カルモデュリン依存性蛋白質燐酸化反応による神経栄養因子産生の調節に関する研究
カルモデュリン依存性蛋白質燐酸化反応による神経栄養因子産生の調節に関する研究
批准号:
10176228
负责人:
山本 秀幸
金额:
$1.02万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
财政年份:
1998
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1998 至 --
中文摘要
脳由来神経栄養因子(BDNF)は特定の神経細胞に対して強い生存維持活性を持つことが知られている。また、小脳の顆粒細胞では核内のCa^<2+>濃度の上昇により、BDNFの発現が著明に増強される。すなわち、核内のCa^<2+>/カルモデュリン依存性蛋白質燐酸化酵素(CaMキナーゼ)のBDNFの発現への関与が示唆される。平成9年度にCaMキナーゼIIのデルタサブユニットに対する特異抗体を用いて、本サブユニットが小脳の顆粒細胞の核内に存在することを見出した。さらに、RT-PCR法により核内移行シグナルをもつアイソフォームであるデルタ3のcDNAを小脳から単離することに成功した。今回、デルタ3をNG108-15細胞に過剰発現させ、BDNFの遺伝子発現に対する影響について検討した。1)小脳とNG108-15細胞では、BDNFのmRNAの中でエキソンIVを含むBDNF(IV-BDNF)のmRNAが多量に発現していた。2)定量PCR法による検討では電位依存性Ca^<2+>チャネルを開口させるBay-K8644の処理により、III-BDNFとIV-BDNFのmRNAが増加した。3)デルタ3の過剰発現によりIV-BDNFのmRNAの増加のみが有意に増強された。4)デルタ3のATP結合部位のアミノ酸を置換させ、活性をもたない変異体を作製した。得られた変異体の過剰発現ではIV-BDNFのmRNAの発現増強は認められなかった。5)免疫染色法によりBDNF蛋白質の発現について検討した。核内にデルタ3を過剰発現する細胞の細胞質のみがBDNFに対する抗体で強く染色された。今回の結果から、神経細胞でのBDNFの発現に核内に存在するCaMキナーゼIIが関与することが明らかになった。今後、ルシフェラーゼ遺伝子をレポーター遺伝子としてBDNFプロモーターの転写活性を測定する予定である。
英文摘要
脳由来神経栄養因子(BDNF)は特定の神経細胞に対して強い生存維持活性を持つことが知られている。また、小脳の顆粒細胞では核内のCa^<2+>濃度の上昇により、BDNFの発現が著明に増強される。すなわち、核内のCa^<2+>/カルモデュリン依存性蛋白質燐酸化酵素(CaMキナーゼ)のBDNFの発現への関与が示唆される。平成9年度にCaMキナーゼIIのデルタサブユニットに対する特異抗体を用いて、本サブユニットが小脳の顆粒細胞の核内に存在することを見出した。さらに、RT-PCR法により核内移行シグナルをもつアイソフォームであるデルタ3のcDNAを小脳から単離することに成功した。今回、デルタ3をNG108-15細胞に過剰発現させ、BDNFの遺伝子発現に対する影響について検討した。1)小脳とNG108-15細胞では、BDNFのmRNAの中でエキソンIVを含むBDNF(IV-BDNF)のmRNAが多量に発現していた。2)定量PCR法による検討では電位依存性Ca^<2+>チャネルを開口させるBay-K8644の処理により、III-BDNFとIV-BDNFのmRNAが増加した。3)デルタ3の過剰発現によりIV-BDNFのmRNAの増加のみが有意に増強された。4)デルタ3のATP結合部位のアミノ酸を置換させ、活性をもたない変異体を作製した。得られた変異体の過剰発現ではIV-BDNFのmRNAの発現増強は認められなかった。5)免疫染色法によりBDNF蛋白質の発現について検討した。核内にデルタ3を過剰発現する細胞の細胞質のみがBDNFに対する抗体で強く染色された。今回の結果から、神経細胞でのBDNFの発現に核内に存在するCaMキナーゼIIが関与することが明らかになった。今後、ルシフェラーゼ遺伝子をレポーター遺伝子としてBDNFプロモーターの転写活性を測定する予定である。
期刊论文(6)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
Masao Ohmitsu: "Phosphorylation of myristoylated alanine-rich protein kinase C substrate by mitogen-activated protein kinase in cultured rat hippocampal neurons following stimulation of glutamate receptors." J. Biol. Chem.274. 408-417 (1999)
Masao Ohmitsu:“在刺激谷氨酸受体后,培养的大鼠海马神经元中丝裂原激活的蛋白激酶对肉豆蔻酰化富含丙氨酸的蛋白激酶 C 底物进行磷酸化。”
