集団意思決定における知識表象の共有性をめぐる社会心理学的検討
集団意思決定における知識表象の共有性をめぐる社会心理学的検討
批准号:
06710089
负责人:
亀田 達也
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1994
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1994 至 --
中文摘要
本年度の研究の目的は、相互作用を前提とする集団意思決定場面において、集団を構成するメンバーが決定問題についてどのような心的表象(mental representation)を形成するのかを検討することにあった。近年認知科学で「社会的に共有された認知」(socially shared cognition)という概念が注目されているが、ここでは、相互作用を通じ決定問題に関するメンバーの心的表象(問題の知識的な表現)がどの程度収束するのか、合議という相互作用は認知の共有化を促進させる媒体としてどの程度有効な媒体と言えるか、について実証的な検討を行った。本年度の研究では、集団意思決定場面として模擬陪審場面を設定した。ここでは、(1)提示された一連の証拠・証言を被験者が個人的にどのように表象するのか、(2)各被験者が形成した心的表象が、合議過程を通じてどのように変容するのか(集団内で共通の心的表象が作られるのか)、が中心的な検討課題であった。複数の実験の結果、以下の知見が得られた。(1)証拠・証言の知識表現化には、大別して2つの代表的なタイプが見られる。1つは、証拠・証言がそれぞれの発言者をノードとして表現される形式(「証人中心型」)であり、もう1つは、証拠・証言が時系列に沿って再構成される形式(「ストーリー型」)である。(2)2つの知識表現形式では、相対的に、「ストーリー型」の方が、「証人中心型」よりも、証拠の正確な記銘・評価などの点で優れた、優越的な表象形式だと言える。(3)合議過程を通じて、認知の体制化の促進が起こるのは、あらかじめ「ストーリー型」の表現形式を形成したメンバーの間においてのみである。つまり、相互作用を開始する前の段階で複数のメンバーが「ストーリー型」知識表現を形成し、複数のメンバーが「証人中心型」表現を形成していたとすると、相互作用を通じて、前者が後者を“駆逐"することなく、「ストーリー型」を形成していた者の間だけで、同型式へのさらなる体制化が促進された。一方、「証人中心型」の知識表現を形成していた者は、相互作用を通じて、他者からの認知的な影響をほとんど受けない。なお、以上の研究結果の一部は、亀田(印刷中)、亀田・滝聞・大坪(1994)に報告されている。
英文摘要
本年度の研究の目的は、相互作用を前提とする集団意思決定場面において、集団を構成するメンバーが決定問題についてどのような心的表象(mental representation)を形成するのかを検討することにあった。近年認知科学で「社会的に共有された認知」(socially shared cognition)という概念が注目されているが、ここでは、相互作用を通じ決定問題に関するメンバーの心的表象(問題の知識的な表現)がどの程度収束するのか、合議という相互作用は認知の共有化を促進させる媒体としてどの程度有効な媒体と言えるか、について実証的な検討を行った。本年度の研究では、集団意思決定場面として模擬陪審場面を設定した。ここでは、(1)提示された一連の証拠・証言を被験者が個人的にどのように表象するのか、(2)各被験者が形成した心的表象が、合議過程を通じてどのように変容するのか(集団内で共通の心的表象が作られるのか)、が中心的な検討課題であった。複数の実験の結果、以下の知見が得られた。(1)証拠・証言の知識表現化には、大別して2つの代表的なタイプが見られる。1つは、証拠・証言がそれぞれの発言者をノードとして表現される形式(「証人中心型」)であり、もう1つは、証拠・証言が時系列に沿って再構成される形式(「ストーリー型」)である。(2)2つの知識表現形式では、相対的に、「ストーリー型」の方が、「証人中心型」よりも、証拠の正確な記銘・評価などの点で優れた、優越的な表象形式だと言える。(3)合議過程を通じて、認知の体制化の促進が起こるのは、あらかじめ「ストーリー型」の表現形式を形成したメンバーの間においてのみである。つまり、相互作用を開始する前の段階で複数のメンバーが「ストーリー型」知識表現を形成し、複数のメンバーが「証人中心型」表現を形成していたとすると、相互作用を通じて、前者が後者を“駆逐"することなく、「ストーリー型」を形成していた者の間だけで、同型式へのさらなる体制化が促進された。一方、「証人中心型」の知識表現を形成していた者は、相互作用を通じて、他者からの認知的な影響をほとんど受けない。なお、以上の研究結果の一部は、亀田(印刷中)、亀田・滝聞・大坪(1994)に報告されている。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
亀田達也: "集団意思決定と社会的共有性" 心理学評論. (印刷中). (1995)
龟田达也:“群体决策和社会共性”心理学评论(出版中)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
亀田達也、滝聞一嘉,大坪庸介: "集合的選択と知識表現の共有:「合議」の意味を探る" 日本社会心理学会第35回大会発表論文集. 162-165 (1994)
Tatsuya Kameda、Kazuyoshi Takimon、Yosuke Otsubo:“集体选择和知识表达共享:探索‘理事会’的含义”日本社会心理学会第 35 届会议记录 162-165 (1994)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
集合的意思決定のメカニズム:計算モデルによる集合知発生条件の解明
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批准号:23H00074
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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资助金额:$29.7万
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财政年份:2023
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负责人:亀田 達也
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依托单位:
「集団内地位モジュール」の進化・生態学的基盤に関する予備的検討
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批准号:17653064
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$1.28万
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财政年份:2005
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负责人:亀田 達也
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依托单位:
「感情伝染」の適応基盤に関する予備的研究
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批准号:14651022
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$1.15万
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财政年份:2002
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负责人:亀田 達也
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依托单位:
利害葛藤事態における合議の意味と機能に関する社会心理学的解析
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批准号:08710066
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.7万
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财政年份:1996
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负责人:亀田 達也
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依托单位:
合意形成と認知の共有化をめぐる社会心理学的研究
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批准号:07710072
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1995
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负责人:亀田 達也
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依托单位:
集団内信念構造に基づく合意形成過程の社会心理学的分析
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批准号:05710094
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1993
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负责人:亀田 達也
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依托单位:
集団意思決定場面における党派的影響についての社会心理学的研究
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批准号:03710027
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1991
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负责人:亀田 達也
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依托单位:
情報処理システムとしての集団に関する社会心理学的研究
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批准号:02710038
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1990
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负责人:亀田 達也
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依托单位:
海外基金