ダニ類の環境応答機構の解明と防除への応用
ダニ類の環境応答機構の解明と防除への応用
批准号:
10J02650
负责人:
鈴木 丈詞
金额:
$1.79万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2012
中文摘要
農薬に頼らない農業害虫ダニ類の防除を目指して,物理環境,特に,光および水蒸気に対する生物応答の調査,ならびにその調査のための環境調節システムの開発を中心に研究を進めた.まず,ダニ類のような微小生物を精確に追尾するシステムを用いて,ナミハダニの光応答を調査した結果,紫外線および可視光に対して,それぞれ明瞭な忌避および誘引反応を示すことがわかった.この結果は,光環境調節によるハダニ類の行動かく乱技術の開発に寄与する可能性がある.また,休眠に伴い可視光に対する誘引反応が消失することもわかった.この可塑的なスペクトル応答は,季節的に変化する生息地選択,すなわち休眠に伴う葉裏から暗所への移動に寄与している可能性があり,ハダニ類の季節適応機構に新たな仮説を提示することができた.次に,分流法(加湿空気および除湿空気の流量調節)を用いた水蒸気調節システムを開発し,生物的防除資材として利用されているカブリダニ類の長期貯蔵に適した湿湿度条件を探索した.その結果,低温高湿度の条件下では,無給餌でも長期間生存を維持できることがわかった(半数致死時間:8-11週間).また,貯蔵後の品質低下も見られなかったことから,空調管理のみという極めてシンプルな手法で,これら防除資材の長期貯蔵を実現できることが示された.最後に,野外の変動環境を実験室内に任意の時間差で再環する変動環境シミュレータ(環境計測・調節および通信装置が付帯した複数の閉鎖空間からなるシステム)を開発した.本シミュレータは,害虫発生予察系の強化,作物栽培現場の変動環境を加味した化学・生物農薬の影響評価,外来生物の環境適応による定着リスクの評価および将来的な気候変動に伴う害虫被害の予測等に利用できると考える。さらに,インターネットの利用より,遠隔地間における実験室内環境の同期が可能になり,新しい研究交流ツールとしても発展する可能性がある.
英文摘要
農薬に頼らない農業害虫ダニ類の防除を目指して,物理環境,特に,光および水蒸気に対する生物応答の調査,ならびにその調査のための環境調節システムの開発を中心に研究を進めた.まず,ダニ類のような微小生物を精確に追尾するシステムを用いて,ナミハダニの光応答を調査した結果,紫外線および可視光に対して,それぞれ明瞭な忌避および誘引反応を示すことがわかった.この結果は,光環境調節によるハダニ類の行動かく乱技術の開発に寄与する可能性がある.また,休眠に伴い可視光に対する誘引反応が消失することもわかった.この可塑的なスペクトル応答は,季節的に変化する生息地選択,すなわち休眠に伴う葉裏から暗所への移動に寄与している可能性があり,ハダニ類の季節適応機構に新たな仮説を提示することができた.次に,分流法(加湿空気および除湿空気の流量調節)を用いた水蒸気調節システムを開発し,生物的防除資材として利用されているカブリダニ類の長期貯蔵に適した湿湿度条件を探索した.その結果,低温高湿度の条件下では,無給餌でも長期間生存を維持できることがわかった(半数致死時間:8-11週間).また,貯蔵後の品質低下も見られなかったことから,空調管理のみという極めてシンプルな手法で,これら防除資材の長期貯蔵を実現できることが示された.最後に,野外の変動環境を実験室内に任意の時間差で再環する変動環境シミュレータ(環境計測・調節および通信装置が付帯した複数の閉鎖空間からなるシステム)を開発した.本シミュレータは,害虫発生予察系の強化,作物栽培現場の変動環境を加味した化学・生物農薬の影響評価,外来生物の環境適応による定着リスクの評価および将来的な気候変動に伴う害虫被害の予測等に利用できると考える。さらに,インターネットの利用より,遠隔地間における実験室内環境の同期が可能になり,新しい研究交流ツールとしても発展する可能性がある.
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Night-interrupting light inhibits diapause induction in the Kanzawa spider mite, Tetranychus kanzawai Kishida (Acari : Tetranychidae)
夜间干扰光抑制神泽叶螨、Tetranychus kanzawai Kishida(螨虫:叶螨科)的滞育诱导
DOI:
10.1016/j.jinsphys.2011.05.018
发表时间:
2011
期刊:
Journal of Insect Physiology
影响因子:
2.2
作者:
[Maqsood Shah, Takeshi Suzuki, Noureldin Abuelfadl Ghazy, Hiroshi Amano, Katsumi Ohyama]
通讯作者:
Katsumi Ohyama
南大西洋の海岸でダニについて考えたこと
对南大西洋沿岸蜱虫的思考
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
日本ダニ学会誌
影响因子:
--
作者:
[Takeshi Suzuki, Maqsood Shah, Noureldin Abuelfadl Ghazy, Makio Takeda, Hiroshi Amano, Katsumi Ohyama, Maqsood Shah, 鈴木丈詞]
通讯作者:
鈴木丈詞
微小移動運動補償装置を用いた光に対するナミハダニの行動応答解析
使用微动补偿器分析二斑叶螨对光的行为反应
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[鈴木丈詞, 小嶋健, 竹田真木生, 佐久間正幸]
通讯作者:
佐久間正幸
農業害虫が葉の裏にいる理由 : バーチャルリアリティ技術を用いた行動解析の結果より
为什么农业害虫存在于叶子的背面:使用虚拟现实技术的行为分析结果
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[鈴木丈詞, 大山克己, 鈴木丈詞]
通讯作者:
鈴木丈詞
Virtual reality experiments on a micro-locomotion compensator: seasonal changes in the spectral sensitivity of Tetranychus urticae
微运动补偿器的虚拟现实实验:二斑叶螨光谱敏感性的季节变化
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takeshi Suzuki, Takeshi Kojima, Makio Takeda, Masayuki Sakuma]
通讯作者:
Masayuki Sakuma
共 31 条
Environmental RNAi in spider mites and its application to pest control
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批准号:21H02193
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.15万
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财政年份:2021
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负责人:鈴木 丈詞
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依托单位:
ダニの光周性機構および殺ダニ剤の作用機構の解明
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批准号:08J00777
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$0.77万
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财政年份:2008
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负责人:鈴木 丈詞
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依托单位:
海外基金