Study on immune evasion strategy and mechanism of the promotion of carcinogenesis of HTLV-1-infected cells
Study on immune evasion strategy and mechanism of the promotion of carcinogenesis of HTLV-1-infected cells
批准号:
22K07172
负责人:
中畑 新吾
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
ヒトT 細胞白血病ウイルス1 型(HTLV-1)キャリアの数%が成人T細胞白血病(ATL)を発症するが、HTLV-1感染T細胞がクローン増殖へと移行する宿主環境因子については明らかでない。一部のキャリアでは感染防御免疫能の減弱により日和見感染を合併し、慢性炎症状態が活発になることから、日和見感染の併発は発症危険因子の一つと推測される。我々は、この慢性炎症を引き起こす宿主環境因子として、体内で最大の共生生物である腸内細菌叢に注目している。今回、HTLV-1キャリアおよびATL患者の便由来の腸内細菌の16S rRNAシークエンス解析およびメタゲノム解析から、特定の腸内細菌群がハイリスクHTLV-1キャリアやATL患者で変動しており、腫瘍量等と正に相関する細菌群が存在することを見出した。さらに、メタゲノム情報に基づいた機能遺伝子の解析から、ATL患者においてエンリッチされる腸内代謝経路を同定した。この代謝経路のうち、ハイリスクキャリアやATL患者で増加する腸内細菌の代謝産物がHTLV-1感染T細胞株およびATL細胞株の増殖を有意に促進することを見出した。この代謝物は、細胞の酸化ストレスを増加させることや、酸化ストレスの刺激ががん遺伝子として機能するHTLV-1 /Taxの発現を誘導することが報告されており、これらの量の変化がATLの発症や進行を制御するコファクターとなりうることが示唆された。
英文摘要
ヒトT 細胞白血病ウイルス1 型(HTLV-1)キャリアの数%が成人T細胞白血病(ATL)を発症するが、HTLV-1感染T細胞がクローン増殖へと移行する宿主環境因子については明らかでない。一部のキャリアでは感染防御免疫能の減弱により日和見感染を合併し、慢性炎症状態が活発になることから、日和見感染の併発は発症危険因子の一つと推測される。我々は、この慢性炎症を引き起こす宿主環境因子として、体内で最大の共生生物である腸内細菌叢に注目している。今回、HTLV-1キャリアおよびATL患者の便由来の腸内細菌の16S rRNAシークエンス解析およびメタゲノム解析から、特定の腸内細菌群がハイリスクHTLV-1キャリアやATL患者で変動しており、腫瘍量等と正に相関する細菌群が存在することを見出した。さらに、メタゲノム情報に基づいた機能遺伝子の解析から、ATL患者においてエンリッチされる腸内代謝経路を同定した。この代謝経路のうち、ハイリスクキャリアやATL患者で増加する腸内細菌の代謝産物がHTLV-1感染T細胞株およびATL細胞株の増殖を有意に促進することを見出した。この代謝物は、細胞の酸化ストレスを増加させることや、酸化ストレスの刺激ががん遺伝子として機能するHTLV-1 /Taxの発現を誘導することが報告されており、これらの量の変化がATLの発症や進行を制御するコファクターとなりうることが示唆された。
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