RNA干渉を用いた血管内皮細胞インターロイキン発現抑制による敗血症組織傷害の緩和
RNA干渉を用いた血管内皮細胞インターロイキン発現抑制による敗血症組織傷害の緩和
批准号:
21659365
负责人:
荒井 俊之
金额:
$1.92万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
财政年份:
2009
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2009 至 2010
中文摘要
本年度は、正常ヒト臍帯静脈血管内皮細胞(human umbilical vein endothelial cells, HUVEC)を用いて、敗血症病態形成におけるNADPHオキシダーゼ-1(Nox1)の役割を検討した。先ずLPS刺激によりHUVECがIL-8ならびに活性酸素(ROS)を産生することを確認した。次にIL-8刺激によりHUVECがROSを産生すること、IL-8誘導ROS産生はLPS誘導ROS産生(2時間以上)に比べ、短時間(1時間以内)であること、IL-8受容体(CXCR1, 2)の中和抗体やIL-8特異的siRNAの前処理によりLPS誘導ROS庫生が部分的に抑制されることを明らかにした。これらの所見から、HUVECにおいて、LPS刺激によるROS産生はIL-8を介することが示唆され,た。また、LPSおよびIL-8誘導ROS産生はNox阻害剤であるDPIの前処理により完全に抑制されることから、両者ともにNox依存性であることが明らかとなった。現在までにNoxは5種類のアイソザイムが知られており(Nox1-5)、HUVECにおけるNoxファミリーのmRNA発現を検討したところ、Nox2, 4は恒常的に発見し、Nox1はLPSやIL-8刺激により誘導されることが明らかとなった。誘導型NoxであるNox1の生体内の役割は不詳な点が多く、敗血症病態への関与は明らかでなかったため、Nox1に焦点を当てて検討を行った。その結果、Nox1特異的siRNAでHUVECを処理したところ、LPS誘導ROS産生は有意に抑制された。敗血症において、播種性血管内凝固症候群(DIC)は重要な合併症の一つであり、DICの発症には凝固カスケードの最上流に位置する組織因子(tissue factor, TF)の発現が重要な役割を果たす。TF発現はLPS刺激により誘導されるが、ROS消去剤であるNACの前処理によりLPS誘導TFの発現が抑制され、TF発現におけるROSの関与を示した。また、IL-8およびNox1各々の特異的siRNAをHUVECに導入したところ、LPS誘導TF発現が抑制された。以上の所見から、HUVECにおいて、LPS刺激は先ずIL-8産生を誘導し、次いでNox1発現を介してROSを産生し、さらにROSはTFの発現を誘導することが明らかとなった。
英文摘要
本年度は、正常ヒト臍帯静脈血管内皮細胞(human umbilical vein endothelial cells, HUVEC)を用いて、敗血症病態形成におけるNADPHオキシダーゼ-1(Nox1)の役割を検討した。先ずLPS刺激によりHUVECがIL-8ならびに活性酸素(ROS)を産生することを確認した。次にIL-8刺激によりHUVECがROSを産生すること、IL-8誘導ROS産生はLPS誘導ROS産生(2時間以上)に比べ、短時間(1時間以内)であること、IL-8受容体(CXCR1, 2)の中和抗体やIL-8特異的siRNAの前処理によりLPS誘導ROS庫生が部分的に抑制されることを明らかにした。これらの所見から、HUVECにおいて、LPS刺激によるROS産生はIL-8を介することが示唆され,た。また、LPSおよびIL-8誘導ROS産生はNox阻害剤であるDPIの前処理により完全に抑制されることから、両者ともにNox依存性であることが明らかとなった。現在までにNoxは5種類のアイソザイムが知られており(Nox1-5)、HUVECにおけるNoxファミリーのmRNA発現を検討したところ、Nox2, 4は恒常的に発見し、Nox1はLPSやIL-8刺激により誘導されることが明らかとなった。誘導型NoxであるNox1の生体内の役割は不詳な点が多く、敗血症病態への関与は明らかでなかったため、Nox1に焦点を当てて検討を行った。その結果、Nox1特異的siRNAでHUVECを処理したところ、LPS誘導ROS産生は有意に抑制された。敗血症において、播種性血管内凝固症候群(DIC)は重要な合併症の一つであり、DICの発症には凝固カスケードの最上流に位置する組織因子(tissue factor, TF)の発現が重要な役割を果たす。TF発現はLPS刺激により誘導されるが、ROS消去剤であるNACの前処理によりLPS誘導TFの発現が抑制され、TF発現におけるROSの関与を示した。また、IL-8およびNox1各々の特異的siRNAをHUVECに導入したところ、LPS誘導TF発現が抑制された。以上の所見から、HUVECにおいて、LPS刺激は先ずIL-8産生を誘導し、次いでNox1発現を介してROSを産生し、さらにROSはTFの発現を誘導することが明らかとなった。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
ATRA症候群における血管透過性亢進病態形成への活性酸素関与の可能性の検討
活性氧参与ATRA综合征血管通透性过高发病机制的可能性探讨
