第一原理計算に基づいた有効模型によるQCD相図・QCD状態方程式の定量的決定
第一原理計算に基づいた有効模型によるQCD相図・QCD状態方程式の定量的決定
批准号:
11J02790
负责人:
佐々木 崇宏
金额:
$1.22万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2011
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2011 至 2013
中文摘要
有限温度・有限密度におけるQCDの性質を解明することは, ハドロン物理学の中心的課題である。特にQCDの相構造(QCD相図)と状態方程式は, 宇宙進化の過程や高密度天体の性質を解明するために不可欠な要素である。しかし, QCDの第一原理計算である格子QCD計算は有限密度領城で実行困難であるため, 有限密度における相構造のほとんどは不確定である。有限密度領域を解明するための手段として, 有効模型を用いる。このとき有効模型の信頼性が問題となるが, 我々は純虚数化学ポテンシャル領域における格子QCD計算の結果を用いることで信頼性の高い有効模型を構築する。先行研究として我々は, 代表的な有効模型であるPplyakov-loop extended Nambu-Jona-Lasinio模型(PNJL模型)を拡張し, 格子計算結果を再現する模型を2フレーバー系で構築した。QCD相図でもっとも不確定な領域である, 高密度領域の解明を目指した。高密度領域ではバリオンの寄与が本質的であり, 有効模型におけるバリオンの取り扱いには不定性が大きい。この不定性をなくすために我々は, 核物質の解析および中性子星の質量観測に着目した。標準核密度付近の核物質の性質は, カイラル有効場理論に基づいた核力を用いてBrueckner-Hartree-Fock計算を行うことにより, 高い信頼性での解析が可能である。さらに高い密度領域の状態方程式は重イオン衝突実験の解析から見積もられている。我々はこれらのデータを再現するように核子間の有効斥力を導入し, ハドロン相を記述する模型とした。さらに, この模型を用いて中性子星の構造を計算し, 現在の中性子星質量観測の結果と無矛盾であることを確認した。このように構築したハドロン模型とEPNJL模型を組み合わせることによりQCD相図全体の解析が可能である。このように得られた相図は, 有限温度の格子QCD計算および核物質・中性子星のデータと無矛盾なものである。この内容はExtreme QCD会議および日本物理学会秋季大会で発表され, 出版に向けて論文として纏められている。
英文摘要
有限温度・有限密度におけるQCDの性質を解明することは, ハドロン物理学の中心的課題である。特にQCDの相構造(QCD相図)と状態方程式は, 宇宙進化の過程や高密度天体の性質を解明するために不可欠な要素である。しかし, QCDの第一原理計算である格子QCD計算は有限密度領城で実行困難であるため, 有限密度における相構造のほとんどは不確定である。有限密度領域を解明するための手段として, 有効模型を用いる。このとき有効模型の信頼性が問題となるが, 我々は純虚数化学ポテンシャル領域における格子QCD計算の結果を用いることで信頼性の高い有効模型を構築する。先行研究として我々は, 代表的な有効模型であるPplyakov-loop extended Nambu-Jona-Lasinio模型(PNJL模型)を拡張し, 格子計算結果を再現する模型を2フレーバー系で構築した。QCD相図でもっとも不確定な領域である, 高密度領域の解明を目指した。高密度領域ではバリオンの寄与が本質的であり, 有効模型におけるバリオンの取り扱いには不定性が大きい。この不定性をなくすために我々は, 核物質の解析および中性子星の質量観測に着目した。標準核密度付近の核物質の性質は, カイラル有効場理論に基づいた核力を用いてBrueckner-Hartree-Fock計算を行うことにより, 高い信頼性での解析が可能である。さらに高い密度領域の状態方程式は重イオン衝突実験の解析から見積もられている。我々はこれらのデータを再現するように核子間の有効斥力を導入し, ハドロン相を記述する模型とした。さらに, この模型を用いて中性子星の構造を計算し, 現在の中性子星質量観測の結果と無矛盾であることを確認した。このように構築したハドロン模型とEPNJL模型を組み合わせることによりQCD相図全体の解析が可能である。このように得られた相図は, 有限温度の格子QCD計算および核物質・中性子星のデータと無矛盾なものである。この内容はExtreme QCD会議および日本物理学会秋季大会で発表され, 出版に向けて論文として纏められている。
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有限θでの符号問題に関するPNJL模型を用いた解析
使用 PNJL 模型分析有限 θ 处的符号问题
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takahiro Sasaki, et al, Kushimoto Hiroko, 浅野良輔, Kushimoto Hiroko, 佐々木崇宏, 浅野良輔, 佐々木崇宏, 浅野良輔(編者:鈴木公啓), Kushimoto Hiroko, 佐々木崇宏, 久志本裕子, Takahiro Sasaki, 久志本裕子, Takahiro Sasaki, 久志本裕子, 佐々木崇宏]
通讯作者:
佐々木崇宏
Practical solution to the sign problem at finite theta-vacuum angle
有限θ真空角符号问题的实用解决方案
DOI:
10.1103/physrevd.87.056003
发表时间:
2013
期刊:
Physical Review D
影响因子:
5
作者:
[Takahiro Sasaki, et al.]
通讯作者:
et al.
QCD相図に対するシータ真空の効果
θ 真空对 QCD 相图的影响
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takahiro Sasaki, et al, Kushimoto Hiroko, 浅野良輔, Kushimoto Hiroko, 佐々木崇宏, 浅野良輔, 佐々木崇宏, 浅野良輔(編者:鈴木公啓), Kushimoto Hiroko, 佐々木崇宏, 久志本裕子, Takahiro Sasaki, 久志本裕子, Takahiro Sasaki, 久志本裕子, 佐々木崇宏, 久志本裕子, 佐々木崇宏, Kushimoto Hiroko, 佐々木崇宏, 久志本裕子, 佐々木崇宏, 佐々木崇宏, 久志本裕子, 佐々木崇宏, 久志本裕子, 佐々木崇宏, 久志本裕子, 佐々木崇宏, Kushimoto Hiroko, 佐々木崇宏]
通讯作者:
佐々木崇宏
中性子星観測結果を考慮したQCD相構造の研究
考虑中子星观测结果的QCD相结构研究
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takahiro Sasaki, et al, Kushimoto Hiroko, 浅野良輔, Kushimoto Hiroko, 佐々木崇宏, 浅野良輔, 佐々木崇宏]
通讯作者:
佐々木崇宏
QCD有効模型と高密度天体
QCD有效模型和高密度物体
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takahiro Sasaki, et al, Kushimoto Hiroko, 浅野良輔, Kushimoto Hiroko, 佐々木崇宏, 浅野良輔, 佐々木崇宏, 浅野良輔(編者:鈴木公啓), Kushimoto Hiroko, 佐々木崇宏, 久志本裕子, Takahiro Sasaki, 久志本裕子, Takahiro Sasaki, 久志本裕子, 佐々木崇宏, 久志本裕子, 佐々木崇宏, Kushimoto Hiroko, 佐々木崇宏]
通讯作者:
佐々木崇宏
共 28 条
第一原理計算および中性子星観測結果と無矛盾なクォーク-ハドロン相転移模型の確立
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批准号:14J04238
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$2.58万
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财政年份:2014
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负责人:佐々木 崇宏
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依托单位:
海外基金