ヘーゲル・ラートブルフ法哲学における事物の本性概念の分析と現代自然法モデルの構築
ヘーゲル・ラートブルフ法哲学における事物の本性概念の分析と現代自然法モデルの構築
批准号:
02J09793
负责人:
金澤 秀嗣
金额:
$1.54万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2002
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2002 至 2004
中文摘要
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英文摘要
今年度は、ヘーゲル法哲学における「事物の本性」概念の意義を確立すべく、同概念の内包と外延を明示した上で、法理論に対するその適用可能性を分析することに研究の主眼を据えた。科学研究費補助金は文献(ヘーゲル全集・ヘーゲル講義録、哲学倫理学一般、法哲学・法社会学関連)の購入や在外研究に従事するための費用、並びに欧語論文作成時の校閲・翻訳料に充当された。まず初めに、従来のラートブルフ研究・ラーレンツ研究の成果を踏まえ、ヘーゲル哲学における「事物の本性」が法理念と法素材の弁証法的統一からなる具体-普遍概念であることを明らかにした。また主観的思惟形式と客観的事物論理構造の両側面を併せ持つ同概念が、共同体や国際社会における法意識の変遷に相即しうる柔軟性を有しており、複雑・多元化する現代社会において一定の規範を定立する際の重要な礎石となることを確証した。更に解釈学・討議倫理・システム論の視座を摂取しつつ、法システムの相対的自律性や自己組織性を念頭に置きながら、共同体の秩序基盤たる「事物の本性」に対して主体的個人がその正当性を理論的・手続的に検証する方策を模索した。その結果、立法作業や法解釈を通じて当該システムの内外から法形成に関わっている人間の権能をヨリ精緻に追究することが、同概念と実定法学との相互浸透を図る上で是非とも必要であるとの知見に至った。上記の研究を遂行するため、本年度2回にわたってドイツ・アウクスブルク大学哲学研究所に赴いた。また同地において上述のテーマを研究発表に付し、同大学アルノ・バルッツイ教授やミュンヘン大学教授カールハインツ・ヌーサー教授をはじめ研究者や学生と意見を交換することができた。本年度に得られた知見に関しては、来年度以降に学術論文・学会発表として公表する予定であり、現在論文を執筆中である。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
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