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
影响因子:
--
作者:
[三好隆史, 山下浩平, 荒井俊之, 笹田昌孝, 内山卓]
通讯作者:
内山卓
The role of endothelial interleukin-8/NADPH oxidase axis in sepsis
内皮白细胞介素8/NADPH氧化酶轴在脓毒症中的作用
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
Immunology
影响因子:
6.4
作者:
[Ito H, Yoshiyasu T, Yamaguchi O, Yokoyama O., Miyoshi T]
通讯作者:
Miyoshi T
人為的酸化ストレス負荷によるアポートシスの抑制-Jurkat細胞、ヒト好中球、ラット肝細胞を用いた研究-
-
批准号:14657388
-
项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
-
资助金额:$1.86万
-
财政年份:2002
-
负责人:荒井 俊之
-
依托单位:
プテリン誘導体の呼吸鎖における過酸化水素産生とそれにより生じる細胞傷害との関係
-
批准号:11877264
-
项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
-
资助金额:$1.41万
-
财政年份:1999
-
负责人:荒井 俊之
-
依托单位:
臓器酸素供給に及ぼす過換気,低換気,並びに出血の影響
-
批准号:01771166
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.58万
-
财政年份:1989
-
负责人:荒井 俊之
-
依托单位:
エンフルレンの神経伝達物質遊離におよぼす作用
-
批准号:61771119
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.64万
-
财政年份:1986
-
负责人:荒井 俊之
-
依托单位:
国内基金
海外基金
登录
查看更多内容
基于肠道菌群探讨健脾化痰方通过调节LPS/NF-κB信号通路改善多囊卵巢综合征的机制研究
-
批准号:2026JJ80146
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:余曦明
-
依托单位:
基于肠道微生态的他莫昔芬-LPS-OTUD6A-HDAC3轴诱导乳腺癌内分泌治疗耐药的机制研究
-
批准号:
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2025
-
负责人:祝琦
-
依托单位:
基于4D Flow MRI 技术联合HA/cRGD-GD-LPs对比剂增强扫描诊断肝纤维化分期的研究
-
批准号:
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2025
-
负责人:李刚静
-
依托单位:
基于肠道菌群介导的LPS/TLR4/NF-κB信号通路探讨针灸对脑缺血再灌注损伤大鼠的抑炎作用机制
-
批准号:2025JJ90298
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2025
-
负责人:赖碧玉
-
依托单位:
肺炎克雷伯菌WaaLCPS连接酶相关的CPS-LPS合成通路及致病机制的研究
-
批准号:
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2025
-
负责人:何平
-
依托单位:
半夏白术天麻汤通过抑制肠源性LPS/NF-κB通路减少NETs形成抗高血压血管内皮损伤的机制研究
-
批准号:KLY25H270034
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2025
-
负责人:李波
-
依托单位:
基于“肠-肾轴”研究金花葵非药用部位经菌群-代谢物-TLR4/NF-κB调控LPS炎症小鼠的作用机制
-
批准号:
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2025
-
负责人:廖光琴
-
依托单位:
热灭活L.hilgardii通过Betaine募集MDSCs缓解LPS诱导急性肝损伤的机制研究
-
批准号:QN25H020022
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2025
-
负责人:李学慧
-
依托单位:
噬菌体抑制LPS-TLR4-NF-κB信号通路纠
正菌群失衡在子痫前期发病中的机制研
究
-
批准号:
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:10.0万元
-
批准年份:2025
-
负责人:吕莉娟
-
依托单位:
肠杆菌Klebsiella pneumoniae衍生的LPS通过肝脏HADHA-K353乙酰化修饰加剧MASLD合并T2DM疾病进程的机制研究
-
批准号:2025JJ60788
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2025
-
负责人:罗武
-
依托单位: