フランス語訳『源氏物語』の多角的研究
フランス語訳『源氏物語』の多角的研究
批准号:
14J03699
负责人:
常田 槙子
金额:
$1.47万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2014
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2014-04-25 至 2016-03-31
中文摘要
本年度は、まず、昨年度注目したアルヴェード・バリーヌによる『源氏物語』の批評文(初版1883年)について、ヴァルター・ベンヤミンの「翻訳―賛否両論―」を考察に加えることにより、翻訳と注釈の関係をとらえ直し、学会で発表した。また、同批評文について、ジャポニスムとフェミニスムの観点から論じた論文についても、細部を修正することで学会誌への掲載が決定した。いずれの研究も、『源氏物語』の受容実態を考察する研究の一部をなすものであるが、バリーヌの批評文をもとに、部分訳をみる必要性を論じた点は、翻訳研究にもつながるものであったと考える。また、昨年度、シフェール訳『源氏物語』(完訳1988年)について、桐壺帝と桐壺更衣に対して繰り返し用いられる、ombreという語の特殊な使われ方を考察していたが、その成果についても、さらに検討を重ねることで学会誌に掲載することができた。さらに、本年度は2度の海外出張を行った。1つ目は、フランス国立図書館へ行き、フランス語訳『源氏物語』の関連資料を調査するというものであった。シフェール訳の書評については特に新しいものを見いだせなかったが、一方で、ヤマタ訳『源氏物語』の出版状況にかかわる資料などを入手できた。当初の計画からはずれ込んでしまったが、2016年4月現在、博士論文をまとめる段階において、出張で得られたこれらの成果も取り入れている。2点目は、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校で、主に『源氏物語』をジェンダーの観点から考察するというものであった。これは、バリーヌがフェミニストであったことから、ジェンダーの問題も考慮する必要が生じたためである。同校ではジェンダーだけでなく、諸先生方と翻訳そのものがもつ文学としての可能性について考察する機会なども得た。
英文摘要
本年度は、まず、昨年度注目したアルヴェード・バリーヌによる『源氏物語』の批評文(初版1883年)について、ヴァルター・ベンヤミンの「翻訳―賛否両論―」を考察に加えることにより、翻訳と注釈の関係をとらえ直し、学会で発表した。また、同批評文について、ジャポニスムとフェミニスムの観点から論じた論文についても、細部を修正することで学会誌への掲載が決定した。いずれの研究も、『源氏物語』の受容実態を考察する研究の一部をなすものであるが、バリーヌの批評文をもとに、部分訳をみる必要性を論じた点は、翻訳研究にもつながるものであったと考える。また、昨年度、シフェール訳『源氏物語』(完訳1988年)について、桐壺帝と桐壺更衣に対して繰り返し用いられる、ombreという語の特殊な使われ方を考察していたが、その成果についても、さらに検討を重ねることで学会誌に掲載することができた。さらに、本年度は2度の海外出張を行った。1つ目は、フランス国立図書館へ行き、フランス語訳『源氏物語』の関連資料を調査するというものであった。シフェール訳の書評については特に新しいものを見いだせなかったが、一方で、ヤマタ訳『源氏物語』の出版状況にかかわる資料などを入手できた。当初の計画からはずれ込んでしまったが、2016年4月現在、博士論文をまとめる段階において、出張で得られたこれらの成果も取り入れている。2点目は、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校で、主に『源氏物語』をジェンダーの観点から考察するというものであった。これは、バリーヌがフェミニストであったことから、ジェンダーの問題も考慮する必要が生じたためである。同校ではジェンダーだけでなく、諸先生方と翻訳そのものがもつ文学としての可能性について考察する機会なども得た。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
アルヴェード・バリーヌと『源氏物語』―19世紀の西欧における『源氏物語』受容状況に照らして―
Arvède Barine 与《源氏物语》:从 19 世纪西欧《源氏物语》的接受情况来看
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
平安朝文学研究
影响因子:
--
作者:
[Fumiya Akashi, Yan Liu and Masanobu Taniguchi, 田中雅大, 常田槙子]
通讯作者:
常田槙子
シフェール訳『源氏物語』における親子関係―ombreの表象するもの―
西弗特译《源氏物语》中的亲子关系:ombre代表什么
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Tsuneda, Makiko, 明石郁哉, 田中雅大, 常田槙子, 明石郁哉, Tanaka Masahiro, 常田槙子]
通讯作者:
常田槙子
シフェール訳『源氏物語』における ombre の表象―桐壺更衣と桐壺帝をめぐって―
西弗特译《源氏物语》中渐变色的表现:关于切壶鲤和切壶天皇
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
文学・語学
影响因子:
--
作者:
[常田槙子]
通讯作者:
常田槙子
アルヴェード・バリーヌのとらえた『源氏物語』―女性の教養と自然描写を中心に―
Arvède Barine 拍摄的《源氏物语》 - 关注女性教育和自然描绘 -
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
日本文学
影响因子:
--
作者:
[Mizuki Matsukawa, Mitsuru Hamano, Kasumi Ito, Toshiharu Tanaka, 松川みずき・伊藤香純・川北一人・田中利治, Tanaka Masahiro, 田中雅大, 常田槙子]
通讯作者:
常田槙子
ベーネル訳『源氏物語』における和歌の翻訳―英訳・仏訳との比較から―
贝内尔译本《源氏物语》中的“waka”翻译:与英法译本的比较
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
海外平安文学研究ジャーナル
影响因子:
--
作者:
[明石郁哉, Xiaofeng Shao, 田中雅大, 常田槙子]
通讯作者:
常田槙子
共 8 条
Cross Cultural Interaction in Meiji Period Japan: with Special Focus on the Reception of Japanese Literature in France
-
批准号:20K12931
-
项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
-
资助金额:$0.92万
-
财政年份:2020
-
负责人:常田 槙子
-
依托单位:
海外基金