植物ポリフェノールによるアミロイド形成阻害機構の解明
植物ポリフェノールによるアミロイド形成阻害機構の解明
批准号:
18780101
负责人:
石島 美弥
金额:
$2.3万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
アミロイド形成はタンパク質やペプチドの凝集による線維化,沈着現象であり,アルツハイマー病,クロイツフェルト・ヤコブ病,2型糖尿病などでみられる。そのためアミロイド形成とその阻害機構の解明は,それらの発症の遅延やリスク低減につながると期待される。昨年度,2型糖尿病と関連するIslet Amyloid Polypeptide(IAPP)の22番から27番からなるフラグメント(IAPP22-27)をアミロイド形成モデルペプチドとし,水晶発振子マイクロバランス法(quartz crystal microbalance;QCM)により,このペプチド同士,およびペプチドと植物ポリフェノールの一種である茶カテキン類との親和性について調べた。その結果,カテキンの中にはIAPPペプチド同士よりもペプチドに対する親和性が高いものが存在することを明らかにし,阻害剤となりうることが示唆された。今年度,IAPPペプチドフラグメントのアミロイド線維形成に伴う濁度変化を観測し,この線維形成機構が,核形成段階である一段階目と線維成長段階である二段階目からなる自己触媒反応であることを明らかにした。そしてQCM測定によりペプチドへの親和性が高いことが示されたcis型カテキンは,IAPPペプチドのアミロイド線維形成における核形成段階を数百倍遅くすることがわかった。カテキン分子がIAPPペプチドのどの部位に作用するのか調べるため,NMR測定を行った。化学シフト値変化とNOEの観測から,カテキンのC環とペプチド側鎖の接近が示唆された。今回の結果は,茶カテキンがアミロイドペプチドに特異的に結合し,ペプチドの会合から核形成に至る段階を阻害することを明らかにしたもので,今後植物ポリフェノールやその誘導体がこれらの病気の発症のリスク低減に利用されることにっながると期待される。
英文摘要
アミロイド形成はタンパク質やペプチドの凝集による線維化,沈着現象であり,アルツハイマー病,クロイツフェルト・ヤコブ病,2型糖尿病などでみられる。そのためアミロイド形成とその阻害機構の解明は,それらの発症の遅延やリスク低減につながると期待される。昨年度,2型糖尿病と関連するIslet Amyloid Polypeptide(IAPP)の22番から27番からなるフラグメント(IAPP22-27)をアミロイド形成モデルペプチドとし,水晶発振子マイクロバランス法(quartz crystal microbalance;QCM)により,このペプチド同士,およびペプチドと植物ポリフェノールの一種である茶カテキン類との親和性について調べた。その結果,カテキンの中にはIAPPペプチド同士よりもペプチドに対する親和性が高いものが存在することを明らかにし,阻害剤となりうることが示唆された。今年度,IAPPペプチドフラグメントのアミロイド線維形成に伴う濁度変化を観測し,この線維形成機構が,核形成段階である一段階目と線維成長段階である二段階目からなる自己触媒反応であることを明らかにした。そしてQCM測定によりペプチドへの親和性が高いことが示されたcis型カテキンは,IAPPペプチドのアミロイド線維形成における核形成段階を数百倍遅くすることがわかった。カテキン分子がIAPPペプチドのどの部位に作用するのか調べるため,NMR測定を行った。化学シフト値変化とNOEの観測から,カテキンのC環とペプチド側鎖の接近が示唆された。今回の結果は,茶カテキンがアミロイドペプチドに特異的に結合し,ペプチドの会合から核形成に至る段階を阻害することを明らかにしたもので,今後植物ポリフェノールやその誘導体がこれらの病気の発症のリスク低減に利用されることにっながると期待される。
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Kinetics of Amyloid Fibril Foramtion of Human Calcitonin, Modern Magnetic Resonance (G.Webb ed.)
人降钙素淀粉样原纤维形成的动力学,现代磁共振(G.Webb 编辑)
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Miya Kamihira, Hazime Saito, Akira Naito]
通讯作者:
Akira Naito
Interaction of Tea Catechins and Lipid Bilayer Models Investigated by Quartz-Crystal Microbalance Analysis
通过石英晶体微天平分析研究茶儿茶素和脂质双层模型的相互作用
DOI:
--
发表时间:
期刊:
Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry (in press)
影响因子:
--
作者:
[Miya Kamihira, Hiromi Nakazawa, Atsushi Kira, Yumi Mizutani, Mikihiko Nakamura and Tsutomu Nakayama]
通讯作者:
Mikihiko Nakamura and Tsutomu Nakayama
標的物質の親和性の測定方法
目标物质亲和力的测定方法
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
DOI:
10.1021/bi051756j
发表时间:
2006-04-04
期刊:
BIOCHEMISTRY
影响因子:
2.9
作者:
[Kamihira, M, Watts, A]
通讯作者:
Watts, A
DOI:
10.1529/biophysj.107.116004
发表时间:
2008-01-01
期刊:
BIOPHYSICAL JOURNAL
影响因子:
3.4
作者:
[Vosegaard, Thomas, Kamihira-Ishijima, Miya, Nielsen, Niels Chr.]
通讯作者:
Nielsen, Niels Chr.
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