哺乳類における養育行動発現の神経科学的メカニズムの解明
哺乳類における養育行動発現の神経科学的メカニズムの解明
批准号:
11J07094
负责人:
岡部 祥太
金额:
$1.22万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2011
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2011 至 2013
中文摘要
処女マウスに対し仔マウスを繰り返し暴露する群(高暴露群), 1回のみ暴露する群(低暴露群), 暴露しない群(暴露なし群)を作出し, 暴露から4日後に巣戻し行動試験を行った. その結果, 高暴露群の仔マウス回収潜時が他の2群よりも有意に短くなった. また, このとき, 高暴露群の視床下部内側視索前野が高活性化することが確認された. 経験獲得時(連続暴露時)に活性化した神経細胞をGFPで長期的に標識し, その後の仔マウス再暴露時に活性化した神経細胞を他の神経活性化マーカーであるzifで標識し, それぞれのタイミングで活性化した神経細胞の識別を行った結果、高暴露群においてGFPとzifで今日染色される神経細胞の割合が低暴露群、暴露なし群よりも有意に多くなった。このことから、経験獲得時に活性化した神経細胞の機能強化が生じ、その後の仔マウス刺激に対し、鋭敏に反応するように可塑的に変化することにより養育行動が活性化する可能性が示された。また、高暴露することにより、オキシトシン産生細胞の高活性化やオキシトシンの分泌の増加が確認されると共に、視床下部内側視索前野にオキシトシンアンタゴニストを局所投与することで、高暴露による巣戻し行動の促進が阻害されることが明らかになった。このことから、視床下部内側視索前野の神経細胞の機能強化にオキシトシンが作用していることが示唆された。この可能性を検証するために、仔マウスの暴露により活性化する視床下部内側視索前野の神経細胞がオキシトシン感受性を持っているか調査した。その結果、活性化する神経細胞の多くがオキシトシン受容体を持つことが確認され、仔マウス暴露により分泌されたオキシトシンが視床下部内側視索前野の神経細胞に直接作用することが示唆された。
英文摘要
処女マウスに対し仔マウスを繰り返し暴露する群(高暴露群), 1回のみ暴露する群(低暴露群), 暴露しない群(暴露なし群)を作出し, 暴露から4日後に巣戻し行動試験を行った. その結果, 高暴露群の仔マウス回収潜時が他の2群よりも有意に短くなった. また, このとき, 高暴露群の視床下部内側視索前野が高活性化することが確認された. 経験獲得時(連続暴露時)に活性化した神経細胞をGFPで長期的に標識し, その後の仔マウス再暴露時に活性化した神経細胞を他の神経活性化マーカーであるzifで標識し, それぞれのタイミングで活性化した神経細胞の識別を行った結果、高暴露群においてGFPとzifで今日染色される神経細胞の割合が低暴露群、暴露なし群よりも有意に多くなった。このことから、経験獲得時に活性化した神経細胞の機能強化が生じ、その後の仔マウス刺激に対し、鋭敏に反応するように可塑的に変化することにより養育行動が活性化する可能性が示された。また、高暴露することにより、オキシトシン産生細胞の高活性化やオキシトシンの分泌の増加が確認されると共に、視床下部内側視索前野にオキシトシンアンタゴニストを局所投与することで、高暴露による巣戻し行動の促進が阻害されることが明らかになった。このことから、視床下部内側視索前野の神経細胞の機能強化にオキシトシンが作用していることが示唆された。この可能性を検証するために、仔マウスの暴露により活性化する視床下部内側視索前野の神経細胞がオキシトシン感受性を持っているか調査した。その結果、活性化する神経細胞の多くがオキシトシン受容体を持つことが確認され、仔マウス暴露により分泌されたオキシトシンが視床下部内側視索前野の神経細胞に直接作用することが示唆された。
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DOI:
10.1016/j.physbeh.2013.05.017
发表时间:
2013-06
期刊:
Physiology & Behavior
影响因子:
2.9
作者:
[Shota Okabe;Kanako Kitano;M. Nagasawa;K. Mogi;T. Kikusui]
通讯作者:
Shota Okabe;Kanako Kitano;M. Nagasawa;K. Mogi;T. Kikusui
Pup sensitization facilitates maternal retrieving and neural responses in the medial preoptic area in mice
幼崽敏化促进母体检索和小鼠内侧视前区的神经反应
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[岡部祥太, 永澤美保, 茂木一孝, 菊水健史, Shota Okabe]
通讯作者:
Shota Okabe
母マウスにおける仔マウス超音波への反応性に対する嗅覚刺激の影響の神経機構
嗅觉刺激影响母鼠幼仔超声反应的神经机制
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[岡部祥太, 永澤美保, 茂木一孝, 菊水健史, Shota Okabe, 岡部祥太]
通讯作者:
岡部祥太
マウスにおけるアロ養育行動とオキシトシン神経系のテストステロンによる抑制
睾酮抑制小鼠同种异体哺育行为和催产素神经系统
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[岡部祥太, 永澤美保, 茂木一孝, 菊水健史]
通讯作者:
菊水健史
DOI:
10.1016/j.cub.2013.03.041
发表时间:
2013-05-06
期刊:
CURRENT BIOLOGY
影响因子:
9.2
作者:
[Esposito, Gianluca, Yoshida, Sachine, Kuroda, Kumi O.]
通讯作者:
Kuroda, Kumi O.
共 11 条
ラットの新規超音波発声と不公平嫌悪の関係性の解明
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批准号:24K06624
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.91万
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财政年份:2024
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负责人:岡部 祥太
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依托单位:
異種への親和性形成におけるオキシトシン神経系の機能解明
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批准号:20K14260
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2020
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负责人:岡部 祥太
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依托单位:
海外基金