幕末から明治期における工芸品としてのちりめん絵の皴加工技術と構成材料の解明
幕末から明治期における工芸品としてのちりめん絵の皴加工技術と構成材料の解明
批准号:
22K00180
负责人:
一宮 八重
金额:
$2.58万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
ちりめん絵資料は個人所蔵されているケースが多いことから、殆ど分析調査が進んでおらず、全容が把握されていなかった。現存する資料数や内容などをまとめた調査報告例はない。精緻な縮緬加工を施したちりめん絵は、明治期の輸出工芸品であったにもかかわらず、その独特な加工技術に関する記述が残存していない等、基本的な知見が乏しい。本研究では、色材の科学分析と皴の形状およびそれら変遷を科学的に検討することにより、ちりめん絵の制作年代を始めとした実態及びその多様性を解明することを目的とする。擬革紙など現存する紙加工技術との共通性を整理し、皴加工が表現法の一つとして木版画に応用された背景を把握することを目指している。本年度はまず既存資料の整理を目指し、個人コレクター所蔵資料の悉皆調査を開始した。研究開始前は600点ほどの資料数との認識であったが、実際の悉皆調査により現在までに1000点以上の調査を行った。調査結果をもとに資料一覧表の作成を開始した。今年度の調査項目としては、資料の摺られた年代、版元、彫師など資料から読解できる文字情報をまとめた。また、スキャナーで資料の表と裏を読み取る作業により、資料状態の記録を進めた。一方、ちりめん加工技術の把握のためには縮小率の計算を行う必要がある。サイズ測定のため方眼スケール入りにてスキャンも行い、画像から資料サイズを計測した。ちりめん絵制作の背景を調査するため、年代別の資料数の把握も行った。これらの情報を記載した一覧表の作成に着手し、現在までにこれらの悉皆調査は大幅に進み、ちりめん加工前の大判資料も含め1300点あまりの資料情報をまとめている。来年度の学会発表および研究会開催に向けた準備を進めている。
英文摘要
ちりめん絵資料は個人所蔵されているケースが多いことから、殆ど分析調査が進んでおらず、全容が把握されていなかった。現存する資料数や内容などをまとめた調査報告例はない。精緻な縮緬加工を施したちりめん絵は、明治期の輸出工芸品であったにもかかわらず、その独特な加工技術に関する記述が残存していない等、基本的な知見が乏しい。本研究では、色材の科学分析と皴の形状およびそれら変遷を科学的に検討することにより、ちりめん絵の制作年代を始めとした実態及びその多様性を解明することを目的とする。擬革紙など現存する紙加工技術との共通性を整理し、皴加工が表現法の一つとして木版画に応用された背景を把握することを目指している。本年度はまず既存資料の整理を目指し、個人コレクター所蔵資料の悉皆調査を開始した。研究開始前は600点ほどの資料数との認識であったが、実際の悉皆調査により現在までに1000点以上の調査を行った。調査結果をもとに資料一覧表の作成を開始した。今年度の調査項目としては、資料の摺られた年代、版元、彫師など資料から読解できる文字情報をまとめた。また、スキャナーで資料の表と裏を読み取る作業により、資料状態の記録を進めた。一方、ちりめん加工技術の把握のためには縮小率の計算を行う必要がある。サイズ測定のため方眼スケール入りにてスキャンも行い、画像から資料サイズを計測した。ちりめん絵制作の背景を調査するため、年代別の資料数の把握も行った。これらの情報を記載した一覧表の作成に着手し、現在までにこれらの悉皆調査は大幅に進み、ちりめん加工前の大判資料も含め1300点あまりの資料情報をまとめている。来年度の学会発表および研究会開催に向けた準備を進めている。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
現存する縮緬絵から推測するその多様性に関する考察
考虑从现有的绉纱画中推断出的多样性
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[山本親, 川上宏, 一宮八重, 大和あすか, 日比谷孟俊]
通讯作者:
日比谷孟俊
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