子宮頚部癌化の分子機構の解明とその結果の臨床応用
子宮頚部癌化の分子機構の解明とその結果の臨床応用
批准号:
07771405
负责人:
田島 泰宏
金额:
$0.51万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1995
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1995 至 --
中文摘要
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英文摘要
HPV感染が子宮頚部悪性化の危険因子であることが推測されているが、子宮頚癌の発生には、長期にわたる活動性のあるHPV感染が必要であると推測されている。そこで我々はHPVの活動性とその影響を評価するため次の方法を行った。子宮頚部病変から細胞を採取しRNAの抽出を行い、RNAから逆転写酵素によりcDNAを合成した。さらに合成されたcDNAを用いて一回目のPCRを行い、次にプライマーの位置を最初のプライマーよりも内側に設定して二回目のPCRを行うnested-PCRを行い、転写産物を検出した。転写産物としてはスプライシングのおこらないE6/E7と、スプライシングがおきているE6*I/E7、E6*II/E7の系種類が存在し、HPVの活動性感染に最も関与すると考えられているE6*I/E7が検出される症例をHPV活動性感染例とした。E6*I/E7の検出率は細胞診が陰性(9%)、疑陽性(35%)、陽性(57%)と進むに従って高くなる傾向が認められた。さらに細胞採取と同時に行った組織診の病理診断よりE6*I/E7の検出率を検討してみると、軽度〜中等度異形成(21%)、高度異形成(40%)、上皮内癌(50%)、浸潤癌(67%)と病変が進むにつれて検出率は増加した。また、以前に細胞診もしくは組織診にて異形成と診断された患者のなかには、今回の細胞診が陰性と判定されてもE6*I/E7の検出される症例があった。そこで今回の細胞診の判定が陰性の患者に関してE6*I/E7の検出率の分析を行ってみると、細胞診異常の既往歴がある患者からのE6*I/E7検出率は既往歴のない患者からの検出率に対し有意に高率であった。以上の結果より、子宮頚部病変の中にはHPVの活動性感染を起こしているものがあることが判明した。HPVの子宮頚癌発生への関与を考えると、本手法を用いてE6*I/E7の発現を検索することは、単にDNAレベルでのHPVの検出よりも、よりウイルスの活動性を反映するものではないかと考えられ、E6*I/E7の発現の検索は異形成の将来を予測する上で一つの指標となりうる可能性が示唆された。
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