19世紀末から20世紀初頭の英米における形而上学研究-ホワイトヘッドを中心に
19世紀末から20世紀初頭の英米における形而上学研究-ホワイトヘッドを中心に
批准号:
14J09918
负责人:
吉田 幸司
金额:
$2.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2014
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2014-04-25 至 2017-03-31
中文摘要
本年度は、前年度までの、F.H.ブラドリー、W.ジェイムズ、A.N.ホワイトヘッドの形而上学研究、およびそれらと現代英米哲学の主潮との比較研究を継続しつつ、価値経験や宗教的経験のような個別的経験と科学知を統合的に論じた形而上学としてホワイトヘッド哲学を評価し直す研究を遂行した。1.現代英米哲学の主潮、特にクワインの自然主義と、ホワイトヘッド哲学の方法を比較研究した。その結果、両者とも科学と形而上学の境界は曖昧だと考える一方、ホワイトヘッドは「よりよい理解」を通じて「よりよい生」へ冒険する働きを「思弁」に見出す点で自然主義と一線を画すことが明らかになった。2.むしろ、ホワイトヘッドにとって哲学が例証を見出す事実は、科学が扱う経験的事実だけでなく、情感的経験や宗教的経験の事実でもあった。本研究は、ホワイトヘッドが、科学史や哲学史を解体しロマン主義的自然観を取り入れる中で独自の術語群を作り出し、世界に関する「よりよい理解」を獲得するとともに、科学・哲学・芸術を有機的に結びつけたことを明らかにした。3.彼の形而上学における神の記述も、本研究では、神学ではなく、S.アレグザンダーらの創発的進化論や哲学的人間学の脈絡のうちで展開した。これにより、生の意義や神的経験に関する形而上学的記述を我々の具体的経験に即して論じ直すことに成功した。4.さらに、ジェイムズの『宗教的経験の諸相』やブラドリーの方法論、現代スピリチュアリティ思想や脳科学研究を参照しながら、宗教的経験の意味に対する科学・哲学・宗教のアプローチの違いを研究した。その際にプラグマティズムを発展的に応用し、意味の世界を支えているがそれに先立つ基準の転換として宗教的経験の宗教性を捉える新たな提案を行った。5.また、科学者やアーティストとの学際的な研究活動・報告も積極的に行い、哲学を実践において活かす様々な提言をすることができた。
英文摘要
本年度は、前年度までの、F.H.ブラドリー、W.ジェイムズ、A.N.ホワイトヘッドの形而上学研究、およびそれらと現代英米哲学の主潮との比較研究を継続しつつ、価値経験や宗教的経験のような個別的経験と科学知を統合的に論じた形而上学としてホワイトヘッド哲学を評価し直す研究を遂行した。1.現代英米哲学の主潮、特にクワインの自然主義と、ホワイトヘッド哲学の方法を比較研究した。その結果、両者とも科学と形而上学の境界は曖昧だと考える一方、ホワイトヘッドは「よりよい理解」を通じて「よりよい生」へ冒険する働きを「思弁」に見出す点で自然主義と一線を画すことが明らかになった。2.むしろ、ホワイトヘッドにとって哲学が例証を見出す事実は、科学が扱う経験的事実だけでなく、情感的経験や宗教的経験の事実でもあった。本研究は、ホワイトヘッドが、科学史や哲学史を解体しロマン主義的自然観を取り入れる中で独自の術語群を作り出し、世界に関する「よりよい理解」を獲得するとともに、科学・哲学・芸術を有機的に結びつけたことを明らかにした。3.彼の形而上学における神の記述も、本研究では、神学ではなく、S.アレグザンダーらの創発的進化論や哲学的人間学の脈絡のうちで展開した。これにより、生の意義や神的経験に関する形而上学的記述を我々の具体的経験に即して論じ直すことに成功した。4.さらに、ジェイムズの『宗教的経験の諸相』やブラドリーの方法論、現代スピリチュアリティ思想や脳科学研究を参照しながら、宗教的経験の意味に対する科学・哲学・宗教のアプローチの違いを研究した。その際にプラグマティズムを発展的に応用し、意味の世界を支えているがそれに先立つ基準の転換として宗教的経験の宗教性を捉える新たな提案を行った。5.また、科学者やアーティストとの学際的な研究活動・報告も積極的に行い、哲学を実践において活かす様々な提言をすることができた。
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宗教的経験の意味への問い―プラグマティズムの発展的解釈とその応用―
关于宗教经验意义的问题:实用主义的发展性解释及其应用
DOI:
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发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
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作者:
[吉田幸司, Daiki Nishiguchi and Masaki Sano, 西口大貴,Andrey Sokolov,Igor S. Aranson, 吉田幸司]
通讯作者:
吉田幸司
ムーア・ラッセル以降の英米哲学とホワイトヘッド
摩尔·罗素之后的英美哲学和怀特海
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Daiki Nishiguchi, Ken H. Nagai, Hugues Chate, and Masaki Sano, 吉田幸司, 吉田幸司]
通讯作者:
吉田幸司
現実に臨むホワイトヘッド哲学―研究方法の反省から方針の提唱へ―
面对现实的怀特海哲学:从研究方法的反思到政策的提出
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
プロセス思想
影响因子:
--
作者:
[吉田幸司]
通讯作者:
吉田幸司
形而上学の実践と方法
形而上学的实践和方法
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Daiki Nishiguchi, Ken H. Nagai, Hugues Chate, and Masaki Sano, 吉田幸司, 吉田幸司, 吉田幸司]
通讯作者:
吉田幸司
ホワイトヘッド形而上学の意義―F.H.ブラドリーおよびW.ジェイムズと比較して―
怀特海形而上学的意义:与F.H.布拉德利和W.詹姆斯的比较
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Daiki Nishiguchi, Ken H. Nagai, Hugues Chate, and Masaki Sano, 吉田幸司, 吉田幸司, 吉田幸司, 吉田幸司, 西口大貴,佐野雅己, 吉田幸司]
通讯作者:
吉田幸司
共 8 条
早期アルツハイマー病変の病態解明:若年者の自殺との関連性について
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批准号:17K16115
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.58万
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财政年份:2017
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负责人:吉田 幸司
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依托单位:
海外基金