新しい炭素ナノネットワークの幾何学的構造と電子状況
新しい炭素ナノネットワークの幾何学的構造と電子状況
批准号:
07854015
负责人:
藤田 光孝
金额:
$0.64万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1995
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1995 至 --
中文摘要
炭素はその結合形態の多様性から、原子ネットワークとして様々な形状のものが可能となる。我々は、基本となるグラファイトネットワークに、5員環7員環などの多角形欠陥が入った場合の電子状態を詳細に検討し、新しい炭素材料の可能性を議論した。グラファイトの蜂の巣格子から60°のクサビを切りとり端を繋げると、頂点にのみ5員環を円錐状の蜂の巣ネットワークが出来る。一方逆に60°のクサビをグラファイトに加えると、7員環の回りに鞍型の蜂の巣ネットワークの曲面が形成される。同様に120°ならば8員環が出来る。7員環や8員環を加えると、フラーレンネットワークのトポロジーの多様性は無限に拡がる。負の曲面を持つ分子の代表例として、ド-ナツ状フラーレンの構造を考える。複雑そうなそのネットワーク構造も、高次フラーレン同様展開図を考えることによって用意に理解できる。このド-ナツの幾何学は、5員環と7員環の配置を決める4つのベクトルと、ド-ナツが穴の廻りに何回対称であるかによって完全に決まる。。このようにして出来たド-ナツの電子状態としては、NBO状態を示す構造が多数存在するなど、高次フラーレンとは違った多様性が見られた。ド-ナツが閉じなければ、それは螺旋状チューブとなる。これは4つのベクトルで決まる一つのユニットが、無限に繋がったものである。螺旋状チューブは基本的に1次元物質でありグラファイトが筒状に閉じたフラーレンチューブと同様である。筒状チューブでは、その直径を与えるベクトルによって金属か半導体かが決まるが、螺旋状チューブでは幾何学的パラメータが飛躍的に増える。計算の結果、殆んどの螺旋状チューブは半導体的になるが、中に金属的になる構造も見つかった。7員環や8員環の存在は、更に3次元的に拡がったフラーレンネットワーク「スポンジ状グラファイト」の形成も可能とする。これは謂わば2次元グラファイトと3次元ダイヤモンドを結ぶ物質である。その様々な構造は、多面体の空間パッキングとして考えれば理解し易い。例えば、正二十面体と正八面体の空間パッキングによって出来る。ダイヤモンド構造を持つ正三角形の3次元ネットワークや、切頭八面体の空間充填から出来る正六角形のネットワークに蜂の巣のデザインをする3次元パッチワークを考えれば、スポンジ状グラファイト構造が出来上がる。これらのスポンジ状グラファイトにおいても、蜂の巣パッチの種類に対応する幾何学的パラメータを変えると、半導体、ゼロギャップ半導体、金属の様々な電子状態が出現することが分かった。特に偶数員環だけで構成された場合は、フラットバンドの出現など、金属磁性を予期させる特異なバンド構造が現れることを発見した。
英文摘要
炭素はその結合形態の多様性から、原子ネットワークとして様々な形状のものが可能となる。我々は、基本となるグラファイトネットワークに、5員環7員環などの多角形欠陥が入った場合の電子状態を詳細に検討し、新しい炭素材料の可能性を議論した。グラファイトの蜂の巣格子から60°のクサビを切りとり端を繋げると、頂点にのみ5員環を円錐状の蜂の巣ネットワークが出来る。一方逆に60°のクサビをグラファイトに加えると、7員環の回りに鞍型の蜂の巣ネットワークの曲面が形成される。同様に120°ならば8員環が出来る。7員環や8員環を加えると、フラーレンネットワークのトポロジーの多様性は無限に拡がる。負の曲面を持つ分子の代表例として、ド-ナツ状フラーレンの構造を考える。複雑そうなそのネットワーク構造も、高次フラーレン同様展開図を考えることによって用意に理解できる。このド-ナツの幾何学は、5員環と7員環の配置を決める4つのベクトルと、ド-ナツが穴の廻りに何回対称であるかによって完全に決まる。。このようにして出来たド-ナツの電子状態としては、NBO状態を示す構造が多数存在するなど、高次フラーレンとは違った多様性が見られた。ド-ナツが閉じなければ、それは螺旋状チューブとなる。これは4つのベクトルで決まる一つのユニットが、無限に繋がったものである。螺旋状チューブは基本的に1次元物質でありグラファイトが筒状に閉じたフラーレンチューブと同様である。筒状チューブでは、その直径を与えるベクトルによって金属か半導体かが決まるが、螺旋状チューブでは幾何学的パラメータが飛躍的に増える。計算の結果、殆んどの螺旋状チューブは半導体的になるが、中に金属的になる構造も見つかった。7員環や8員環の存在は、更に3次元的に拡がったフラーレンネットワーク「スポンジ状グラファイト」の形成も可能とする。これは謂わば2次元グラファイトと3次元ダイヤモンドを結ぶ物質である。その様々な構造は、多面体の空間パッキングとして考えれば理解し易い。例えば、正二十面体と正八面体の空間パッキングによって出来る。ダイヤモンド構造を持つ正三角形の3次元ネットワークや、切頭八面体の空間充填から出来る正六角形のネットワークに蜂の巣のデザインをする3次元パッチワークを考えれば、スポンジ状グラファイト構造が出来上がる。これらのスポンジ状グラファイトにおいても、蜂の巣パッチの種類に対応する幾何学的パラメータを変えると、半導体、ゼロギャップ半導体、金属の様々な電子状態が出現することが分かった。特に偶数員環だけで構成された場合は、フラットバンドの出現など、金属磁性を予期させる特異なバンド構造が現れることを発見した。
