特異な構造や反応性を示すケイ素遷移金属錯体に関する理論的研究
特異な構造や反応性を示すケイ素遷移金属錯体に関する理論的研究
批准号:
20038002
负责人:
橋本 久子
金额:
$1.73万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 2009
中文摘要
本年度は,主に以下の成果が得られた。1.ジヒドリド(シリル)タングステン錯体の結合性と動的挙動に関する詳細な理論的研究最近,6族金属では珍しいジヒドリド(シリル)タングステン錯体を単離することに成功し,その結合状態について理論計算[DFT及びCCSD(T)]を行い,この錯体が古典的なW(IV)のジヒドリドシリル錯体では無く,2つの水素とケイ素が弱く相互作用したη^3-シリカートW(II)錯体と見なされる特異な結合状態を持つことを明らかにした。この錯体は,溶液中2つのジアステレオトピックなヒドリド配位子が等価になる動的挙動を示すが,これまでにヒドリドシリル錯体の動的挙動についての理論的研究はほとんど皆無であった。今回,そのメカニズムについて計算を行い,二つの動的挙動の存在を明らかにした。2.ヒドリド(ヒドロシリレン)錯体とa,β-不飽和カルボニル化合物との反応機構に関する理論的研究ヒドリド(ヒドロシリレン)タングステン錯体はa,β-不飽和カルボニルと室温で容易に反応し,ほぼ定量的にanti体のみのシロキシアリル錯体を選択的に与えるということを見出している。生成物の立体選択性から,反応はシリレン錯体では報告例の無かった[2+4]環化付加機構で進行していると予想されるが,[2+2]環化付加機構と区別することは実験的には困難である。そこで,理論計算を行ったところ,[2+4]環化付加機構の方がエネルギー的に有利であることが示された。3.ヒドリド(ヒドロゲルミレン)錯体とヘテロクムレンとの反応研究先に合成したシリレンタングステン錯体は,様々な不飽和有機化合物に対して高い反応性を示すが,ヘテロクムレンとは,複雑な生成物を与えるのみであった。しかし,ゲルミレン類縁体はイソシアナート等とヒドロゲルミル化反応を起こし.新規な5員環骨格を持つ錯体を生成することを見出した。この反応機構を理論計算で明らかにした。
英文摘要
本年度は,主に以下の成果が得られた。1.ジヒドリド(シリル)タングステン錯体の結合性と動的挙動に関する詳細な理論的研究最近,6族金属では珍しいジヒドリド(シリル)タングステン錯体を単離することに成功し,その結合状態について理論計算[DFT及びCCSD(T)]を行い,この錯体が古典的なW(IV)のジヒドリドシリル錯体では無く,2つの水素とケイ素が弱く相互作用したη^3-シリカートW(II)錯体と見なされる特異な結合状態を持つことを明らかにした。この錯体は,溶液中2つのジアステレオトピックなヒドリド配位子が等価になる動的挙動を示すが,これまでにヒドリドシリル錯体の動的挙動についての理論的研究はほとんど皆無であった。今回,そのメカニズムについて計算を行い,二つの動的挙動の存在を明らかにした。2.ヒドリド(ヒドロシリレン)錯体とa,β-不飽和カルボニル化合物との反応機構に関する理論的研究ヒドリド(ヒドロシリレン)タングステン錯体はa,β-不飽和カルボニルと室温で容易に反応し,ほぼ定量的にanti体のみのシロキシアリル錯体を選択的に与えるということを見出している。生成物の立体選択性から,反応はシリレン錯体では報告例の無かった[2+4]環化付加機構で進行していると予想されるが,[2+2]環化付加機構と区別することは実験的には困難である。そこで,理論計算を行ったところ,[2+4]環化付加機構の方がエネルギー的に有利であることが示された。3.ヒドリド(ヒドロゲルミレン)錯体とヘテロクムレンとの反応研究先に合成したシリレンタングステン錯体は,様々な不飽和有機化合物に対して高い反応性を示すが,ヘテロクムレンとは,複雑な生成物を与えるのみであった。しかし,ゲルミレン類縁体はイソシアナート等とヒドロゲルミル化反応を起こし.新規な5員環骨格を持つ錯体を生成することを見出した。この反応機構を理論計算で明らかにした。
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Reactivity of Neutral Silylene and Germylene Transition Metal Complexes Having M-H and E-H(E=Si, Ge)Bonds Toward Unsaturated Organic Compounds
具有M-H和E-H(E=Si, Ge)键的中性亚硅基和亚甲锗烷基过渡金属配合物对不饱和有机化合物的反应活性
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[宮川尚紀, Chun Biu Li, 小松崎民樹, Hisako Hashimoto]
通讯作者:
Hisako Hashimoto
水素架橋ビスシリレン)タングステン錯体とDMAPおよびアルコール類との反応
氢桥联二甲硅烷基钨配合物与 DMAP 和醇的反应
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[M. Chiba, D. G. Fedorov, T. Nagata, K. Kitaura, Taro Ueda, 細井 綾子, 橋本久子]
通讯作者:
橋本久子
Syntheses and Properties of Reactive Neutral Silylene Complexes of Tungsten and Ruthenium
钨钌反应性中性硅撑配合物的合成及性能
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[M. Fujita, Y. Ookubo, T. Sugimura, 小坂有史, Hisako Hashimoto]
通讯作者:
Hisako Hashimoto
多様な反応性を示す中性の末端型シリレン錯体
表现出多种反应活性的中性末端亚硅基配合物
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[T. Sawada, D. G. Fedorov, K. Kitaura, 橋本久子]
通讯作者:
橋本久子
新しいタイプのシリレン遷移金属錯体の合と性質
新型硅基过渡金属配合物的组合及性能
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Hiroshi Suzuki, Takehiro Yamane, Naoki Umezawa, Nobuki Kato, Tsunehiko Higuchi, 橋本久子]
通讯作者:
橋本久子
共 10 条
低原子価の13・14族高周期元素ー金属結合の協働作用を鍵とする高活性反応場の創製
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批准号:23K23356
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$2.16万
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财政年份:2024
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负责人:橋本 久子
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依托单位:
低原子価の13・14族高周期元素ー金属結合の協働作用を鍵とする高活性反応場の創製
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批准号:22H02088
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.48万
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财政年份:2022
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负责人:橋本 久子
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依托单位:
実在系の末端シリレン錯体の構造と反応化学に関する理論的研究
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批准号:19029003
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$0.96万
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财政年份:2007
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负责人:橋本 久子
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依托单位:
有機ケイ素配位子の特異性を生かした反応活性金属錯体の合成研究
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批准号:16750044
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.3万
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财政年份:2004
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负责人:橋本 久子
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依托单位: