アリ類における受精嚢のカースト特異的な形成過程と機能の進化生態学的研究

蚂蚁种姓特异性受精囊形成过程和功能的进化生态学研究

• 批准号: 05J00612
• 负责人: 後藤 彩子
• 金额: $ 1.22万
• 依托单位: Ehime University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2005
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2005 至 2006
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-05J00612/
• 关键词: 社会性昆虫; カースト; 受精嚢; 発生・分化; 進化

本研究では、ハリアリ亜科の多様な種を用いて、女王の受精嚢の形態形成過程と以下のタイプの働きアリの受精嚢の発生・退縮過程を比較した。1)働きアリが成虫期に女王と同様の機能的な受精嚢を保持する種、2)働きアリが成虫期に痕跡的な受精嚢を保持する種、3)働きアリが成虫期に受精嚢を保持しないが卵巣は保持する種、4)働きアリが成虫期に受精嚢も卵巣も保持しない種。本年度の研究では、昨年度に実験をおこなった13種に加え、新たに採集をした8種について調査した。主な結果は以下の通りである。2)と3)では、すべての種において受精嚢原基がみられたが、退縮・消失するタイミングが種により異なっていた。4)では実験に用いた3種のうち2種で最初から卵管が存在せず、形態形成をしなかったが、残りの1種で受精嚢原基の存在が確認された。これらの研究から、成虫期に受精嚢を保持しないが卵巣を保持する働きアリは受精嚢原基を保持しているが退縮すること、種により受精嚢の退縮・消失時期が異なり、その時期が早いほど女王との形態差が大きい傾向がみられたことが明らかとなった。これらの結果を第15回国際社会性昆虫学会にてポスター発表した。また、女王アリの長期間の精子保存能力を調べるために、実験室で5年以上生存することが観察されているキイロシリアゲアリを材料に、精子生存率とアリ類の受精嚢を特徴づける門部上皮細胞層の厚さの経時変化を調べた。その結果、交尾2年後の精子生存率は86%であり、交尾直後の精子生存率(75-95%)と差がみられなかったことから、高い精子生存率を維持する能力があると考えられる。また、上皮細胞層の厚さは交尾直後から1日経過すると約2倍になり、1年経過しても同様の厚さを維持していた。しかし、これらの結果は実験個体数が少なかったため、今後のさらなる実験が必要であろう。

In this study, the morphology of the では, ハリアリ亜科の多様な species, いて, and the queen's fertilization 嚢のThe formation process is the following fertilization and withdrawal process. 1) The queen of the larvae in the adult stage has the same function as the fertilized larvae that maintains the function, 2) The fertilized larvae that maintains traces of the larvae in the adult stage , 3) ききアリがThe adult stage is fertilized and the eggs are fertilized and the eggs are maintained. しない species. This year's research was carried out, last year's research was carried out on 13 kinds of research, and the new research was carried out on 8 kinds of research. The main result is the following. 2)と3)では、すべての kind において Fertilization 嚢primordium がみられたが、Withdraw・Disappear するタイミングがkind によりdifferent なっていた. 4) では実験に用いた3 species のうち2 species でInitially からovary tube がexisting せず、form The existence of the fertilized primordium of 1 species of fertilized primordium has been confirmed.これらの研究から、Maintenance of fertilization in the adult stage and maintenance of eggsする働きアリは Fertilization 嚢primordium をKEEP しているが shrink すること、kindによりThe fertilization period is withdrawn and disappears, and the そのperiod is early and いほどThe queen's appearance is different and her tendency is to be different. The results of the 15th International Society of Social Entomology Society.また, Queen アリの's long-term sperm preservation ability を べるために, 実験 Room's survival for more than 5 years することが観看されているキイロシリアゲアリを material, sperm survival rate and とアリ type の Fertilization 嚢 を special 徴 づ け る door epithelial cell layer thickness さ の 経 time change を adjustment べ た. The result, the sperm survival rate after 2 years of copulation is 86%, the sperm survival rate after copulation (75-95 %) The difference between the sperm survival rate and the sperm survival rate is the same as the sperm survival rate and the sperm survival rate. The thickness of the epithelial cell layer is about 2 times higher after mating, and the thickness of the epithelial cell layer is about 2 times higher after mating.しかし、これらのRESULTS は実験The number of individuals is smallがなかったため、The future のさらなる実験がであろう.