母語音声獲得に伴う日本人乳児の脳内音声処理機構の発達
母語音声獲得に伴う日本人乳児の脳内音声処理機構の発達
批准号:
11J04293
负责人:
遠藤(水落) 智美 (2014)
金额:
$2.01万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2011
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2011-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
点击翻译按钮获取中文摘要
英文摘要
本研究では、ボトムアップ入力された音の音響パターン抽出処理機構の発達変化を調べるために、4.5、7、10ヶ月の乳児に対し聴性誘発電位(AEP)測定を行った。音色を決める静的要因であるスペクトル包絡のみが異なるように音の高さ、長さ、音圧など他の音響要因を調整した3種の音(女性の発する/i/、ピアノ音、スペクトル包絡が母音と同じ-6dB/octの傾きをもつ合成音)を刺激音とし、被験者である乳児に順不同に提示した。昨年度までの解析により、1.母語音声獲得期である生後1歳未満の乳児でもスペクトル包絡の違いによる音響パターン抽出は行われているが、その処理方法は成人とは異なること、2.母音の聴覚テンプレートは生後10ヶ月頃には備わり成人同様の左半球優位の処理が行われていること、3.周波数成分にも発達に伴う変化が認められたが、差の見られる潜時はAEPでの差が見られる潜時とは異なり、AEPの波形解析と周波数解析では異なる脳活動を反映している可能性が示唆された。今年度は、周波数成分について更に解析を加え、各チャネルで月齢と刺激音での交互作用が見られる周波数帯域を調べた。その結果、交互作用のある周波数帯域は左半球に比べ右半球のチャネルで、中央部に比べ前頭部、側頭部のチャネルで、交互作用のみられる周波数帯域が広く認められるという、部位によって異なる傾向が見られた。特に右の側頭部のチャネルのβ帯域に多く認められた。以上より、乳児の音響パターン抽出処理機構の発達変化はAEPの1.頂点潜時・振幅、2.時間周波数、3.各チャネルの周波数成分の全てに反映されるが、そのパターンに統一した傾向は見られなかった。これは、脳波の各成分が示す脳活動が異なることを示唆し、それぞれの解析を組み合わせることで、脳波測定で得られたデータからより多くの情報を得られる可能性を示している。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
海外基金