リソソームプロテアーゼのポドサイトにおける役割と慢性腎臓病の進展メカニズムの解明
リソソームプロテアーゼのポドサイトにおける役割と慢性腎臓病の進展メカニズムの解明
批准号:
14J12268
负责人:
野中 香苗
金额:
$1.09万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2014
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2014-04-25 至 2016-03-31
中文摘要
◎カテプシンL(CL)とポドサイト障害CLは重要なポドサイト関連タンパクの分解に関与しており、腎障害時にCLの発現が亢進し、それらのタンパクを過剰分解することで、ポドサイト障害を増悪させることが報告されている。昨年度までの研究で、CLノックアウトマウスに糸球体硬化モデルであるアドリアマイシンを投与すると、前述の基質の分解が抑制され、野生型と比し、糸球体硬化が有意に少ないことが明らかとなっていた。本年度、CLの新たな基質(Protein X)が腎障害時に過剰分解され、スリット膜が崩壊し、ポドサイトがアポトーシスに至ることが明らかとなった。◎カテプシンD(CD)とポドサイト障害昨年度までの研究でポドサイト特異的CDノックアウトマウスは生後5ヵ月でタンパク尿が出現、加齢と共に糸球体硬化が進行し、生存期間は野生型に比し短いことが明らかとなっていた。さらに、CD欠損がポドサイト障害をもたらす機序として、①オートファジー・リソソーム経路が停滞しアポトーシスに至ること、②CDの基質であるATP合成酵素サブユニットCがリソソーム内へ蓄積し、神経細胞と同様の細胞障害をもたらすことも示された。本年度の研究で、スリット膜を構成するポドシンとネフリンがCDの基質であることが新たに明らかとなった。ポドサイト特異的CDノックアウトマウスでは、ポドシン・ネフリンがスリット膜から細胞質に局在変化し、蓄積していた。さらに、ヒト腎生検組織でCD発現の変化を検討した結果、腎予後良好な微小変化群では糸球体内のCDの発現が亢進し、腎予後不良な巣状分節性糸球体硬化症では発現が低下していた。本研究により、ポドサイトの恒常性にCDが重要な役割を果たしていることが初めて明らかとなった。さらに糸球体におけるCDの発現がヒト慢性腎臓病の病態と関連している可能性も示された。
英文摘要
◎カテプシンL(CL)とポドサイト障害CLは重要なポドサイト関連タンパクの分解に関与しており、腎障害時にCLの発現が亢進し、それらのタンパクを過剰分解することで、ポドサイト障害を増悪させることが報告されている。昨年度までの研究で、CLノックアウトマウスに糸球体硬化モデルであるアドリアマイシンを投与すると、前述の基質の分解が抑制され、野生型と比し、糸球体硬化が有意に少ないことが明らかとなっていた。本年度、CLの新たな基質(Protein X)が腎障害時に過剰分解され、スリット膜が崩壊し、ポドサイトがアポトーシスに至ることが明らかとなった。◎カテプシンD(CD)とポドサイト障害昨年度までの研究でポドサイト特異的CDノックアウトマウスは生後5ヵ月でタンパク尿が出現、加齢と共に糸球体硬化が進行し、生存期間は野生型に比し短いことが明らかとなっていた。さらに、CD欠損がポドサイト障害をもたらす機序として、①オートファジー・リソソーム経路が停滞しアポトーシスに至ること、②CDの基質であるATP合成酵素サブユニットCがリソソーム内へ蓄積し、神経細胞と同様の細胞障害をもたらすことも示された。本年度の研究で、スリット膜を構成するポドシンとネフリンがCDの基質であることが新たに明らかとなった。ポドサイト特異的CDノックアウトマウスでは、ポドシン・ネフリンがスリット膜から細胞質に局在変化し、蓄積していた。さらに、ヒト腎生検組織でCD発現の変化を検討した結果、腎予後良好な微小変化群では糸球体内のCDの発現が亢進し、腎予後不良な巣状分節性糸球体硬化症では発現が低下していた。本研究により、ポドサイトの恒常性にCDが重要な役割を果たしていることが初めて明らかとなった。さらに糸球体におけるCDの発現がヒト慢性腎臓病の病態と関連している可能性も示された。
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カテプシンDのポドサイトにおける役割と慢性腎臓病の進展メカニズムの解明
阐明组织蛋白酶 D 在足细胞中的作用以及慢性肾病进展的机制
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[野中 香苗, 乳原 善文, 諏訪部 達也, 住田 圭一, 平松 里佳子, 長谷川 詠子, 豊原 敬文, 広浜 大五郎, 山内 真之, 山内 淳司, 早見 典子, 冨永 直人, 星野 純一, 澤 直樹, 竹本 文美, 黒田 陽子, 大橋 健一, 高市 憲明, 橋口 明典, 湯村 和子, 山本香苗,淺沼克彦,小池正人,高木美幸,Oliva Trejo JA,関卓人,日高輝夫,市村浩一郎,坂井建雄,上野隆,内山安男,富野康日己, 野中香苗,淺沼克彦,小池正人,上野隆,内山安男,富野康日己]
通讯作者:
野中香苗,淺沼克彦,小池正人,上野隆,内山安男,富野康日己
糸球体ポドサイトの機能と疾患
肾小球足细胞功能和疾病
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
実験医学34巻8号
影响因子:
--
作者:
[Yamamoto-Nonaka K, Koike M, Asanuma K, Takagi-Akiba M, Oliva Trejo JA, Seki T, Hidaka T, Ichimura K, Sakai T, Tada N, Ueno T, Uchiyama Y, Tomino Y., 淺沼克彦,山本香苗]
通讯作者:
淺沼克彦,山本香苗
ポドサイトのオートファジー
足细胞自噬
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
腎と透析
影响因子:
--
作者:
[野中 香苗, 淺沼 克彦]
通讯作者:
淺沼 克彦
DOI:
10.1371/journal.pone.0114400
发表时间:
2014
期刊:
PloS one
影响因子:
3.7
作者:
[Seki T, Asanuma K, Asao R, Nonaka K, Sasaki Y, Oliva Trejo JA, Kurosawa H, Hirayama Y, Horikoshi S, Tomino Y, Saito A]
通讯作者:
Saito A
DOI:
10.1681/asn.2015040366
发表时间:
2016-01
期刊:
Journal of the American Society of Nephrology : JASN
影响因子:
--
作者:
[Kanae Yamamoto-Nonaka;M. Koike;K. Asanuma;M. Takagi;Juan Alejandro Oliva Trejo;Takuto Seki;Teruo Hidaka-Teruo]
通讯作者:
Kanae Yamamoto-Nonaka;M. Koike;K. Asanuma;M. Takagi;Juan Alejandro Oliva Trejo;Takuto Seki;Teruo Hidaka-Teruo
共 7 条
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