盗葉緑体性渦鞭毛藻の細胞内共生に必要な宿主・共生体の内的変化と外的環境要因の解明

阐明盗贼叶绿体甲藻内共生所需的宿主/共生体的内部变化和外部环境因素

• 批准号: 18J01089
• 负责人: 大沼 亮
• 金额: $ 2.58万
• 依托单位: National Institute of Genetics
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2018
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2018-04-25 至 2021-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18J01089/
• 关键词: 盗葉緑体; 渦鞭毛藻; クリプト藻; 細胞内共生; Nusuttodinium

令和2年度は、昨年度から継続して、宿主渦鞭毛藻に取り込まれる前と取り込まれた後のトランスクリプトーム変動解析、様々な光強度での培養実験を行った。解析・培養実験の結果、取り込まれたクリプト藻の核が多倍体化すること、明暗の切り替えに対して転写応答がなくなること、強光下での生存にはクリプト藻核の維持が重要であることが明らかとなった。共生藻核の多倍体化と転写制御の喪失は、永続的な共生を確立した他の藻類にも見られる現象であるという共通性を見出した。これらを投稿論文としてまとめ、微生物生態学の国際誌「The ISME Journal」に投稿し、受理および発表に至った。令和2年度は、渦鞭毛藻とクリプト藻の一時的共生系だけではなく、ミドリアメーバ（Mayorella viridis）とクロレラの任意共生系を用いた解析に展開した。既存のミドリアメーバ株には2種のクロレラが混在しており、一方はミドリアメーバが共生藻として使えるクロレラであるが、他方ではミドリアメーバが生育しないことが明らかとなった。ミドリアメーバに共生できるクロレラと、共生できないクロレラのトランスクリプトームの変動解析を行ったところ、共生できるクロレラは、マヨレラに取り込まれた後に、光合成に関連する遺伝子群の発現上昇が見られるが、共生できないクロレラではそのような発現上昇が起こらないことが明らかとなった。

In the second year, the culture of host spirulina was carried out according to the change of light intensity. Analysis of culture results, selection of polyploidization of algae nuclei, light and dark alternation of algae nuclei, survival of algae nuclei under strong light, and maintenance of algae nuclei The symbiosis of polyploidy and control is established in other algae. International Journal of Microbial Ecology "The ISME Journal" for submission, acceptance and submission In order to analyze the symbiotic system of Mayorella viridis and Mayorella viridis in the second year, There are two kinds of symbiotic algae in the existing plants, one is mixed with the other, and the other is mixed with the other. The occurrence of photosynthesis-related gene subgroup increases, and the occurrence of symbiosis increases.