加齢性腰椎疾患による膀胱・尿道機能障害に対する治療法の開発
加齢性腰椎疾患による膀胱・尿道機能障害に対する治療法の開発
批准号:
16790908
负责人:
関戸 哲利
金额:
$2.18万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2004
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2004 至 2006
中文摘要
背景:昨年までの検討でラットのL5の上方あるいは下方にシリコンラバーを挿入する事により、致死率が少なくある程度の再現性を持って神経因性膀胱モデルが作成できる可能性が示唆された。目的:L5の上方あるいは下方にシリコンラバーを挿入した群と、脊椎に挿入用の穴のみ開けたシャム群との間で、モデル作成4週後に麻酔下膀胱内圧測定並びに手術部位の病理学的検討を行う。結果:膀胱内圧測定結果は最大膀胱容量(mL)、残尿量(mL)、基線圧(cmH20)、閾値圧(cmH20)、排尿圧(cmH20)、膀胱コンプライアンス(mL/cmH20)の順で、L5上方シャムvs.シリコンラバー群で、1.84 vs. 2.32, 1.54 vs. 2.08, 5.38 vs. 5.88, 27.0 vs. 20.0, 35.1 vs. 37.3, 0.09 vs. 0.18、L5下方シャムvs.シリコンラバー群で、1.53 vs. 1.87, 1.33 vs. 1.14, 7.33 vs. 5.60, 30.2 vs. 28.4, 51.5 vs. 39.8, 0.07 vs. 0.10という結果であった。L5上方ラバー群で閾値圧が有意に低下しており(p=0.0258)、膀胱コンプライアンスが高い傾向(p=0.0543)を認めた。L5下方の手術ではシャム群とラバー群で有意差を認めなかった。なお、ラバー群においてはL5上方に挿入した群で閾値圧が有意に低く(p=0.0376)、膀胱コンプライアンスが高い傾向(P=0.0675)が認められた。病理学的所見ではラバー挿入群では挿入部位の馬尾神経のびまん性変性を、挿入部より上方では背側の下方では腹側の馬尾神経に変性像を認めた。膀胱では筋層の肥大が認められた。結論:加齢に伴う腰部脊柱管狭窄症においては狭窄のレベルによって神経因性膀胱が生じ易い場所と生じにくい場所がある事が示唆された。
英文摘要
背景:昨年までの検討でラットのL5の上方あるいは下方にシリコンラバーを挿入する事により、致死率が少なくある程度の再現性を持って神経因性膀胱モデルが作成できる可能性が示唆された。目的:L5の上方あるいは下方にシリコンラバーを挿入した群と、脊椎に挿入用の穴のみ開けたシャム群との間で、モデル作成4週後に麻酔下膀胱内圧測定並びに手術部位の病理学的検討を行う。結果:膀胱内圧測定結果は最大膀胱容量(mL)、残尿量(mL)、基線圧(cmH20)、閾値圧(cmH20)、排尿圧(cmH20)、膀胱コンプライアンス(mL/cmH20)の順で、L5上方シャムvs.シリコンラバー群で、1.84 vs. 2.32, 1.54 vs. 2.08, 5.38 vs. 5.88, 27.0 vs. 20.0, 35.1 vs. 37.3, 0.09 vs. 0.18、L5下方シャムvs.シリコンラバー群で、1.53 vs. 1.87, 1.33 vs. 1.14, 7.33 vs. 5.60, 30.2 vs. 28.4, 51.5 vs. 39.8, 0.07 vs. 0.10という結果であった。L5上方ラバー群で閾値圧が有意に低下しており(p=0.0258)、膀胱コンプライアンスが高い傾向(p=0.0543)を認めた。L5下方の手術ではシャム群とラバー群で有意差を認めなかった。なお、ラバー群においてはL5上方に挿入した群で閾値圧が有意に低く(p=0.0376)、膀胱コンプライアンスが高い傾向(P=0.0675)が認められた。病理学的所見ではラバー挿入群では挿入部位の馬尾神経のびまん性変性を、挿入部より上方では背側の下方では腹側の馬尾神経に変性像を認めた。膀胱では筋層の肥大が認められた。結論:加齢に伴う腰部脊柱管狭窄症においては狭窄のレベルによって神経因性膀胱が生じ易い場所と生じにくい場所がある事が示唆された。
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