肥満細胞プロテアーゼ群とそのインヒビター(IαTI)の生物学的意義の解明
肥満細胞プロテアーゼ群とそのインヒビター(IαTI)の生物学的意義の解明
批准号:
06770160
负责人:
伊藤 浩史
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1994
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1994 至 --
中文摘要
肥満細胞は生体内に広く分布し、アレルギー疾患や寄生虫疾患などに重要な役割を果たしていると考えられている。肥満細胞には粘膜型(MMC)と結合組織型(CTMC)が存在し、特にMMCはアレルギー疾患や寄生虫疾患に伴って気管支粘膜や腸管粘膜に多数出現する。MMCもCTMCも胞体顆粒内にヘパリンやコンドロイチン硫酸と共にケミカルメディエーターの一つとしてセリンプロテアーゼ群(MCP)を持っており、脱顆粒プロセスや脱顆粒後の炎症像に深く関与していると考えられている。しかし、我々や他者のこれまでの研究から、MCP群の発現は動物種(ヒト、ラット、マウス、スナネズミなど)によって、またMMCとCTMCとで異なっていることが明らかにされた。特に我々の研究により、スナネズミにおけるMCP群の発現は、ヒトやラット、マウスとまったく逆の分布をしていることが明らかになっている。これら肥満細胞の多様性がどのような生物学的意義をもつのか現在でも不明である。我々は、この肥満細胞の多様性はMCP群とMCP群に対するインヒビター(MCPI)の発現量のバランスによって決定されるのではないかと考え、種々の動物のMCP群とMCPIをクローニングし、そのmRNA発現量と実際の蛋白量及び酵素活性を比較検討しようと考えた。これら一連の研究の中で、最近、ラット腹腔肥満細胞から精製されたMCPIであるトリプスタチン(TS)が血清プロテアーゼインヒビター(PI)であるインターアルファートリプシンインヒビター軽鎖(ITI-LC)であることがわかった。しかも肥満細胞ではTS/ITI-LCのmRNAMは検出できず、肥満細胞はこれを血液中から取り込んでいることが示唆された。また、種々の動物のTS/ITI-LC cDNAをシークエンスしたところ、活性中心付近に動物種によって非常に異なる領域があることがわかった。この事は、TS/ITI-LCの標的酵素であるMCP群に対する抑制活性が、動物種によって異なる可能性を示唆している。ITIはいわゆる急性期反応蛋白として、炎症などに伴って血清中の濃度が上昇することが報告されているが、その反応性も動物種によって非常に異なっている。したがって、肥満細胞の関与する種々の病態(特にアレルギー疾患や寄生虫疾患)でのMCP群と血清中のITIバランスを検討することは、これらの病態の病因を探る手がかりになると考えられる。
英文摘要
肥満細胞は生体内に広く分布し、アレルギー疾患や寄生虫疾患などに重要な役割を果たしていると考えられている。肥満細胞には粘膜型(MMC)と結合組織型(CTMC)が存在し、特にMMCはアレルギー疾患や寄生虫疾患に伴って気管支粘膜や腸管粘膜に多数出現する。MMCもCTMCも胞体顆粒内にヘパリンやコンドロイチン硫酸と共にケミカルメディエーターの一つとしてセリンプロテアーゼ群(MCP)を持っており、脱顆粒プロセスや脱顆粒後の炎症像に深く関与していると考えられている。しかし、我々や他者のこれまでの研究から、MCP群の発現は動物種(ヒト、ラット、マウス、スナネズミなど)によって、またMMCとCTMCとで異なっていることが明らかにされた。特に我々の研究により、スナネズミにおけるMCP群の発現は、ヒトやラット、マウスとまったく逆の分布をしていることが明らかになっている。これら肥満細胞の多様性がどのような生物学的意義をもつのか現在でも不明である。我々は、この肥満細胞の多様性はMCP群とMCP群に対するインヒビター(MCPI)の発現量のバランスによって決定されるのではないかと考え、種々の動物のMCP群とMCPIをクローニングし、そのmRNA発現量と実際の蛋白量及び酵素活性を比較検討しようと考えた。これら一連の研究の中で、最近、ラット腹腔肥満細胞から精製されたMCPIであるトリプスタチン(TS)が血清プロテアーゼインヒビター(PI)であるインターアルファートリプシンインヒビター軽鎖(ITI-LC)であることがわかった。しかも肥満細胞ではTS/ITI-LCのmRNAMは検出できず、肥満細胞はこれを血液中から取り込んでいることが示唆された。また、種々の動物のTS/ITI-LC cDNAをシークエンスしたところ、活性中心付近に動物種によって非常に異なる領域があることがわかった。この事は、TS/ITI-LCの標的酵素であるMCP群に対する抑制活性が、動物種によって異なる可能性を示唆している。ITIはいわゆる急性期反応蛋白として、炎症などに伴って血清中の濃度が上昇することが報告されているが、その反応性も動物種によって非常に異なっている。したがって、肥満細胞の関与する種々の病態(特にアレルギー疾患や寄生虫疾患)でのMCP群と血清中のITIバランスを検討することは、これらの病態の病因を探る手がかりになると考えられる。
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Nawa,Y.,et al.: "Selective effector mechanisms for the expulsion of intestinal helminths" Parasite Immunol.16. 333-338 (1994)
Nawa,Y.,et al.:“排出肠道蠕虫的选择性效应机制”寄生虫免疫学 16。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Itoh,H.,et al.: "Mast cell protease inhibitor, Trypstatin, is a fragment of Inter-α-trypsin inhibitor hight chain" J.Biol.Chem.269. 3818-3822 (1994)
Itoh, H., et al.:“肥大细胞蛋白酶抑制剂,胰蛋白酶抑制剂,是 α-胰蛋白酶抑制剂高链的片段”J.Biol.Chem.269 3818-3822 (1994)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Shi,B.-B.,et al.: "Goblet cell hyperplasia induced by Strongyloides venezuelensis-infection in Syrian golden hamster,Mesocricetus auratus" Int.J.Parasitol.25. 399-402 (1994)
Shi,B.-B.,et al.:“叙利亚金仓鼠 Mesocricetus auratus 中由委内瑞拉类圆线虫感染引起的杯状细胞增生”Int.J.Parasitol.25。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Itoh,H.,et al.: "cDNA sequencing of mouse α1-microglobulin/inter-α-trypsin inhibitor light chain and its expression in acute inflammation" J.Biochem.116. 767-772 (1994)
Itoh, H., et al.:“小鼠 α1-微球蛋白/α-胰蛋白酶抑制剂轻链的 cDNA 测序及其在急性炎症中的表达”J.Biochem.116(1994)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Shi,B.-B.,et al.: "Goblet cell mucin of four genera of the subfamily cricetinae with reference to the protective activity against Strongyloides venezuelensis" Parasite Immunol.16. 553-559 (1994)
Shi,B.-B.等人:“仓鼠亚科四个属的杯状细胞粘蛋白对委内瑞拉类圆线虫的保护活性”寄生虫免疫学16。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 6 条
明確な明暗サイクルの無い条件下での概日時計の同期
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批准号:09J10517
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$2.18万
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财政年份:2009
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负责人:伊藤 浩史
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依托单位:
InSilico再構成による生化学振動子を中核とした生物時計の機能解析
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批准号:06J05539
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.22万
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财政年份:2006
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负责人:伊藤 浩史
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依托单位:
肥満細胞プロテアーゼ群とそのインヒビター(IαTI)の生物学的意義の解明
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批准号:07770156
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1995
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负责人:伊藤 浩史
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依托单位:
海外基金