肝癌浸潤性増殖へのSLUGの関与:細胞間接着と増殖に与えるインパクト
肝癌浸潤性増殖へのSLUGの関与:細胞間接着と増殖に与えるインパクト
批准号:
16790405
负责人:
前山 倫子
金额:
$2.18万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2004
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2004 至 2005
中文摘要
SNAIL familyの一つであるSLUGはE-カドヘリンのリプレッサーとして機能するばかりでなく,Tight junction構成蛋白の発現までも抑制し細胞間接着装置形成を強く阻害することが知られている。我々はMDCK細胞にSLUGを恒常的に強発現させた細胞株を用いて主に細胞増殖能について検討した。最も興味深い所見としてSLUG強発現MDCK細胞は通常培養時には増殖能が低下しているが、一旦コラーゲンなどの基質に接すると飛躍的に増殖能が亢進した。この際、注目すべき分子として、G2/M期の細胞増殖抑制の作用を持つWee1という蛋白の増減が関与していることが分かった。その後、コラーゲンとの接触の際、Wee1以外にどのような分子により増殖能が上がるのか検討した。一般的には基質と触れた場合にインテグリンファミリーが関与することが知られているが、今回の実験ではインテグリンβ1、インテグリンαVβ3ともに蛋白の増減はなく、関与は薄いと判断した。しかし、同様に1型コラーゲンの受容体として知られているDDRについて検討してみたところ、DDR1は不変であったにもかかわらずDDR2に関しては通常培養では発現が見られていなかったものが、SLUG強発現MDCK細胞では基質に触れた際に蛋白の強発現を認めた。また、それに伴いMMP-2,)の発現も誘導されたことを確認している。このように今回の検討ではSLUGを強発現させた細胞ではインテグリンを介してではなく、DDR2を介して細胞増殖のシグナルが伝達されていることが分かった。今後は、G2/M期に関与する蛋白であるWee1とDDR2との関係、またSLUG導入により消失していた細胞間接着装置を薬剤により回復させ、その上で細胞増殖能の変化があるか否か検討することにより細胞浸潤性増殖へのSLUGの関与がより明確になるよう検討を重ねている。
英文摘要
SNAIL familyの一つであるSLUGはE-カドヘリンのリプレッサーとして機能するばかりでなく,Tight junction構成蛋白の発現までも抑制し細胞間接着装置形成を強く阻害することが知られている。我々はMDCK細胞にSLUGを恒常的に強発現させた細胞株を用いて主に細胞増殖能について検討した。最も興味深い所見としてSLUG強発現MDCK細胞は通常培養時には増殖能が低下しているが、一旦コラーゲンなどの基質に接すると飛躍的に増殖能が亢進した。この際、注目すべき分子として、G2/M期の細胞増殖抑制の作用を持つWee1という蛋白の増減が関与していることが分かった。その後、コラーゲンとの接触の際、Wee1以外にどのような分子により増殖能が上がるのか検討した。一般的には基質と触れた場合にインテグリンファミリーが関与することが知られているが、今回の実験ではインテグリンβ1、インテグリンαVβ3ともに蛋白の増減はなく、関与は薄いと判断した。しかし、同様に1型コラーゲンの受容体として知られているDDRについて検討してみたところ、DDR1は不変であったにもかかわらずDDR2に関しては通常培養では発現が見られていなかったものが、SLUG強発現MDCK細胞では基質に触れた際に蛋白の強発現を認めた。また、それに伴いMMP-2,)の発現も誘導されたことを確認している。このように今回の検討ではSLUGを強発現させた細胞ではインテグリンを介してではなく、DDR2を介して細胞増殖のシグナルが伝達されていることが分かった。今後は、G2/M期に関与する蛋白であるWee1とDDR2との関係、またSLUG導入により消失していた細胞間接着装置を薬剤により回復させ、その上で細胞増殖能の変化があるか否か検討することにより細胞浸潤性増殖へのSLUGの関与がより明確になるよう検討を重ねている。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
基質との接触は細胞接着喪失に伴うG2/M arrestを解除し、飛躍的な増殖の起点となる
与底物接触会释放与细胞粘附丧失相关的 G2/M 期停滞,并成为急剧增殖的起点。
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
日本消化器病学会雑誌 Vol.101 Suppl.
影响因子:
--
作者:
[Ishiguro Y, Yamagata K, Munakata A, et al., Ikeda H, Ogi K, Akino K, Murai M, Murai M, Ueno M, Terasawa K, Satoh A, Morimoto Y, 前山 倫子, 前山 倫子]
通讯作者:
前山 倫子
SLUGによる細胞接着喪失とWeel関連G2期停止
SLUG 导致细胞粘附丧失和 Weel 相关的 G2 期停滞
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
Cancer Science Vol.95 Suppl.
影响因子:
--
作者:
[Ishiguro Y, Yamagata K, Munakata A, et al., Ikeda H, Ogi K, Akino K, Murai M, Murai M, Ueno M, Terasawa K, Satoh A, Morimoto Y, 前山 倫子]
通讯作者:
前山 倫子
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PACS-2 通过 CDKL1 激酶抑制肾小管细胞 G2/M 期阻滞减轻肾纤维化的机制研究
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批准号:2026JJ60313
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