地震波干渉法を用いた地殻応力モニタリングに向けて
地震波干渉法を用いた地殻応力モニタリングに向けて
批准号:
15J11322
负责人:
高木 涼太
金额:
$0.92万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2015
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2015-04-24 至 2016-03-31
中文摘要
地震波干渉法とは,常時微動やコーダ波などのランダムな波動場の相互相関関数から2点間のグリーン関数を抽出する方法である.観測された波動場から繰り返しグリーン関数を抽出すれば,2観測点間の地震波速度や異方性といった地下構造の時間変化を検出できる.地殻内の応力変化は岩石中の微小クラック状態を変化させると考えられるため,高精度の地震波速度時間変化検出は地殻応力モニタリングの有効な手段となり得る.地震波干渉法を用いて精度良く地下構造変化を推定するためには,基礎データとなる常時微動やコーダ波の特徴を十分理解する必要がある.そのため,粒子軌跡を用いた波動の到来方向推定手法を高感度地震観測網Hi-net全点のデータに適用し,日本列島における常時微動とコーダ波の指向性について検討した.その結果,顕著な到来方向の地域性・周波数依存性と時間変化が見られ,常時微動波動場が海洋波浪と地下不均質構造に依存していることがわかった.また,日本付近で発生した大地震の長周期コーダ波には,東から西へ伝播する波動成分が多く含まれていることを見出した.先行研究や数値シミュレーションとの比較から,この波動は海水中にトラップされた多重反射波からの散乱波であることが明らかになった.日本列島で観測される長周期コーダ波には海水層を含む構造の影響が現れると考えられる.常時微動やコーダ波は等方的な波動場と仮定されることが多いが,実際には指向性が存在するため,地震波干渉法を用いた地震波速度変化検出に対する影響の評価が重要だと考えられる.
英文摘要
地震波干渉法とは,常時微動やコーダ波などのランダムな波動場の相互相関関数から2点間のグリーン関数を抽出する方法である.観測された波動場から繰り返しグリーン関数を抽出すれば,2観測点間の地震波速度や異方性といった地下構造の時間変化を検出できる.地殻内の応力変化は岩石中の微小クラック状態を変化させると考えられるため,高精度の地震波速度時間変化検出は地殻応力モニタリングの有効な手段となり得る.地震波干渉法を用いて精度良く地下構造変化を推定するためには,基礎データとなる常時微動やコーダ波の特徴を十分理解する必要がある.そのため,粒子軌跡を用いた波動の到来方向推定手法を高感度地震観測網Hi-net全点のデータに適用し,日本列島における常時微動とコーダ波の指向性について検討した.その結果,顕著な到来方向の地域性・周波数依存性と時間変化が見られ,常時微動波動場が海洋波浪と地下不均質構造に依存していることがわかった.また,日本付近で発生した大地震の長周期コーダ波には,東から西へ伝播する波動成分が多く含まれていることを見出した.先行研究や数値シミュレーションとの比較から,この波動は海水中にトラップされた多重反射波からの散乱波であることが明らかになった.日本列島で観測される長周期コーダ波には海水層を含む構造の影響が現れると考えられる.常時微動やコーダ波は等方的な波動場と仮定されることが多いが,実際には指向性が存在するため,地震波干渉法を用いた地震波速度変化検出に対する影響の評価が重要だと考えられる.
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
粒子軌跡を用いたランダム波動の到来方向推定
使用粒子轨迹估计随机波的到达方向
DOI:
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发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Saito, R., Okuzumi, H., Kokubun, M., & Kobayashi, I., 斎藤遼太郎・奥住秀之・國分充, 高木涼太]
通讯作者:
高木涼太
沈み込み帯浅部の地震波速度・異方性構造とプレート境界すべり様式の関係
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批准号:23K03522
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.41万
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财政年份:2023
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负责人:高木 涼太
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依托单位:
海外基金