
Tetrahedron Letters 47・37
影响因子:
--
作者:
[I.Takemura, K.Imura, T.Matsumoto, K.Suzuki]
通讯作者:
K.Suzuki
共 8 条
顎関節関節円板におけるホメオスタシス維持解明への挑戦
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批准号:24659903
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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资助金额:$1.5万
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财政年份:2012
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负责人:松本 隆司
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依托单位:
メタロクライゼン転位反応による新規遠隔不斉誘起反応の開発
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批准号:08640697
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$1.6万
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财政年份:1996
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负责人:松本 隆司
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依托单位:
新規殺細胞化合物フラキノシン類の合成研究
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批准号:04740302
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1992
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负责人:松本 隆司
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依托单位:
Gilvocarcin系抗生物質の合成を指向する新規合成反応の開発
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批准号:03854062
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1991
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负责人:松本 隆司
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依托单位:
抗腫瘍性C-アリールグリコシド系化合物合成を指向する新規合成反応の開発
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批准号:02854060
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1990
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负责人:松本 隆司
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依托单位:
海外基金