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灰色かび病菌の薬剤耐性獲得機構の解析手法の確立

灰霉病菌耐药性获得机制分析方法的建立

基本信息

批准号：
09J10777
负责人：
齋藤誠也
金额：
$ 0.9万
依托单位：
University of Yamanashi
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2009
资助国家：
日本
起止时间：
2009 至 2010
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-09J10777/
关键词：
灰色かび病菌薬剤耐性分子生物学植物病理学農薬

项目摘要

前年度までの研究では、ブドウの品質・収量に最も大きな被害を及ぼす病原菌であるブドウ灰色かび病菌(Botrytis cinerea)に着目し、現在使用されている主要薬剤三種類に対する耐性・感受性を経時的に調査し(Saito et al., 2009a)、それら三剤に対しする耐性灰色かび病菌の早期薬剤耐性診断法を確立した(Saito et al., 2009b)。本年度は、灰色かび病菌に対して新しい開発された薬剤のうち、耐性獲得のメカニズムが未だ解明されていないヒドロキシアニリド系殺菌剤フェンヘキサミドの薬剤耐性獲得機構を分子レベルで解明した。具体的には、突然変異原を用いてフェンヘキサミド感受性野生株から突然変異フェンヘキサミド耐性株を作成し、フェンヘキサミド耐性株の生理的特徴および病原性等の観察を行なった結果、耐性株は菌糸伸長、浸透圧調整、分生子発芽率などの生理的機能が低下していることが明らかとなった。これは、圃場におけるフェンヘキサミド耐性株の行動パターンを予測できる貴重な結果である。次に、フェンヘキサミドが作用すると推察される3-ケトリダクターゼをコードする遺伝子の塩基配列の決定し、野生株と賭いつ前変異耐性株とを比較した結果、フェンヘキサミド耐性株では当該タンパク質をコードする遺伝子上に共通の変異部位が認められた。このように、耐性獲得のメカニズムを解明することは、実際の農作物の現場において、これまで我々が行った早期薬剤耐性診断法などを確立するのに役立つだけでなく、植物病理学的にも灰色かび病菌の生理・生態的特徴を知る上で重要である。

In the past year, the study investigated the resistance and susceptibility of the three main types of agents in use (Saito et al., 2009a), the establishment of early resistance diagnostic methods for pathogens (Saito et al., 2009b)。This year, the gray and white virus development and resistance acquisition mechanism have not been clarified. The physiological characteristics and pathogenicity of the resistant strains were observed. The physiological functions of the resistant strains such as elongation, osmotic pressure adjustment, meristem germination rate and so on were reduced. The results of this study are as follows: The results of comparison between wild and resistant strains showed that the common site of heterosis in the resistant strain was identified when the gene was detected. This is important for understanding the physiological and ecological characteristics of the pathogen.