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アーレント世界疎外論の射程――ケアのグローバル化に対する批判的研究

アーレント世界疎外論の射程――ケアのグローバル化に対する批判的研究
阿伦特全球异化理论的范围:对护理全球化的批判性研究
批准号:
16J07577
负责人:
對馬 果莉
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2016
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2016-04-22 至 2018-03-31

项目摘要

项目成果

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中文摘要
翻译
平成29年度は、フェミニストによる「ケアの倫理」分野の論文と、フェミニストによるアーレント研究の接点を探るべく、フェミニストでありケアの倫理論者である、サラ・ルディックとエヴァ・フェダー・キテイの2000年に行われた議論に注目した。キテイは1999年に、現在の「ケアの倫理」分野の最重要文献の一つとなっている『愛の労働』を出版した。2000年12月には、女性哲学会とアメリカ哲学会東洋部会の共催で、キテイの『愛の労働』についてのシンポジウムが行われた。このシンポジウムの中で、ルディックは、キテイの示す人間像とアーレントの「代表的意義/重要性representative significance」という概念を引き合いに出して、コメントしている。ルディックは、特に、キテイが娘セーシャについての個人的な語りを入れている点を、依存労働と関係性について、これまで理解されてこなかったことを照射するための「代表的な重要性」を有していると指摘した。「ケアの倫理」が「正義の倫理」と対照的なものとして、「具体性はあるが普遍的でないもの」として矮小化された図式に落とし込まれてきた状況に対抗して、アーレント思想における「代表的意義/重要性」概念が、「ケアの倫理」やフェミニズム理論における普遍性のあり方を言語化する際に、重要な役割を果たす可能性があることが分かった。平成29年度の研究成果としては、同志社大学グローバル・スタディーズ研究科編集の雑誌『RONDO論堂』(1号)のコラムとして、現代日本の女性の「疎外」の状況について発表した。また、雑誌『女たちの21世紀』(92号)に、アーレントの書名『暗い時代の人々』のオマージュとして書かれた森まゆみ著『暗い時代の人々』の書評を発表した。
英文摘要
平成29年度は、フェミニストによる「ケアの倫理」分野の論文と、フェミニストによるアーレント研究の接点を探るべく、フェミニストでありケアの倫理論者である、サラ・ルディックとエヴァ・フェダー・キテイの2000年に行われた議論に注目した。キテイは1999年に、現在の「ケアの倫理」分野の最重要文献の一つとなっている『愛の労働』を出版した。2000年12月には、女性哲学会とアメリカ哲学会東洋部会の共催で、キテイの『愛の労働』についてのシンポジウムが行われた。このシンポジウムの中で、ルディックは、キテイの示す人間像とアーレントの「代表的意義/重要性representative significance」という概念を引き合いに出して、コメントしている。ルディックは、特に、キテイが娘セーシャについての個人的な語りを入れている点を、依存労働と関係性について、これまで理解されてこなかったことを照射するための「代表的な重要性」を有していると指摘した。「ケアの倫理」が「正義の倫理」と対照的なものとして、「具体性はあるが普遍的でないもの」として矮小化された図式に落とし込まれてきた状況に対抗して、アーレント思想における「代表的意義/重要性」概念が、「ケアの倫理」やフェミニズム理論における普遍性のあり方を言語化する際に、重要な役割を果たす可能性があることが分かった。平成29年度の研究成果としては、同志社大学グローバル・スタディーズ研究科編集の雑誌『RONDO論堂』(1号)のコラムとして、現代日本の女性の「疎外」の状況について発表した。また、雑誌『女たちの21世紀』(92号)に、アーレントの書名『暗い時代の人々』のオマージュとして書かれた森まゆみ著『暗い時代の人々』の書評を発表した。
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