うつ病に対する薬物感受性遺伝子を考慮したSSRIとSNRIの無作為比較試験研究
うつ病に対する薬物感受性遺伝子を考慮したSSRIとSNRIの無作為比較試験研究
批准号:
20790862
负责人:
分野 正貴
金额:
$2.58万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 2009
中文摘要
関西医科大学精神神経科に通院・入院中でDSM-IVでうつ病と診断された未治療93名をparoxetine(PX)かmilnacipran(ML)に無作為に割り当て、薬物投与前と投与2週間ごとにハミルトンうつ病評価尺度(HAM-D)で評価し6週間治療した。アドレナリンα2A受容体(ADRA2A)は、自己受容体として全身交感神経活動調節の中心的役割を果たす。近年ADRA2Aの機能不全がうつ病、注意欠陥多動障害の原因として関係するとの報告がある。今回我々は、ADRA2A遺伝子多型の影響が、SSRIs/SNRIsの抗うつ反応における予測因子となりえるか日本人うつ病患者で調査した。特にプロモータ部位に位置するADRA2AC-1297G遺伝子多型を抗うつ反応の相関解析で考慮した。同意取得者93例から副作用、自己中断による脱落36例を除いた57例(PX群27例、ML群30例)について解析を行った。臨床改善では、両群とも著明に改善したが、両群間に有意差はなかった。57名をADRA2AC-1297G遺伝子多型C/C、CIG、GIGに分類し、3遺伝子型間でHAM-D変化率over time(P=0.019)に有意差を認めた。またML群でCアレル保有者がG/G被験者より、HAM-D変化率over time(P=0.037)で著明な改善を示したが、PX群では有意差を認めなかった。また93例で副作用において両群間に有意差はなかった。我々の研究結果はADRA2Aがうつ病治療で重要な役割を果すことを示唆した。この研究では、PXとMLは同等の臨床効果と副作用を持つことを証明した。またADRA2A遺伝子多型がSSRIs/SNRIs、特にMLの抗うつ反応に関連している可能性を示した。
英文摘要
関西医科大学精神神経科に通院・入院中でDSM-IVでうつ病と診断された未治療93名をparoxetine(PX)かmilnacipran(ML)に無作為に割り当て、薬物投与前と投与2週間ごとにハミルトンうつ病評価尺度(HAM-D)で評価し6週間治療した。アドレナリンα2A受容体(ADRA2A)は、自己受容体として全身交感神経活動調節の中心的役割を果たす。近年ADRA2Aの機能不全がうつ病、注意欠陥多動障害の原因として関係するとの報告がある。今回我々は、ADRA2A遺伝子多型の影響が、SSRIs/SNRIsの抗うつ反応における予測因子となりえるか日本人うつ病患者で調査した。特にプロモータ部位に位置するADRA2AC-1297G遺伝子多型を抗うつ反応の相関解析で考慮した。同意取得者93例から副作用、自己中断による脱落36例を除いた57例(PX群27例、ML群30例)について解析を行った。臨床改善では、両群とも著明に改善したが、両群間に有意差はなかった。57名をADRA2AC-1297G遺伝子多型C/C、CIG、GIGに分類し、3遺伝子型間でHAM-D変化率over time(P=0.019)に有意差を認めた。またML群でCアレル保有者がG/G被験者より、HAM-D変化率over time(P=0.037)で著明な改善を示したが、PX群では有意差を認めなかった。また93例で副作用において両群間に有意差はなかった。我々の研究結果はADRA2Aがうつ病治療で重要な役割を果すことを示唆した。この研究では、PXとMLは同等の臨床効果と副作用を持つことを証明した。またADRA2A遺伝子多型がSSRIs/SNRIs、特にMLの抗うつ反応に関連している可能性を示した。
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会议论文
ノルエピネフリントランスポーター遺伝子多型におけるSSRIとSNRIの抗うつ反応の比較
去甲肾上腺素转运蛋白基因多态性中SSRIs和SNRIs抗抑郁反应的比较
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Saito A, Fujikura-Ouchi Y, Ito C, et al., Masataka Wakeno, Seiju Kobayashi, 齋藤淳, 分野正貴]
通讯作者:
分野正貴
The alpha 2A-adrenergic receptor gene polymorphism modifies antidepressant responses to milnacipran
α2A-肾上腺素能受体基因多态性改变米那普仑的抗抑郁反应
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
The Journal of Clinical Psychopharmacology 28
影响因子:
--
作者:
[Akiyama K, Isao T, Ide S Ishikawa M, Saito A, Masaru Tateno, Masataka Wakeno]
通讯作者:
Masataka Wakeno
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