中世ローマ・カノン法訴訟の成立と発展－カノン法学者の訴訟法学に関する学説史的研究

中世纪罗马教会法诉讼的建立与发展——教会法学家诉讼法学理论的历史考察

• 批准号: 14J05330
• 负责人: 川島 翔
• 金额: $ 2.05万
• 依托单位: Hitotsubashi University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2014
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2014-04-25 至 2017-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-14J05330/
• 关键词: 学識法; ローマ法; カノン法; 民事訴訟; 訴訟法; 裁判; 不出頭; ヨーロッパ; 中世; 教会法; 訴訟法学

本研究は、イタリアおよびアルプス以北で成立した訴訟法文献（訴訟法書）を分析することによって、中世ローマ・カノン法訴訟の形成過程を明らかにすることを目的とするものである。平成28年度は、4月末までシュテファン・クットナー中世教会法研究所（ミュンヘン）に滞在し、その後帰国し研究を行った。具体的な実施内容は以下の 3点である。(1) 平成27年度に引き続き、12、13世紀の訴訟法書の史料を4月末まで上記研究所で収集した。 (2) 「命令不服従（contumacia）」という訴訟法上のテーマに関して、ローマ法、カノン法および訴訟法書におけるその訴訟法理論をそれぞれ比較・検討した。それらの史料の検討を通じて、裁判への不出頭者に対するサンクション、不出頭の正当化事由、懈怠判決の要件と内容等に関して、それぞれの法源が有する特徴を考察した。その成果は法制史学会東京部会第263回例会（2016年10月29日）にて報告された。(3) 中世学識法における仲裁法史に関して、学説史を検討した上で13世紀の法学者アゾの『質疑録』を分析し、その研究成果を紀要雑誌（『一橋法学』15巻3号）に投稿した。

This paper analyzes the process of litigation in the Middle Ages. In 2008, the Institute of Church Law of the Middle Ages conducted research in the late April. The specific implementation content is as follows: 3 points. (1)A collection of historical materials on procedural law from the 12th and 13th centuries was collected at the end of April at the Shangji Research Institute. (2)"Order disobedience (contumacia)" in the procedural law on the relevant law, law, law and procedural law books on the procedural law theory of comparison. The characteristics of historical materials, judgment, justification, and content of slackening judgment are investigated. The 263rd Annual Meeting of the Tokyo Committee of the Legal History Society (October 29, 2016) was held. (3)A Review of the History of Arbitration Law in the Middle Ages and the History of Theory of Law in the 13th Century

项目成果

中世学識法訴訟手続における litis contestatio：訴訟成立要件としての当事者の意思

中世纪学术法诉讼程序中的争论：当事人的意图作为诉讼成立的要求

• 发表时间: 2016
• 期刊: 一橋法学
• 作者: 家﨑 高志;尾崎 翔;大西 勇気;宝田 剛志;米田 幸雄;金田 勝幸;檜井 栄一;川島翔;川島翔
• 通讯作者: 川島翔

アゾ『質疑録』第12質疑 : 中世学識法における仲裁法史の一断面

阿索问答记录第12号：一段中世纪学术法中的仲裁法史

• DOI: 10.15057/28231
• 发表时间: 2016
• 期刊: 一橋法学
• 作者: 家﨑 高志;尾崎 翔;大西 勇気;宝田 剛志;米田 幸雄;金田 勝幸;檜井 栄一;川島翔
• 通讯作者: 川島翔