mRNA品質管理に関わるタンパク質リン酸化酵素SMG-1の活性制御機構の解明
mRNA品質管理に関わるタンパク質リン酸化酵素SMG-1の活性制御機構の解明
批准号:
07J11603
负责人:
泉 奈津子
金额:
$1.73万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2007
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2007 至 2009
中文摘要
本年度はSMG-1結合タンパク質として同定したRUVBL1、RUVBL2とSMG-1の関わりについて解析を行った。RUVBL1、RUVBL2は進化的に保存されたATPaseであり、転写、テロメア維持、RNA修飾をはじめ多様な細胞機能に関与する。当初RUVBL1、RUVBL2をSMG-1の結合タンパク質として同定したが、その後の解析からRUVBL1、RUVBL2はSMG-1だけではなく、SMG-1の属するPIKK(Phosphoinositide3-kinase related kinase)ファミリーの全てのタンパク質と相互作用すること、さらに全てのPIKKの量を制御していることが明らかとなった。RUVBL1、RUVBL2の機能阻害は全PIKKタンパク質の減少を引き起こし、PIKK下流のリン酸化シグナルを抑制する。またRUVBL1、RUVBL2によるPIKK量の制御には少なくともmRNAレベルでの制御が介在していること、RUVBL1、RUVBL2のATPase活性が必要であることも明らかにした。さらにRUVBL1、RUVBL2とSMG-1に着目した解析から、RUVBL1、RUVBL2がSMG-1の量の制御とは独立にNMDに関与していることを見出した。RUVBL1、RUVBL2は初期翻訳段階のmRNP(mRNAタンパク質複合体)と相互作用し、NMDにおいて異常mRNAを認識するmRNAサーベイランス複合体の形成を促進する。さらにRUVBL1、RUVBL2のいずれの機能阻害もNMDのレポーターmRNAを安定化する。これらの結果から、RUVBL1、RUVBL2はNMDにおけるSMG-1の機能複合体であるmRNA監視複合体の形成を制御することにより、NMDに必須の役割を果たしていることが明らかとなった。上記の結果から、RUVBL1、RUVBL2がPIKKの量的制御およびNMDにおけるPIKK(SMG-1)の機能複合体の形成制御という2つのレベルでPIKKの機能を制御していることが明らかとなった。PIKKファミリーのタンパク質群はゲノム安定性と遺伝子発現の正確性を保障する役割を担っていることから、PIKKの共通の制御因子の発見は極めて重要な知見であり、ゲノムの維持や遺伝子発現全体の制御に、新しい局面をもたらす研究成果といえる。これらの研究成果はScience Signaling誌に掲載され、"Masters of integrity(無傷性の支配者)"として紹介された。
英文摘要
本年度はSMG-1結合タンパク質として同定したRUVBL1、RUVBL2とSMG-1の関わりについて解析を行った。RUVBL1、RUVBL2は進化的に保存されたATPaseであり、転写、テロメア維持、RNA修飾をはじめ多様な細胞機能に関与する。当初RUVBL1、RUVBL2をSMG-1の結合タンパク質として同定したが、その後の解析からRUVBL1、RUVBL2はSMG-1だけではなく、SMG-1の属するPIKK(Phosphoinositide3-kinase related kinase)ファミリーの全てのタンパク質と相互作用すること、さらに全てのPIKKの量を制御していることが明らかとなった。RUVBL1、RUVBL2の機能阻害は全PIKKタンパク質の減少を引き起こし、PIKK下流のリン酸化シグナルを抑制する。またRUVBL1、RUVBL2によるPIKK量の制御には少なくともmRNAレベルでの制御が介在していること、RUVBL1、RUVBL2のATPase活性が必要であることも明らかにした。さらにRUVBL1、RUVBL2とSMG-1に着目した解析から、RUVBL1、RUVBL2がSMG-1の量の制御とは独立にNMDに関与していることを見出した。RUVBL1、RUVBL2は初期翻訳段階のmRNP(mRNAタンパク質複合体)と相互作用し、NMDにおいて異常mRNAを認識するmRNAサーベイランス複合体の形成を促進する。さらにRUVBL1、RUVBL2のいずれの機能阻害もNMDのレポーターmRNAを安定化する。これらの結果から、RUVBL1、RUVBL2はNMDにおけるSMG-1の機能複合体であるmRNA監視複合体の形成を制御することにより、NMDに必須の役割を果たしていることが明らかとなった。上記の結果から、RUVBL1、RUVBL2がPIKKの量的制御およびNMDにおけるPIKK(SMG-1)の機能複合体の形成制御という2つのレベルでPIKKの機能を制御していることが明らかとなった。PIKKファミリーのタンパク質群はゲノム安定性と遺伝子発現の正確性を保障する役割を担っていることから、PIKKの共通の制御因子の発見は極めて重要な知見であり、ゲノムの維持や遺伝子発現全体の制御に、新しい局面をもたらす研究成果といえる。これらの研究成果はScience Signaling誌に掲載され、"Masters of integrity(無傷性の支配者)"として紹介された。
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DOI:
10.1101/gad.1767209
发表时间:
2009-05-01
期刊:
GENES & DEVELOPMENT
影响因子:
10.5
作者:
[Yamashita, Akio, Izumi, Natsuko, Ohno, Shigeo]
通讯作者:
Ohno, Shigeo
p50 ATPaseによるPIKK(Phosphoinositide3-kinase related kinase)を介した遺伝子発現監視機構の制御
p50 ATPase 通过 PIKK(磷酸肌醇 3 激酶相关激酶)调节基因表达监测机制
DOI:
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发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[泉奈津子, 山下暁朗, 岩松明彦, 倉田理恵, 中村浩輝, 平野久, 大野茂男]
通讯作者:
大野茂男
SMG-1 の新規結合タンパク質SMG-8, SMG-9はSMG-1の活性抑制因子である
SMG-1 的新型结合蛋白 SMG-8 和 SMG-9 是 SMG-1 活性抑制剂。
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[泉 奈津子, 山下 暁朗, 鹿島 勲, 森田 智子, 村松 玲子, 岩松 明彦, Philip Anderson, 大野 茂男]
通讯作者:
大野 茂男
AAA+ proteins RUVBL1 and RUVBL2 coordinate PIKK family and function in nonsense-mediated mRNA decay.
AAA 蛋白 RUVBL1 和 RUVBL2 协调 PIKK 家族并在无义介导的 mRNA 衰减中发挥作用。
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
Science Signaling 3(116)
影响因子:
--
作者:
[Izumi N, Yamashita A, Iwamatsu A, Kurata R, Nakamura H, Saari B, Hirano H, Anderson P, Ohno S]
通讯作者:
Ohno S
Analysis of factors enriched in a PIWI protein complex by inhibition of the ping-pong cycle
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批准号:23K05632
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2023
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负责人:泉 奈津子
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依托单位:
細胞内mRNP動態解析によるmiRNA翻訳制御メカニズムの解明
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批准号:11J02706
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.6万
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财政年份:2011
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负责人:泉 奈津子
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依托单位:
mRNP精製システムを用いたmiRNA作用機序の解析
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批准号:22870027
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项目类别:Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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资助金额:$1.69万
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财政年份:2010
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负责人:泉 奈津子
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依托单位:
国内基金
海外基金
SMG-1酪氨酸硫酸化修饰介导CAV-2引起细胞凋亡的分子机制研究
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批准号:32272974
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项目类别:面上项目
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资助金额:54万元
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批准年份:2022
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负责人:韩丽
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依托单位: