非対称化キノンの選択的活性化に基づく新規炭素-炭素結合形成反応の開発とその応用
非対称化キノンの選択的活性化に基づく新規炭素-炭素結合形成反応の開発とその応用
批准号:
14J12158
负责人:
上田中 徹
金额:
$1.39万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2014
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2014-04-25 至 2016-03-31
中文摘要
テトラヒドロベンゾジフランは生物活性天然物や機能性物質の基本骨格として存在しているため、それらの合成法の開発は重要な研究課題である。我々は以前、QMAとアルケン求核種の[3+2]カップリング反応によるジヒドロベンゾフラン骨格の構築法を報告している(Org. Lett., 2011, 13, 4814.)。今回、本法を繰り返し行うことで一つの芳香環に二つのジヒドロフラン環が縮環したベンゾジフランが合成できるのではないかと考え、研究に着手した。まず、我々が以前に報告した手法で得られるジヒドロベンゾフランを用いてメトキシ基の脱保護、およびQMAへの酸化について検討した。メトキシ基の脱保護として一般的に用いられる酸性条件を種々検討したが、ジヒドロベンゾフラン環の開裂が起こり、望みの生成物は一切得られなかった。一方で、ヒドリド還元剤の一種であるL-Selectrideを用いるとほぼ定量的にフェノールが得られることがわかった。続く超原子価ヨウ素反応剤による酸化反応は問題無く進行し、QMAがジヒドロベンゾフランから二段階で効率的に得られた。次に、得られたQMAを我々が以前に報告している[3+2]カップリング反応の条件に付した結果、反応は問題なく進行し、種々の置換基を有するテトラヒドロベンゾジフランの合成に成功した。また、反応点に置換基を有するQMAを用いると位置選択性の異なるテトラヒドロベンゾジフランが得られた以上、我々が開発した手法を繰り返し行うことでテトラヒドロベンゾジフランを合成できることを明らかとした。本法は、異なる求核種を段階的に導入するため対称および非対称のベンゾジフランの作り分けが可能である。
英文摘要
テトラヒドロベンゾジフランは生物活性天然物や機能性物質の基本骨格として存在しているため、それらの合成法の開発は重要な研究課題である。我々は以前、QMAとアルケン求核種の[3+2]カップリング反応によるジヒドロベンゾフラン骨格の構築法を報告している(Org. Lett., 2011, 13, 4814.)。今回、本法を繰り返し行うことで一つの芳香環に二つのジヒドロフラン環が縮環したベンゾジフランが合成できるのではないかと考え、研究に着手した。まず、我々が以前に報告した手法で得られるジヒドロベンゾフランを用いてメトキシ基の脱保護、およびQMAへの酸化について検討した。メトキシ基の脱保護として一般的に用いられる酸性条件を種々検討したが、ジヒドロベンゾフラン環の開裂が起こり、望みの生成物は一切得られなかった。一方で、ヒドリド還元剤の一種であるL-Selectrideを用いるとほぼ定量的にフェノールが得られることがわかった。続く超原子価ヨウ素反応剤による酸化反応は問題無く進行し、QMAがジヒドロベンゾフランから二段階で効率的に得られた。次に、得られたQMAを我々が以前に報告している[3+2]カップリング反応の条件に付した結果、反応は問題なく進行し、種々の置換基を有するテトラヒドロベンゾジフランの合成に成功した。また、反応点に置換基を有するQMAを用いると位置選択性の異なるテトラヒドロベンゾジフランが得られた以上、我々が開発した手法を繰り返し行うことでテトラヒドロベンゾジフランを合成できることを明らかとした。本法は、異なる求核種を段階的に導入するため対称および非対称のベンゾジフランの作り分けが可能である。
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キノンモノアセタールを利用するフェノールクロスカップリング体の選択的合成
使用醌单缩醛选择性合成苯酚交叉偶联产物
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
影响因子:
--
作者:
[土肥寿文, 坪島昴平, 高室ひと穂, 上田中徹, 北泰行]
通讯作者:
北泰行
キノンモノアセタールを利用したフェノールオルト位求核種カップリング
使用醌单缩醛进行苯酚邻位亲核偶联
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
影响因子:
--
作者:
[上田中徹, 高室ひと穂, 坪島昴平, 土肥寿文, 北泰行]
通讯作者:
北泰行
キノンモノアセタールと環状π炭素求核種によるベンゾフラン型縮環骨格の構築法
醌单缩醛和环状π碳亲核试剂构建苯并呋喃型稠环骨架的方法
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
影响因子:
--
作者:
[土肥 寿文, 高室 ひと穂, 上田中徹, 北泰行]
通讯作者:
北泰行
新規活性化法を用いる非対称キノン誘導体への選択的求核種導入法の開発とその応用
利用新型活化方法将亲核试剂选择性引入不对称醌衍生物的方法的开发及其应用
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Tohru Kamitanaka, Naohiko Washimi, Yinjun Hu, Toshifumi Dohi, Yasuyuki Kita, 上田中徹]
通讯作者:
上田中徹
新規活性化法を用いるキノン誘導体への選択的求核種導入反応
使用新型活化方法将选择性亲核试剂引入醌衍生物中
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[上田中 徹, 鷲見尚彦, Yinju Hu, 土肥寿文, 北 泰行]
通讯作者:
北 泰行
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