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藤田光孝.吉田満帆: "フラーレンネットワークの多形性と電子状況" 日本物理学会誌. 50. 945-952 (1995)
Mitsutaka Fujita. Manho Yoshida:“富勒烯网络的多态性和电子状态”日本物理学会杂志 50. 945-952 (1995)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
M. Fujina T. Umeda M. Yoshida: "Polymonlism of carbon Forms: Polyhedral Morpboad and Electroric strxive" Physical Review B. 51. 13778-13780 (1995)
M. Fujina T. Umeda M. Yoshida:“碳形态的多态性:多面体 Morpboad 和 Electroric strxive” 物理评论 B. 51. 13778-13780 (1995)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
M. Yoshida M. Fujita E. Osawa: "Electronic states and Phason Lines in Hisha Fullerens" Synchetic Metals. 70. 1487-1488 (1995)
M. Yoshida M. Fujita E. Osawa:“Hisha Fullerens 中的电子态和相子线”同步金属。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
T. Ogitsu T. Miyazalci M. Fujita M. Okazaki: "Role of Hydrogen in C and Silool)Homoepitaxy." Physical Review Letters. 75. 4226-4229 (1995)
T. Ogitsu T. Miyazalci M. Fujita M. Okazaki:“氢在 C 和 Silool)同质外延中的作用。”
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
ナノグラファイト系炭素材料の電子物性偏:パイ電子系のナノメータサイズ効果
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批准号:09874066
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$0.9万
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财政年份:1997
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负责人:藤田 光孝
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依托单位:
フラーレン類の電子状態と光物性
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批准号:07213101
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1995
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负责人:藤田 光孝
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依托单位:
高次フラーレン等フラーレンファミリーの電子状態と光物性
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批准号:06224101
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1994
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负责人:藤田 光孝
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依托单位:
高次フラーレン及びフラーレン・チューブの電子状態についての理論的研究
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批准号:05233205
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$0.96万
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财政年份:1993
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负责人:藤田 光孝
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依托单位:
海外基金