血漿リポタンパク質のタンパク質脂質相互作用に関する分光学的研究
血漿リポタンパク質のタンパク質脂質相互作用に関する分光学的研究
批准号:
13740324
负责人:
奈良 雅之
金额:
$1.34万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2001
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2001 至 2002
中文摘要
本研究は血漿リポタンパク質を振動分光学的手法で調べることにより、タンパク質脂質相互作用を解析する方法論の開発とその臨床化学的な応用を目的とし、次のようなテーマに焦点を絞って研究を推進した。(1)超低密度、低密度リポタンパク質(VLDL,LDL)の状態解析:VLDL、LDLの構成物質について溶液中と固体フィルムの赤外・ラマン測定を調べた。リポタンパク質の赤外スペクトルを帰属するために、脂質のスペクトルデータをベース化した。1750-1700cm^<-1>付近のエステルCO伸縮振動領域に着目したところ、リポタンパク質中のコレステロールエステルのマーカーになるだけでなく、遊離脂肪酸のカルボキシル基も反映する可能性が高いことがわかった。(2)高密度リポタンパク質(HDL)亜分画のタンパク質脂質相互作用:HDL亜分画のタンパク質と脂質の構造解析を赤外分光法で調べた。その結果、タンパク質と脂質の組成、構造の違いがエステルCOバンドとアミドバンドの強度に反映されることが明らかになった。各HDL亜分画のアミドIバンドのパターンは、主成分タンパク質であるアポリポタンパク質A-Iのパターンと類似していた。従って、HDL中のアポリポタンパク質A-Iの二次構造は脂質との相互作用によりほとんど起きていないことがわかった。(3)FTIR法のモデル動物血漿への応用:高脂血症モデル動物(ウサギ)の血漿をFTIR法を用いて解析したところ、血漿中のコレステロールエステル、中性脂肪の状態解析の切り口になることがわかった。さらに、フンボルトペンギンの孵化前後の血漿を調べたところ、孵化前に血中の中性脂肪濃度が増加することを赤外エステルCO伸縮振動バンドを用いて追跡できることがわかった。今後ヒト血清に適用すれば、コレステロールエステル、中性脂肪の新しい状態解析法として確立されることが期待できる。
英文摘要
本研究は血漿リポタンパク質を振動分光学的手法で調べることにより、タンパク質脂質相互作用を解析する方法論の開発とその臨床化学的な応用を目的とし、次のようなテーマに焦点を絞って研究を推進した。(1)超低密度、低密度リポタンパク質(VLDL,LDL)の状態解析:VLDL、LDLの構成物質について溶液中と固体フィルムの赤外・ラマン測定を調べた。リポタンパク質の赤外スペクトルを帰属するために、脂質のスペクトルデータをベース化した。1750-1700cm^<-1>付近のエステルCO伸縮振動領域に着目したところ、リポタンパク質中のコレステロールエステルのマーカーになるだけでなく、遊離脂肪酸のカルボキシル基も反映する可能性が高いことがわかった。(2)高密度リポタンパク質(HDL)亜分画のタンパク質脂質相互作用:HDL亜分画のタンパク質と脂質の構造解析を赤外分光法で調べた。その結果、タンパク質と脂質の組成、構造の違いがエステルCOバンドとアミドバンドの強度に反映されることが明らかになった。各HDL亜分画のアミドIバンドのパターンは、主成分タンパク質であるアポリポタンパク質A-Iのパターンと類似していた。従って、HDL中のアポリポタンパク質A-Iの二次構造は脂質との相互作用によりほとんど起きていないことがわかった。(3)FTIR法のモデル動物血漿への応用:高脂血症モデル動物(ウサギ)の血漿をFTIR法を用いて解析したところ、血漿中のコレステロールエステル、中性脂肪の状態解析の切り口になることがわかった。さらに、フンボルトペンギンの孵化前後の血漿を調べたところ、孵化前に血中の中性脂肪濃度が増加することを赤外エステルCO伸縮振動バンドを用いて追跡できることがわかった。今後ヒト血清に適用すれば、コレステロールエステル、中性脂肪の新しい状態解析法として確立されることが期待できる。
期刊论文(5)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
Nara, M.: "Infrared study of human serum very-low-density and low-density lipoproteins. Implication of esterified lipid C=O stretching bands for characterizing lipoproteins"Chem. Phys. Lipids. (in press). (2002)
Nara, M.:“人血清极低密度和低密度脂蛋白的红外研究。酯化脂质 C=O 拉伸带对脂蛋白表征的影响”Chem。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Nara, M.: "Infrared study of human serum very-low-density and low-density lipoproteins. Implication of esterified lipid C=0 stretching bands for characterizing lipoproteins"Chem. Phys. Lipids. 117. 1-6 (2002)
Nara, M.:“人血清极低密度和低密度脂蛋白的红外研究。酯化脂质 C=0 拉伸带对脂蛋白表征的影响”Chem.
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Nara, M.: "Temperature dependence of the near-infrared-excited Raman spectra of crystalline hen egg-white lysozyme"Biopolymers : Biospectroscopy. 62・3. 168-172 (2001)
Nara, M.:“结晶鸡蛋清溶菌酶的近红外激发拉曼光谱的温度依赖性”生物聚合物:生物光谱学 62・3(2001)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Mizuguchi, M.: "Fourier-transform infared spectroscopic study of Ca^2+-binding to osteocalcin"Calcif. Tissue Int.. 69・6. 337-342 (2001)
Mizuguchi, M.:“Ca^2+ 与骨钙素结合的傅立叶变换红外光谱研究”Calcif Tissue Int. 69・6 (2001)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Yumoto, F.: "Coordination structures of Ca^2+ in Akazara scallop troponin C in solution : FTIR spectroscopy of side-chain COO^- groups"Eur. J. Biochem.. 268. 6284-6290 (2001)
Yumoto, F.:“溶液中 Akazara 扇贝肌钙蛋白 C 中 Ca^2 的配位结构:侧链 COO^- 基团的 FTIR 光谱”Eur。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
フーリエ変換赤外分光法による血清タンパク質の構造と機能に関する研究
-
批准号:10740267
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$1.28万
-
财政年份:1998
-
负责人:奈良 雅之
-
依托单位:
海外基金