『昭和初期における横光利一の文学的転回 ―作品・作家・時代の考察―』

《横光立一昭和初期的文学转向——作品、作者、时代的思考》

• 批准号: 10J05925
• 负责人: 浦田 剛
• 金额: $ 0.51万
• 依托单位: Rikkyo University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2010
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2010 至 2012
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-10J05925/
• 关键词: 横光利一; 文学; 近代文学; 新感覚派; 上海; 草稿研究; 生成論; 文学理論

今年度発表した研究論文「横光利一「持病と弾丸(「或る長篇」の第四編)」「神さま」の削除における「四人称」の発動一」は、草稿から読みとることができるテクストの生成過程から、物語内容として表象される租界都市における「抑圧」の構図、推敲過程において抹消された「神さま」についての記述、そして、終盤における「持病」という語句について、推敲・改稿過程および伏字箇所に着目しながら分析した。とりわけ、「神さま」という文字が遂行過程において削除されるところからは、人間によって構築された社会という体系を{府轍する超越的な審級の意識化をひとまずは読みとることができる。しかし同時に、それは物語言説のレベルにおいて、非焦点化=純粋な語りの視点によって記述しようとする書き手への逆動作用を伴っていた。それは、「書くやうに書く」というトートロジカルな行為の外部(=超越)つまり、作者の意図に還元不可能な大文字の他者性としてのテクストの自律性によって削除されるに至ったのである。しかしながら、入稿された原稿が雑誌掲載され、最終的に単行本「上海」として刊行されるにあたって「横光利一」という作者名(それじたいがひとつのパラテクストにほかならない)を媒介として読まれることにより、あたかも作者の意図によって削除されたかのように(事後的には)読まれてしまう。推敲過程の分析によって、そのプロセスを明示的な論理として把握することが可能であると考えられる。本研究の意義としては、これまでテクスト論をはじめとする理論的な関心から読まれることが多かった横光利一のテクストについて、直筆の草稿をてがかりとしながら、より実証的なアプローチからの分析を深めた点にあると考えられる。その成果は、実証研究としての成果ばかりでなく、今後の理論研究をささやかながら根本において支えるものとなるはずである。,

This year's research paper,"Riichi Yokomitsu,""Sustaining Disease", was published.(Part 4 of the "Long Story")"God The revision process is very complicated. "God's Word" is the way to go, and "God's Word" is the way to go. In addition to the above description, the author also uses the following method: The author's intention is not to return to the original. The other nature of the big text is to eliminate the autonomy of the book. The original manuscript was published in the journal, and the final manuscript was published in the journal "Shanghai" and published in the journal "Yokomitsu Riichi" and the author's name. The analysis of the process is based on the logic of the process. The significance of this study is that the theory of the problem is not easy to solve, and the problem of the problem is not easy to solve. The results of practical research and theoretical research in the future are as follows:

项目成果

横光利-F持病と弾丸(「或る長篇」の第四編)」-「神さま」の削除における「四人称」の発動-

横光俊 - F 慢性疾病与子弹（《某长篇故事》第四部） - 删除“上帝”时调用“第四人称” -

• 发表时间: 2012
• 期刊: 文藝と批評
• 作者: Tsumura. H.;Shimada;H.;Nomura;K.;Sugaya;N.;Suzuki;K.;津村秀樹・森本浩志・佐藤友哉・秋葉勇鳳・嶋田洋徳;津村秀樹・嶋田洋徳;三吉康仁;浦田剛
• 通讯作者: 浦田剛

横光利一「持病と弾丸(「或る長篇』の第四篇)」-推敲・改稿過程をめぐる考察-

横光理一《慢性病与子弹》（《某长篇故事》第四部）-关于阐述和修订过程的思考-

• 发表时间: 2011
• 作者: Tsumura. H.;Shimada;H.;Nomura;K.;Sugaya;N.;Suzuki;K.;津村秀樹・森本浩志・佐藤友哉・秋葉勇鳳・嶋田洋徳;津村秀樹・嶋田洋徳;三吉康仁;浦田剛;津村秀樹・嶋田洋徳;津村秀樹・野村和孝・菅谷渚・嶋田洋徳;櫻間裕子;浦田剛
• 通讯作者: 浦田剛