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Seiji Inui: "Ig receptor binding protein I(α4)is associated with a rapamycin-sensitive signal transduction in lymphocytes through direct binding to the catalytic subnit of protein phosphatase 2A." Blood. 92. 539-546 (1998)
Seiji Inui:“Ig 受体结合蛋白 I(α4) 通过直接结合蛋白磷酸酶 2A 的催化亚基与雷帕霉素诱导的信号转导相关。” 92. 539-546 (1998)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
山本秀幸: "選択的mRNAスプライシングによって生じるCa^<2+>/カルモデュリン依存性プロテインキナーゼIIの可変領域の多様性とその生理的意義:アイソフォームの細胞内局在決定機構との関連について" 生化学. 70. 1349-1354 (1998)
Hideyuki Yamamoto:“选择性 mRNA 剪接产生的 Ca^2+/钙调蛋白依赖性蛋白激酶 II 可变区的多样性及其生理意义:与异构体的亚细胞定位机制的关系”化学 70。 1349-1354( 1998)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Hideyuki Yamamoto: "The antibody specific for myristoylated alanine-rich C Kinase substrate(MARCKS)phosphorylated by protein kinase C:Activation of protein kinase C in smooth muscle cells in human colonary arteries." Arch.Biochem.Biophys.359. 151-159 (199
Hideyuki Yamamoto:“针对蛋白激酶 C 磷酸化的肉豆蔻酰化富含丙氨酸 C 激酶底物 (MARCKS) 的特异性抗体:激活人类结肠动脉平滑肌细胞中的蛋白激酶 C。”
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Yusuke Takeuchi: "Nuclear localization of the δ subunit of Ca^<2+>/calmodulin-dependent protein kinase II in rat cerebellar granule cells." J.Neuro chem.72. 815-825 (1999)
Yusuke Takeuchi:“大鼠小脑颗粒细胞中 Ca^2+/钙调蛋白依赖性蛋白激酶 II 的 δ 亚基的核定位。J.Neuro chem.72 (1999)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 6 条
カルモデュリン依存性プロテインキナーゼIIの神経細胞内局在とシナプス機能の調節
-
批准号:12031218
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
-
资助金额:$0.96万
-
财政年份:2000
-
负责人:山本 秀幸
-
依托单位:
カルモデュリン依存性蛋白質燐酸化反応による脳由来神経栄養因子産生の調節機構
-
批准号:11157226
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
-
资助金额:$0.83万
-
财政年份:1999
-
负责人:山本 秀幸
-
依托单位:
蛋白質燐酸化反応と障害神経細胞での軸索とシナプス再形成に関する分子生物学的研究
-
批准号:09280229
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$0.96万
-
财政年份:1997
-
负责人:山本 秀幸
-
依托单位:
神経細胞死とカルモデュリン依存性細胞骨格蛋白質燐酸化反応の分子細胞生物学的研究
-
批准号:06680762
-
项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
-
资助金额:$1.41万
-
财政年份:1994
-
负责人:山本 秀幸
-
依托单位:
Ca^<2+>/カルモデュリン依存性微小管付随蛋白質燐酸化反応の分子細胞生物学的研究
-
批准号:05670098
-
项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
-
资助金额:$1.34万
-
财政年份:1993
-
负责人:山本 秀幸
-
依托单位:
小脳神経細胞初代培養法による微小管蛋白質燐酸化反応の薬理学的研究
-
批准号:01770133
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.77万
-
财政年份:1989
-
负责人:山本 秀幸
-
依托单位:
脳の微小管蛋白質脱燐酸化酵素の精製とその細胞内分布に関する研究
-
批准号:62770183
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.51万
-
财政年份:1987
-
负责人:山本 秀幸
-
依托单位: