ライ症候群におけるミトコンドリア機能障害に関する研究-高アンモニア血症の発症機序及び脂肪酸代謝異常、カルニチン代謝異常に関する検討-
ライ症候群におけるミトコンドリア機能障害に関する研究-高アンモニア血症の発症機序及び脂肪酸代謝異常、カルニチン代謝異常に関する検討-
批准号:
63570426
负责人:
新美 仁男
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
财政年份:
1988
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1988 至 --
中文摘要
単離ミトコンドリア(Mt)を用いたin vitro再構成系を用いてサリチル酸(SA)のオルニチントランスカルバミラーゼ(OTC)成熟過程に及ぼす影響を調べ、ライ症候群における高アンモニア血症の発現にSAが関与することを示唆するデータが得られた。反応時に加えたSAはOTCの成熟過程を1mMではほとんど阻害しなかったが、3mMでは部分的に、10mM以上では完全に阻害した。また3mMSAでMtを前処理したところOTCの成熟過程は強く阻害された。すなわちSAはヒトの中毒血中濃度に相当する3mM以上の濃度において、OTCの成熟過程をin vitroで濃度依存性に阻害した。この阻害作用はSAがMtの形態異常を起こす事またはuncouplerとして膜電位を破壊する事等によると考えられた。次に2例のライ症候群の臨床例についてその脂肪酸代謝障害の検討のため、尿中有機酸および血中・尿中カルニチンを測定し以下の結果を得た。入院時の尿中有機酸分析ではadipic,suberic,dodecanedioicなどのジカルボン酸の著名な排泄が認められ、さらにケトン体や乳酸・ピルビレ酸の大量排泄も認められた。正常対照に比し血中遊離カルニチンは低値、アシルカルニチンは高値を示し、2次的なカルニチン欠乏の状態であることが判明し、尿中へは遊離・アシルの両カルニチンとも排泄が増多していた。この尿中アシルカルニチンをSecondary Ion Mass Spectrometryを用いて同定したところ、アセチルのピークが最も大きく、プロピオニル、イソバレリル、さらにジカルボン酸のアシルカルニチンも排泄されている事を確認した。患児に対しカルニチンを投与したところ、尿中ジカルボン酸の急速な排泄低下と馬尿酸の排泄増加を認め、ライ症候群にカルニチンが有効であることを生化学的に世界で初めて証明し得たと考える。今後遺伝子クローニングの手法を応用し、ライ症候群における脂肪酸、カルニチン代謝異常を深く解析し、本症の本態に迫りたい。
英文摘要
単離ミトコンドリア(Mt)を用いたin vitro再構成系を用いてサリチル酸(SA)のオルニチントランスカルバミラーゼ(OTC)成熟過程に及ぼす影響を調べ、ライ症候群における高アンモニア血症の発現にSAが関与することを示唆するデータが得られた。反応時に加えたSAはOTCの成熟過程を1mMではほとんど阻害しなかったが、3mMでは部分的に、10mM以上では完全に阻害した。また3mMSAでMtを前処理したところOTCの成熟過程は強く阻害された。すなわちSAはヒトの中毒血中濃度に相当する3mM以上の濃度において、OTCの成熟過程をin vitroで濃度依存性に阻害した。この阻害作用はSAがMtの形態異常を起こす事またはuncouplerとして膜電位を破壊する事等によると考えられた。次に2例のライ症候群の臨床例についてその脂肪酸代謝障害の検討のため、尿中有機酸および血中・尿中カルニチンを測定し以下の結果を得た。入院時の尿中有機酸分析ではadipic,suberic,dodecanedioicなどのジカルボン酸の著名な排泄が認められ、さらにケトン体や乳酸・ピルビレ酸の大量排泄も認められた。正常対照に比し血中遊離カルニチンは低値、アシルカルニチンは高値を示し、2次的なカルニチン欠乏の状態であることが判明し、尿中へは遊離・アシルの両カルニチンとも排泄が増多していた。この尿中アシルカルニチンをSecondary Ion Mass Spectrometryを用いて同定したところ、アセチルのピークが最も大きく、プロピオニル、イソバレリル、さらにジカルボン酸のアシルカルニチンも排泄されている事を確認した。患児に対しカルニチンを投与したところ、尿中ジカルボン酸の急速な排泄低下と馬尿酸の排泄増加を認め、ライ症候群にカルニチンが有効であることを生化学的に世界で初めて証明し得たと考える。今後遺伝子クローニングの手法を応用し、ライ症候群における脂肪酸、カルニチン代謝異常を深く解析し、本症の本態に迫りたい。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Masaki,Takayanagi: Acta Paediatrica Japonica.
高柳正树:日本儿科学报。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
成長期骨密度修飾因子と対策に関する研究
-
批准号:09670784
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
-
资助金额:$1.98万
-
财政年份:1997
-
负责人:新美 仁男
-
依托单位:
ヒト成長ホルモン結合蛋白の意義に関する研究
-
批准号:08670854
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
-
资助金额:$1.28万
-
财政年份:1996
-
负责人:新美 仁男
-
依托单位:
成長期の骨密度決定因子の解明
-
批准号:07670840
-
项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
-
资助金额:$1.41万
-
财政年份:1995
-
负责人:新美 仁男
-
依托单位:
先天性副腎リポイド過形成の病因の同定
-
批准号:06670769
-
项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
-
资助金额:$1.15万
-
财政年份:1994
-
负责人:新美 仁男
-
依托单位:
21水酸化酵素欠損症の成因ならびに治療に関する研究
-
批准号:05670658
-
项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
-
资助金额:$1.28万
-
财政年份:1993
-
负责人:新美 仁男
-
依托单位:
インスリン不足下のGH受容体ポストリセプター障害機序解明
-
批准号:04670578
-
项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
-
资助金额:$1.28万
-
财政年份:1992
-
负责人:新美 仁男
-
依托单位:
小児慢性甲状腺炎の臨床的研究
-
批准号:X00095----167128
-
项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (D)
-
资助金额:$0.26万
-
财政年份:1976
-
负责人:新美 仁男
-
依托单位:
海外基金