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展示収蔵施設で用いられる合板からの酢酸ガス発生機構の解明

展示収蔵施設で用いられる合板からの酢酸ガス発生機構の解明
阐明展览和储存设施中使用的胶合板产生乙酸气体的机理
批准号:
16J05622
负责人:
古田嶋 智子
金额:
$0.83万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2016
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2016-04-22 至 2018-03-31

项目摘要

项目成果

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今年度は、前年度より引き続き、数値解析を用いて合板からの酢酸放散挙動の解析をおこなった。そして、合板からの酢酸発生の外的要因として製造工程にある熱処理について、内的要因として木材ヘミセルロースのアセチル基量について、それぞれが酢酸発生に及ぼす影響について確認した。前年度までの研究を発展させて、合板からの酢酸放散速度に二重指数関数モデルを用いて回帰分析を実施し、本モデルが適応することを再確認した。合板からの酢酸放散挙動を数値化することで放散予測を可能とし、各合板からの酢酸放散の傾向と定量的な比較手段を得ることに成功した。合板からの酢酸放散速度に構成材料である薄板材と同じく関数モデルが適応し、減衰挙動が同様となることは、合板からの主たる酢酸放散源が薄板材であることをあらためて示している。合板の製造工程である単板乾燥処理による酢酸放散への影響について検討をおこなった。合板構成材料である薄板材を用いて、乾燥処理、および自然乾燥させて試料とし、小型チャンバー法による放散試験を実施した。その結果、乾燥処理により一時的に薄板材からの酢酸の放散が大きくなることがわかった。また、21日経過後の放散試験では、乾燥処理試料と自然乾燥試料の酢酸放散量は近似した値となり、乾燥処理による酢酸放散量の変化は時間の経過とともに小さくなることを確認した。合板に用いられる樹種によりアセチル基量も異なる可能性が高いと推測し、ヘミセルロースをメタノール塩酸で分解し、酢酸メタノール量からアセチル基量を求めたが、本試験では樹種ごとの差を得ることはできなかった。試験方法により定量精度は異なるため、別の試験方法を用いて検討する必要があると考える。
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